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ブログ

【イベント参加レポート】「IBM TechXchange Summit Japan 2026 Summer」に参加してきた

こんにちは!4月にエヌアイシー・パートナーズへ入社いたしました、新入社員です。

今回、私たち新人が社会人として初めてIBM様のイベントに参加してまいりました!
会場の熱気や学びについて、私たち新人の感想と、先輩社員のレポートをあわせてお届けいたします。

2026年7月24日(金)、日本IBM 虎ノ門本社にて開催された「TechXchange Summit Japan 2026 Summer」に参加してきました。

本イベントは、「Agentic Enterprise in Action ― 実践で磨く、価値提案の新しいかたち ―」をテーマに、生成AIやAgentic AIを企業の業務やITに取り入れ、ビジネスの価値につなげる方法を学ぶ技術者向けイベントです。AI活用の最新動向をはじめ、IBM Bobを活用した開発支援や、AIを安全に運用するためのセッションなどが多数行われました。

会場では、大きな立体Bobの展示と東京タワーを同時に一望できたほか、最近研修で学習したPowerSystemsの実物も間近で見ることができ、「知識が本物と繋がった!」というリアルイベントならではの感動を味わいました。

それでは、当日の様子や学びについて、新人と先輩それぞれの視点からご紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください!

基調講演

ソリューション推進部の村上です。

基調講演では日本IBMの菱沼様・藤田様が登壇され、単なる業務効率化を超え、業務やシステム自体をAI前提で再設計する「AIファースト」への転換期にあると説明されました。

講演ではIBMの5つのフォーカス・プラットフォームが紹介されました。AI駆動開発では IBM Bob や ALSEA の活用により、AI利用時の品質・整合性・統制を確保する考え方が提示されました。また、各種エージェントやクラウド等を横断統制するwatsonx Orchestrateのコントロールプレーンは、今後のマルチAI環境を安全・継続的に運用する上で重要とされています。

セキュリティ面では、非人間ID前提のゼロトラストや IBM Concert Platform による脆弱性の可視化・優先順位付け・修復の自動化が紹介されました。AIエージェント等の急増に伴い手作業の対応は限界を迎えており、業務影響や悪用可能性を踏まえた修復の自動化が不可欠と強調されました。

本講演を通じ、AI活用の本質は導入自体ではなく、分散するシステムやエージェントを横断的に把握・統制し、脆弱性を迅速に自動修復できる運用基盤を整えることだと再確認できました。

セッション

AIって結局どう使われてる? — 現場のリアルと案件が進むポイント

新入社員の関根です。

IBM Champion 3名による講演を通じて、AIの活用事例を伺いました。印象に残ったのは、AI活用はできるかどうかを考えるよりも、リスクを管理した上でまずは試してみることが大切だという考え方です。

特に大切なのは、面白そうという好奇心を持って一歩踏み出すことだとを学びました。株式会社ゲットワークス の境川様は、IBM Instanaとwatsonxを連携させ、これまで見えにくかったGPUの稼働状況等を可視化し、データセンター運用の最適化に繋げたと仰っていました。これは面白そうだからやってみようという好奇心から始まったものだと考えており、アイデアが出てからわずか半日で実装が完了し、3月にはプレスリリースに至ったそうです。 この事例から、 早く試して学ぶ姿勢を持ち、私自身AIを便利なツールとして使うだけでなく、仕事を支えるパートナーとして使っていけるかが、今後活用していく基準になっていくと感じました。

今後は小さな業務でも面白そうだなと思ったらAIを積極的に使っていき、失敗しながら学び理解を深めていきます。そして、AIを使いこなせるようになるため勉強を重ねていきます。

パートナー様のビジネスを加速するNI+CPのBob技術支援とユースケース創出支援

新入社員の高木です。

弊社社員の佐野が登壇した、IBM Bobを活用した開発支援に関する講演を聴講しました。
生成AIは文章作成や情報収集に利用するイメージが強い一方で、IBM Bobは、既存システムの調査、仕様書・設計書の作成、アプリケーションの移行、テストや性能改善など、開発の幅広い場面で活用できます。講演では、NI+C PにおけるIBM Bob活用の取り組みとして、その具体的な事例をご紹介しました。

特に、ExcelマクロからGoogle Apps Script(GAS)への移行支援は、IBM Bobの活用効果を示す事例の一つです。GASとは、Googleのサービス上で業務を自動化するための仕組みです。移行可否の検討、実装、テスト、性能改善、ドキュメント作成といった約6週間分に相当する作業を、IBM Bobの活用により約2.5日で実施しました。

AIが既存コードの分析や改善案の提示を支援することで、開発者はお客様の課題整理や最終判断など、より重要な業務に集中できます。AIは人の仕事を単に置き換える存在ではなく、業務の改善や新たな価値の創出を支えるパートナーになると実感しました。私も日々の業務でAIを活かせる場面を探し、挑戦していきたいと思います。

中部から発信 IBM Bob × 若手の実践事例

新入社員の庄子です。

IBM Championの毛利さん、佐脇さん、上田さんによるIBM Bob活用の実践事例を伺いました。中部地区では、若手メンバーがIBM Bobを活用して身近な業務課題を解決し、AI活用の実践者を育成・拡大する取り組みを進めています。

印象に残ったのは二つの事例です。
一つ目は、アプリケーションの一次レビューです。JavaScriptやHTMLで作られたアプリケーションに対し、コーディング規約、セキュリティー、エラー処理などのルールをBobに設定します。定型的な確認をBobに任せることで、レビュー時間の削減、確認観点のばらつき抑制、ルールの標準化を目指せます。人は指摘内容の妥当性判断や、業務上の事情を踏まえた最終確認に集中できます。
二つ目は、約30店舗の売上やKPIを可視化するダッシュボードです。POSデータやExcelに分散した情報を整理し、利用者との会話を通じて何を知り、どのような判断につなげるかを明確にします。数字を表示するだけではなく、経営や現場の問いを形にすることが重要だと学びました。

技術力だけでなく、課題設定、社会的意義、実現性、伝える力も評価されるというお話は、新入社員の私にとって大きな刺激でした。開発者でなくても業務課題から価値を生み出せることを学び、私も第一歩を踏み出したいと思います。

Automationブランド – HashiCorp Vault ハンズオン

ソリューション推進部 和田です。

ハンズオン「初めての方も大歓迎、HashiCorp Vaultに触ってみよう」に参加しました。

今回のハンズオンでは、手元のブラウザから実際にVaultを操作し、「動的シークレットの発行」に関するシナリオを体験しました。
サーバーやデータベースへアクセスするためのシークレットを一元管理できるというVaultの強みを、身をもって体感できる内容でした。
特に印象的だったのは、その場で有効期限付きのシークレットを発行し、有効期限が切れると自動的にアクセスできなくなる挙動です。権限管理の安全性が手軽に高まる感覚を味わえました。

暗号化キーや認証情報の運用管理コストを大幅に削減できる点においても、非常に魅力的なツールだと感じています。
初めて触るツールでしたが、セキュリティ運用に対するハードルが一気に下がる、満足度の高いハンズオンでした。

Data Platformブランド – IBM Bob×CPLEXハンズオン

ソリューション推進部 高村です。

私は「IBM Bob で最適化問題を解いてみよう IBM Bob×CPLEX」に参加しました。CPLEXとは、「最適化問題」のためのソフトウェアです。最適化問題とは、与えられた条件のもとで目的となる値を最も良いものにする解を数学的に求める手法です。例えば、車両配車計画、サポート人員シフト計画などは制約条件や満たすべきルールが複雑であったり、様々な組み合わせがあり本当に最適な答えをみつけにくいといった課題があります。この課題に対してCPLEXを利用すると高速に高精度に最適解を導くことが可能です。

CPLEXを利用するには、入力データ、決定変数の選定や問題処理のためのPythonやOPL言語でコードを書く必要があります。今回は、最適化のための計画作成からコーディングまでをIBM Bobと組み合わせて行うハンズオンに参加してきました。ハンズオンではクーポンメール送付の最適化のシナリオを行いました。Bobのワークスペースに予測データ(csv)を配置し、Bobにクーポンメールを送付する際の制約事項とCPLEXを利用して解を求め、最後にHTMLファイルでレポートを作成するよう指示をします。指示を受けたBobはcsvファイルの内容を確認し、Agentモードでdocplex(Pythonライブラリ)を利用したコーディングを開始し、実装から出力までスムーズに進んで10分程度でHTMLレポートが完成しました。以下の画面は、アウトプットとして出力されたHTMLレポートの一部です。

制約条件や決定変数をBobと相談しながら決められ、コーディングまで支援してもらえるため、CPLEX活用の工数削減が大いに期待できると感じました。またハードルの高かったコーディング作業がぐっと身近になったと実感できるハンズオンでした。

まとめ

今回の「TechXchange Summit Japan 2026 Summer」を通じて、AIは単なる新しい技術というだけでなく、私たちの業務やお客様への価値提案のあり方を大きく変える可能性を持っていると感じました。
一方で、AIを効果的かつ安全に活用するためには、技術そのものを理解するだけでなく、「どの業務課題にどう活かすか」をしっかり考えることが大切だと学べたのは大きな収穫となりました。

また、会場ではハンズオンセッションも豊富に用意されており、実際に手を動かしながら学べる機会が多くとても勉強になりました。
今回の体験を今後の業務にも活かしていきたいと思います。次回開催も今からとても楽しみです。

※本ブログには筆者の主観が含まれておりますことをご了承ください。

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エヌアイシー・パートナーズ株式会社
技術企画本部

E-mail:nicp_support@NIandC.co.jp

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