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こんにちは。てくさぽBLOGメンバーの佐野です。 この度弊社テクニカルチームで、IT資産管理ソリューションである「Flexera One with IBM Observability(以下 Flexera One)」を導入検証してみました。 Flexera One がどういうソリューションなのかご存知で無い方も多いと思いますので、今回の Part1 ではソリューションの概要をご説明し、次回の Part2 で実際に使ってみた内容を共有いたします。 目次 資産管理を行う際の課題 Flexera Oneとは Flexera One検証環境概要 お問い合わせ 資産管理を行う際の課題 IT資産管理を行う際、デバイス管理ソリューションを入れている企業が多いかと思います。しかし、デバイスの管理だけでは OS上に導入されているアプリケーションの情報は収集できるものの、メーカーと契約し保有しているライセンス数量と実際に使っているライセンス数があっているか?を確認するために Excel などの表計算ソフトに転記して計算している、という方も多いのではないでしょうか。 もちろんその方法でも使用数量と保有ライセンス数量を管理すること自体はできますが、以下のような課題もあります。 独自ツールで情報を収集してから集計し報告までにタイムラグが生じる IBM製品をサブキャパシティで利用している場合には別途IBM License Metric Tool(以下 ILMT)での管理・監査レポートの出力が必要で労力がかかる 特にメーカー監査対応には労力や時間がかかる上に、ライセンス数が不足している場合には違反金を支払うリスクも生じます。そのため、普段から使用しているソフトウェアとその保有ライセンスが正しいかをチェックすることには非常に大切です。 Flexera Oneとは Flexera One は IT資産を最適化するための SaaSサービスで、Flexera社のサービスを IBM が OEM で提供しています。 このサービスを使うことで、IBM や Microsoft、Oracle など複数メーカーのソフトウェアの利用状況やライセンスの保有数量を一覧で確認できるようになり、数量の不足や買い忘れ・契約時期などを即座に把握することができます。 それだけでなくサポートの有無や契約と紐づけてライセンスを管理でき、過去の状況も含めて理解できることもポイントです。 さらに、導入したソフトウェアのライセンス管理だけでなく Microsoft 365 や Salesforce などの SaaS についてもサポートをしており、今まで個別に管理していたものを1か所で管理できるようになります。 また、弊社の主力取り扱い製品である IBM製品をサブキャパシティで利用している場合には ILMT での管理・監査レポートの出力が必要となりますが、Flexera One は ILMT の代わりに監査レポートを出力するツールとして認められています。(IBMサイト情報「Sub-capacity (Virtualization capacity) licensing」参照) ILMTとの違い IBMライセンスの監査をするという観点で、ILMT と Flexera One ではどのような違いがあるのでしょうか?スペックの違いを簡単にまとめました。 Flexera One ILMT 管理サーバー 不要 必要 管理サーバーのOS・speck ― Windows, Linux(5core/10GB)*1 中継マシン 必要 不要 ※構成可 中継マシンのOS・speck Windows(2core/8GB) ― 有償/無償 有償 無償 管理対象OS Windows, Linux, AIX, HP-UX, Solaris, Mac OS X Windows, Linux, AIX, Solaris, IBM i 管理対象SW マルチベンダー(IBM, Oracle, Microsoftなど)*2 IBM製品のみ *1. All-in-One構成のスペック*2. SalesforceなどのSaaSもライセンス管理可 運用面においては ILMT では最新バージョンが出たら自分でバージョンアップを実施する必要がありますが、Flexera One は SaaS のため管理サーバーのバージョンアップをご自身で実施する必要がありません。エージェントのバージョンアップも自動実行の設定ができるので、日常運用においても負荷が低くなります。 Flexera One ではこのような効果を見込める分 IBMライセンス監査のためだけのツールである ILMT よりもメリットがあり、コストの最適化とコンプライアンスの維持に大きな貢献をすることがこれらのことから分かります。 Flexera One の大きな機能としては以下があります。 IT資産管理 デバイスの可視化とダッシュボード クラウドコスト最適化 この中でも今回は「IT資産管理」機能について検証しました。 Flexera One検証環境概要 今回の検証環境概要は以下の図となります。 マルチベンダー製品を単一のコンソールで管理できることを確認することが大きな目的の一つであるため、Windows だけでなく Linux やAIX(IBM Power)の環境も準備し検証します。そのため、クラウド環境として Windows や Linux はもちろん、唯一 AIXサーバーを用意できる IBM Cloud を選定しています。 Flexera One は SaaS ですが、情報を収集し Flexera One環境へ送信するための "ビーコンサーバー" を構築する必要があります。ビーコンサーバーのシステム要件として Windowsサーバーが必須ですが、今回のように管理対象サーバーが Windows、Linux、AIX いずれであっても1台を共通して利用できます。 このような環境で今回検証を行いました。次回の Part2 では、Flexera One検証内容とその結果を共有します。 お問い合わせ この記事に関するご質問は下記までご連絡ください。 エヌアイシー・パートナーズ株式会社技術支援本部E-Mail:nicp_support@NIandC.co.jp .highlighter { background: linear-gradient(transparent 50%, #ffff52 90% 90%, transparent 90%); } .anchor{ display: block; margin-top:-20px; padding-top:40px; } .btn_A{ height:30px; } .btn_A a{ display:block; width:100%; height:100%; text-decoration: none; background:#eb6100; text-align:center; border:1px solid #FFFFFF; color:#FFFFFF; font-size:16px; border-radius:50px; -webkit-border-radius:50px; -moz-border-radius:50px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #eb6100; transition: all 0.5s ease; } .btn_A a:hover{ background:#f56500; color:#999999; margin-left:0px; margin-top:0px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #f56500; } .bigger { font-size: larger; }
更新日:2025-06-12(更新履歴) 公開日:2023-01-11 こんにちは。エヌアイシー・パートナーズ 事業企画部の松田です。 Notes/Domino が日本でリリースされてから29年が経ちました。いまだに多くのお客様が情報系業務アプリケーションプラットフォームとして、そしてコミュニケーションインフラとして利用されています。 しかし Notes/Domino には同時に「古い」イメージが残っているようで、お客様からよく以下のようなお声をお聞きすることがあります。 そもそも Notes/Domino は機能拡張していないし、今後のロードマップもないのでは? 利用するには Notesクライアントという専用アプリケーションが必要で、いまだにブラウザでもスマホでも利用できないのでは? Dominoアプリケーションの開発・カスタマイズは、Dominoデザイナーを使える人にしかできないのでは? 価格も高いのでは? このような「古い」イメージは最新の Notes/Domino ですべて解決しています。それぞれが現在の最新バージョンでどうなっているか、本ブログでご紹介します。 目次 今後のロードマップは? 専用アプリケーションが必要?スマホ対応は? 専門知識や技術がないと開発やカスタマイズできない? 「ID」単位になったユーザーライセンスで価格はどうなった? まとめ 関連情報・資料 お問い合わせ 更新履歴 今後のロードマップは? 2018年10月の V10リリースを皮切りに順調にバージョンアップを重ね、2023年12月には V14 がリリースされています。つまり、6年で4つのメジャーバージョンがリリースされていることになります。IBM で V9 がリリースされたのが2013年4月なので V9 は5年半続いていましたが、もはやその時代とは違うのだというのがお分かりいただけると思います。 これは、HCL社の Notes/Domino へのコミットと投資が目に見えて実現している結果と言えるでしょう。 半数近くがバージョンアップ前 HCL社によると、サポートに問い合わせをするお客様の約半数近くが V9.0.X を利用しているそうです。年間メンテナンスを更新されていないお客様を考慮すると、さらに多くのお客様が V9 を利用中だと考えられます。先述の通り V9 から V10 リリース までが5年半と長かったので、依然として多くのお客様が V9 を利用しているという結果のようです。 旧バージョンが利用され続ける理由 なぜ、10年以上前にリリースされたバージョンを今も利用しているのでしょうか?Notes/Domino は良くも悪くも「特に問題なく機嫌よく動いてくれ、業務に密着したアプリケーションを利用し続けられる」というのも理由でしょう。しかし同時に、そしてそれ以上に、「Notes/Domino ならではの日常業務に密着したアプリケーション」を、サービスレベルを落とすことなく別のシステムに移行することは決して簡単ではないからです。 バージョンアップの必要性 セキュリティ面の対応のためには Notes/Domino も常に最新バージョンを利用する必要があります。また、サーバーリプレイスなどで OSバージョンアップを行うためには、Notes/Domino のバージョンもその OS をサポートしていなければなりません。そうでなければ仕様通りに稼働しない可能性があり、もちろん HCL社のサポートも対象外になってしまいます。そして、2024年5月31日には V9、V10 のサポートも終了します。 しかし、それだけではバージョンアップする理由としては不十分かもしれません。OS対応のためだけに Notes/Domino をバージョンアップしても、10年前と同じことを同じやり方で続けていては、それは「現状維持」ではなく「後退」と言えるでしょう。 では、V14 にすることによって、業務や働き方はどのように変わるのでしょうか。 専用アプリケーションが必要?スマホ対応は? 情報系システムは、PC からはブラウザで利用し外出先ではスマートフォンからも利用できる、というのはもはや当然です。Notes/Domino も古くからその利用法に対応はしてきましたが、XPages でのカスタマイズが必要であったり、PC上にブラウザ以外のモジュールが必要でした。 現在は Webブラウザからでもスマートデバイスからでも、カスタマイズなどが不要で Dominoアプリケーションを利用できます。 それを実現する機能が「HCL Nomad」です。 HCL Nomad HCL Nomad には「Nomad Web」「Nomad Mobile」の2種類があります。Nomad Web は既存の Notes/Dominoアプリケーションをカスタマイズせずに、PC の Webブラウザから利用できます。 NotesクライアントBasic と同等の機能が利用可能です。画面だけを見ると Notesクライアントからの利用か Webブラウザからの利用かの区別がつかないレベルです。 「様々な業務のフロントエンドを Webブラウザで統一したい」「Notesクライアントの配布や管理が大変だ」というお客様に適した機能です。 Nomad WEBを用いて、Webブラウザからワークスペースを表示した画面 Nomad WEBから見たDominoアプリケーション画面 Nomad Mobile は既存の Dominoアプリケーションをカスタマイズせずに、スマートデバイスから利用できます。 Nomad Mobile はiOS および Android のネイティブアプリケーションを用いて、Dominoサーバー上の Dominoデータベースにアクセスすることにより、Notesクライアントと同等の機能が利用できます。 ACL の反映はもちろん、@関数や LotusScript で作成されたロジックの動作、文書リンクの作成、そしてレプリケーションもスマートフォン上で可能です。これまでのように、外出先で PC を起動して VPN に繋いでマウスを操作して…という必要がなくなり、片手で業務情報にアクセスできます。 Nomad Mobile はPC不要でアクセスできる。 さらに、新機能である Restyle は古い設計の Dominoアプリケーションをテンプレートを利用して、非常に簡単に今どきの UI にモダナイズすることもできます。 Restyle は UIのモダナイズも簡単 専門知識や技術がないと開発やカスタマイズできない? Domino ならではの「情報系業務をアプリケーション化するためのアーキテクチャ」は非常に強力です。それが捨て難いので Domino の利用を続けてきたとは言え、いつまでも @関数や LotusScript を中心とした「Dominoデザイナーに依存する」ままだとすれば、もはやローコード・ノーコードが主流となりつつある現在のビジネススピードにはついていけないかもしれません。 しかし、今の Domino はそうではありません。現在のビジネススピードに対応するため誕生したのが「Domino Leap(旧称 Domino Volt)」です。(※Domino に機能を付加するためには追加ライセンスが必要) Domino Leap Domino Leapは、簡単に言えば「Domino上で PCブラウザで Webアプリケーションをノーコード・ローコードで開発・デプロイできる」というツールです。(そもそも Domino は「オールインワンの Webアプリケーションサーバーでもある」ということを思い出してください) Excel で管理していたデータを簡単に数クリックで Dominoアプリケーション化を叶えます。専門の開発者ではないビジネスユーザーが Webブラウザで、ノーコードで、部品を選択していくだけで、Dominoサーバーに情報系業務アプリケーションを実装できます。もちろんワークフローも簡単に開発できます。 同じようなファイルが大量にできたり、ファイル格納フォルダの命名が人それぞれで他人には絶対に発見できなかったり、というありがちな問題が、スプレッドシートをノーコードで Dominoアプリケーション化することによって、即座に解決します。 Domino Leap による Dominoアプリケーション化は専門知識や技術が不要 プロ開発者向けには Domino REST API が実装されました。利用できる REST API の数が9から100以上に増加され、Webアプリケーション開発者が Domino のデータを更に広く活用できるようになりました。 「ID」単位になったユーザーライセンスで価格はどうなった? 以前は Dominoサーバーライセンスとクライアントアクセスライセンスが各々買取ライセンス+年間メンテナンスという形式でした。特に旧バージョンをメンテナンス契約なく利用中のお客様が最新バージョンにされる場合、IBM における新規メンテナンス契約が2019年7月の HCL への製品移管以後はなくなったため、新たにライセンスを買いなおすことになり非常に費用が大きくかかっていました。 現在 Notes/Domino はユーザーID単位の年間サブスクリプションが主なライセンスとなり、イニシャル費用が大きく削減されました。また、Dominoサーバーの数も問いません。もちろん Dominoサーバーのクラウド環境(AWS、Azure等)への実装も可能です。 さらに Domino Leap には、長年のベストセラー製品である HCL Enterprise Integrator* の権利も包含されています。*RDB と Domino を簡単に接合するツール。Dominoアプリ上で基幹業務の情報が閲覧できるようになる。 一般的な SaaS によるコラボレーションプラットフォームと比べても安価と言える金額については、ぜひお問い合わせください。 まとめ HCLは Notes/Domino にコミットし、その結果を2018年以降メジャーバージョンアップとして出し続けており、将来プランもオープンにしている。 既存の Dominoアプリケーションを PCブラウザから、あるいはスマートフォンから、アプリのカスタマイズなしで利用できる。 Notes/Domino 開発者あるいは Web開発者でなくとも、ノーコードで業務アプリケーションが開発できる。 Dominoサーバーの利用権利も含むユーザーID単位のサブスクリプション契約により、これまでよりも抑えた投資で導入・バージョンアップできる。 その他、旧バージョンとの下位互換性のさらなる向上や docker を中心としたクラウドネイティブ対応、OnTime GroupCalendarフリーミアム版の搭載など、大きな進歩を遂げています。HCL社と Notes/Domino の正しい現状をお知りいただき、最新版V14 へのバージョンアップと継続した利用をご検討いただけると幸いです。 エヌアイシー・パートナーズでは、HCL Notes/Domino の提案・販売にあたって様々なお手伝いをします。 Notes/Domino の知見と経験を多く持つNI+C Pが作成した最新バージョンをベースにした独自提案資料の提供、正しい情報に基づいた必要なライセンス構成の提示、競合製品情報の案内、HCL との綿密な連携による定期的な最新情報のアップデートに加え、Notes/Domino のサービスや開発、デリバリを行うパートナー様とのペアリングも行います。 お客様への初期ご提案時点から発注、納品まで、迅速かつ価値ある支援を行うエヌアイシー・パートナーズにご相談ください。 関連情報・資料 HCL Domino– 業務に必要な要素すべてを網羅した、業務Webアプリケーション・プラットフォーム 安定の裏に潜む意外な悩み?HCLに聞く「HCL Domino」のバージョンアップにおける課題と意義(前編)– Domino ならではのベネフィット、最新状況を含め HCL にインタビューしました。 安定の裏に潜む意外な悩み?HCLに聞く「HCL Domino」のバージョンアップにおける課題と意義(後編)– インタビューの後編です。新バージョンの登場と互換性についてより深く伺いまいた。 [wpdm_package id='151254'][wpdm_package id='129610'] お問い合わせ 当記事に関するお問い合わせは以下のボタンよりお願いします。お問い合わせ 更新履歴 2023-01-11:ページ公開 2024-05-01:2024/12 V14リリースに合わせ内容修正 2024-05-02:2024/12 V14リリースに合わせ添付資料追加 2024-08-15:リンク修正 2025-06-12:関連情報追加 .highlighter { background: linear-gradient(transparent 50%, #ffff52 90% 90%, transparent 90%); } .anchor{ display: block; margin-top:-20px; padding-top:40px; } .btn_A{ height:30px; } .btn_A a{ display:block; width:100%; height:100%; text-decoration: none; background:#eb6100; text-align:center; border:1px solid #FFFFFF; color:#FFFFFF; font-size:16px; border-radius:50px; -webkit-border-radius:50px; -moz-border-radius:50px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #eb6100; transition: all 0.5s ease; } .btn_A a:hover{ background:#f56500; color:#999999; margin-left:0px; margin-top:0px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #f56500; } .bigger { font-size: larger; } figcaption{ color:#7c7f78; font-size: smaller; } #blockquote_nicp{ padding:10px; margin-bottom:0px; background-color:#F8F9F9; } #blockquote_nicp_link{ color:#7c7f78; font-size:70%; } #attachment_space{ margin-top:-16px; margin-left:30px; }
IBM FlashSystem は、高いパフォーマンスや強固なセキュリティを求めている組織にとって理想的なオールフラッシュ・ストレージです。 NVMe に対応し独自技術IBM FlashCoreテクノロジー搭載により、きわめて優れた処理能力でデータからの価値創造に貢献します。お客様満足度も高く、大手B2Bピアレビュープラットフォームである TrustRadius の「エンタープライズ向けフラッシュ・アレイ・ストレージ・ソリューション」部門で2022年もトップ評価賞を獲得しています。 FlashSystem には IBM Spectrum Virtualize という柔軟性の高いストレージ・ソリューションが搭載されており、HyperSwap(可用性)、データ保全(データコピー)、データ移行(無停止でのボリューム移動)、ストレージ仮想化、ストレージ効率化(EasyTier、データの削減・圧縮)など、多くの機能が実装されています。これらを活用することで、オンプレミス/オフプレミス、またはその両方の組み合わせで新しいワークロードと従来のワークロードに対応するブロック・ストレージ・サービスを迅速に展開することができます。 今回は「もっと活用したいIBM Spectrum Virtualize」をテーマに、カギとなる機能とお客様にお勧めする理由を解説します。 目次 シンプルかつスマートにストレージの可用性を高めるHyperSwap Remote Copyは機能が改善されIBM Global Data Platformへ ストレート内に聖域を設けるセーフガード・コピー 求めるコピーデータが見つかったらCyber Vault まとめ - エヌアイシー・パートナーズがSpectrum Virtualize活用提案をサポート お問い合わせ 関連情報 シンプルかつスマートにストレージの可用性を高めるHyperSwap 高性能なストレージは、高可用性を求められる状況で採用されるケースが多いものです。障害、災害、サイバー攻撃に遭ったとしても、ビジネスを止めることは許されない。そのような場合には、ストレージにおいても万一の場合でも稼働を継続できる工夫が必要です。 ストレージの高可用性を実現する手段は様々あります。例えば、OS やアプリケーションの持つデータ二重書き機能を活用することです。ただし、二重書き機能を持つ OS やアプリケーションは限られるため、冗長化できないデータも出てきます。また、この方法はサーバのリソースを消費するとともに、OS とアプリケーションソフトウェアそれぞれの二重書き機能を利用するとすれば管理が複雑になります。 もう1つの方法として、ストレージ・レプリケーションを活用する方法もあります。しかし、AストレージがダウンしたときにBストレージに自動的に切り替えるようにするには、スクリプトの作りこみが必要です。また、切り替え時にはダウンタイムが発生します。 このように、メリットもあるがデメリットもあるという従来のストレージ高可用性ソリューションに対して、IBM Spectrum Virtualize では真に堅牢なストレージ基盤を構築するためのソリューションを提供しています。 それが、HyperSwap です。HyperSwap はアクティブ-アクティブの HA構成で、片系統に障害が発生してもダウンタイムなしにデータへのアクセスを継続できます。 もう少し具体的に見ていきましょう。 HyperSwap HyperSwap では、4ノード、2 I/Oグループでストレージクラスターを構成します。 グループ0のストレージには、Aサーバ向けのプライマリデータボリュームとBサーバ向けのセカンダリデータボリュームを持ちます。逆にグループ1のストレージには、Aサーバ向けのセカンダリデータボリュームとBサーバ向けのプライマリデータボリュームを持ちます。 つまり、データをたすきがけに持つことで片系統の障害発生に備えます(図1)。 図1:HyperSwapによるストレージクラスター構成 グループ0とグループ1の間には、外部ディスク装置あるいは IP Quorum というストレージの死活監視役を置きます。これは、グループ0とグループ1から定期的に発信される “正常に動いています” という信号を仲介します。 外部ディスク装置の場合は両方の信号がここに蓄積されるため、グループ0とグループ1それぞれでその信号を確認します。 IP Quorum の場合はグループ0から来た信号はグループ1へ、グループ1から来た信号はグループ0へと相手方へ送信します。この信号が途絶えたら相手方がダウンしたと判断し、自分の持つデータボリュームをプライマリに昇格させて動かします。 HyperSwap を利用すると、ストレージ筐体全体がダウンしてしまったというときにも問題なく業務を継続できます。また、ストレージ側で自動切り替えを実施するため処理の作りこみが不要、さらに、サーバ側に専用ソフトや特別な設定は不要で、マルチパス・ドライバーさえ導入されていれば構築可能です。 「IBM Spectrumシリーズ」の詳細 は こちら Remote Copyは機能が改善されIBM Global Data Platformへ 一方、業務によってはそこまで業務継続性にこだわる必要はないというケースもあるかもしれません。 データさえどこかに確保できていれば体制を整えてからそのデータを持って立ち上がればよい。そのような発想のシステムに適しているのが、Remote Copy機能です。 これは、文字どおり離れた場所に設置したストレージにデータをコピーするというものです。具体的に2つの方法があり、1つが Fibre Channel経由のレプリケーションで、もう1つがネイティブIPレプリケーションです(図2)(図3)。 図2:Fibre Channel 経由のレプリケーション 図3:ネイティブIPレプリケーション Fibre Channel経由のレプリケーションの場合、コピーを実行したい2台のストレージの間に FCIP(Fibre Channel over IP)変換装置をそれぞれ設置します。これがデータ圧縮を実施し、リモートサイトのストレージへデータを転送します。FCIP は TCP/IP上に Fibre Channel を流すプロトコルで、長距離接続の場合に利用します。 ネイティブIPレプリケーションの場合は、FCIP変換装置は不要です。ストレージ自身がデータを圧縮して転送します。 これまで Remote Copy では、データを転送するストレージとデータを受信するストレージの両方に同じ設定が必要でした。すなわち、データを転送する側の設定を変更したら受信する側も同じように設定変更が必要でした。 しかし、新しく登場した次世代データ基盤 IBM Global Data Platform(GDP)のアーキテクチャに従えば、データ転送側のストレージ設定を変えると受信側の設定も自動的に変更されます。また、一定の割合で発生していたデータ転送エラーの割合も改善されています。 これらにより、運用現場では管理負荷を軽減することができます。 さらに、これまでハードウェア上の要件が厳しく受信側でのレスポンスタイムが 10mm/sec までしか許容されていなかったものが、GDP で 80mm/sec にまで緩和されました。 これにより、WAN回線がそれほど高品質でなくても適用可能になります。海外拠点あるいは遠隔の自社拠点間に災害対策用データを置きたいが、専用線は敷設していない。といった条件でも、Remote Copy を検討できるようになります。 「IBM Spectrumシリーズ」の詳細 は こちら ストレート内に聖域を設けるセーフガード・コピー サイバー攻撃もまた、企業の事業継続を脅かす大きなリスクの1つです。 IBM Spectrum Virtualize では、ランサムウェア攻撃によるデータ暗号化に備えてセーフガード・コピーという機能を提供しています。これは、ストレージ上のデータが論理的に破壊されることや、変更または削除されることを防ぐ機能です。利用するには FlashCopy と Copy Service Manager(以下 CSM)のライセンスが必要ですが、これにより堅牢なデータバックアップ運用が実現します。 CSM はセーフガード・コピーの自動化に関わる機能です。クライアントが提供する仮想マシンや x86サーバ上で動作する外部ソフトウェアで、コピー・スケジュールとバックアップの保存期間管理を受け持ちます。 IBM Spectrum Virtualize がセーフガード・ポリシーを作成すれば、CSM はそれを自動的に発見しそのポリシーにしたがって動作します。まさに IBM Spectrum Virtualize と CSM が連携して動くイメージです。 セーフガード・コピーがデータを守るしくみは、下記のようなものになります(図4)。 図4:セーフガード・コピーでデータを守るしくみ ストレージのデータは、ポリシーにしたがって定期的にセーフガード・コピー・プールと呼ばれる保護された子プールにスナップショットが作成されます。その時間間隔はデータの特性によって自由に設定可能です。1分ごとにバックアップしたいものもあれば、1日に1回でよいというケースもあるかもしれません。 セーフガード・コピー・プールには最大15,864個のオブジェクト、256世代のバックアップを置くことができます。また、セーフガード・コピー・プールに置かれるコピーデータはイミュータブル(その状態を変えることのできないもの)です。どのサーバやアプリケーションからもアクセスできません。 ランサムウェア攻撃を受けデータに侵害があったことが、ある時点で判明したとします。ここで次に起こすアクションは、セーフガード・コピー・プールでコピーデータの世代をさかのぼって、まだ侵害を受けていない時点のコピーデータを見つけ出すことです。
こんにちは、営業促進部 IBMハードウェア保守担当チームです。 今回は「IBMハードウェア保守契約について」をテーマとして取り上げました。みなさんよくご存知とは思いますが、保守の知識が混同されている場合が見受けられますので改めておさらいしたいと思います。 目次 保証と保守契約 サービスの時間帯 契約の種類 IBM保守契約(更新・解約) 保守廃止と特別保守延長 お問い合わせ 保証と保守契約 IBM製品には通常、一定期間「保証」がついており、無償で機械の修復を受けられます。ただし、準備された保証サービスには故障受付時間に制限があったり、翌日対応となる場合もあります。 保守契約とは、上記の保証期間が終了した後も引続き機械の修復を受けられるサービスです。また、保証期間の機器へのさらなるサービス、例えば24時間対応などを求める場合にも、保守契約を締結し保証サービスを強化することも可能です。 サービスの時間帯 現在IBM保守契約で選択できる時間帯は以下の2つです。※以前は4つの時間帯がありましたが、2022年5月より変更されました 09:00 - 18:00/月曜日 - 金曜日(翌営業日対応) 00:00 - 24:00/月曜日 - 日曜日 いずれの場合もまずは対応時間内に IBMサービスライン障害受付窓口に連絡し、その後技術員が手配される形となります。 契約の種類 保守サービスの基本はオンサイトサービスで、障害時に IBM技術員が契約で特定した設置先に向かい現地で修復作業を行うものです。IBM ではこのオンサイトサービスの他に次のようなオプションサービスが用意されています。 ※これらのオプションサービスは対象機器がオンサイトサービスを契約していることが前提となります ベーシックセレクション 対象機器のファームウェア更新と年一回の定期点検を提供します。通常ファームウェアの更新はお客様作業となっていますが、当サービスを締結することにより、障害時のファームウェア更新はもとより年一回定期点検時に予防保守としてファームウェアの更新が行われます。ちなみに、ファームウェア更新と定期点検はそれぞれ別々のオプションサービスとしても準備されていますが、提供可能な時間帯に制約があるためベーシックセレクションのほうが断然オススメです。 メディア・リテンション 保守作業時に取り外したハードディスクやソリッドステートドライブ機構がお客様へお渡しされるサービスです。例えば、障害のあったハードディスクを IBM技術員が良品と交換した場合障害品は IBM の持ち帰りとなりますが、このオプションサービスを締結することにより障害品もお客様にお渡しされます。 IBM保守契約(更新・解約) IBM保守契約は原則自動更新です。したがって、契約時にサービス終了期間を設定しないかぎり自動で更新されます。 更新時期は契約時に設定した更新月1日です。自動更新を終了したい場合、例えば機器の使用の終了が予定されている場合などは、希望解約日の2ヶ月以上前に書面で通知いただくことが必要となります。 解約を通知するには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。 対象となる機械の保守契約期間が1年以上 保守契約期間が2ヶ月以上経過した機械を設置場所から撤去し、かつ使用を中止した場合 弊社側の原因による保守料増額の効力発生日 保守廃止と特別保守延長 IBM製品は機種ごとに保守廃止が通知されます。(例えば「2023年12月31日をもってこのモデルは保守廃止」という形) 発表された機器が保守契約を締結している場合、保守契約も廃止日で終了となり「保守サービス提供廃止に伴う解約通知書」が発行されます。保守廃止日以降も対象機器を使用することが必要でどうしても保守契約したい場合は、IBM に特別保守延長申請を行います。IBM にて部品の確保状況などから申請が吟味され、承認された場合は IBM が指定した期間を最長に特別保守延長契約を締結することが可能となります。 いかがでしたか。その他ハードウェア保守についてご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。 お問い合わせ この記事に関するお問い合せは以下のボタンよりお願いいたします。お問い合わせ .highlighter { background: linear-gradient(transparent 50%, #ffff52 90% 90%, transparent 90%); } .anchor{ display: block; margin-top:-20px; padding-top:40px; } .btn_A{ height:30px; } .btn_A a{ display:block; width:100%; height:100%; text-decoration: none; background:#eb6100; text-align:center; border:1px solid #FFFFFF; color:#FFFFFF; font-size:16px; border-radius:50px; -webkit-border-radius:50px; -moz-border-radius:50px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #eb6100; transition: all 0.5s ease; } .btn_A a:hover{ background:#f56500; color:#999999; margin-left:0px; margin-top:0px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #f56500; } .bigger { font-size: larger; }
生産性向上を目指し DX に取り組んでいる企業では、ハイブリッドクラウド環境で稼働するシステムの増加に伴い運用管理ツールが増え続け、様々な環境から発生する膨大な数のインシデントチェックとその対応がこれまで以上に IT運用管理者の負担となってきています。この複雑化したIT運用管理の課題に対して、今、注目されているのが「AIによる自動化」です。 本コラムでは、IT環境の異常に対する自己検知、診断、対応を行う過程をAIにより自動化し、IT のコントロール性、効率性、ビジネス継続性の向上を実現する「IBM Cloud Pak for AIOps」についてご紹介します。 目次 ハイブリッドクラウド化により複雑化するIT運用管理の課題 複雑化したシステムのインシデントチェックと、その対応に自動化が有効な理由 IBM Cloud Pak for AIOpsが解決する3つのIT運用の課題 まとめ お問い合わせ 関連情報 ハイブリッドクラウド化により複雑化するIT運用管理の課題 生産性向上を目指して DX を推進する企業の多くは基幹系システムがオンプレミスで稼働する一方、クラウド上で稼働するシステムも増加しています。オンプレミスとクラウドが混在した状態で複数のシステムを運用しているためトラブル発生時の原因究明や解決のために複数の運用管理ツールを複合的に利用する必要があり、IT運用管理の現場の大きな負担となっています。 例えば、1つの環境で稼働するシステムであれば障害発生箇所とその対応方法は特定のツールを利用して情報収集し判断ができるため比較的障害箇所を把握しやすいですが、システム自体がオンプレミスとクラウド環境の両方を使っているように複数の環境でシステムが稼働していると環境ごとに異なるツールに収集される膨大なイベントやアラートに対して原因を特定するまでの工程が多く、時間もかかります。 現場では熟練した技術者が常に不足している状態でこの負担が恒常化すれば、あってはならない「見逃し」や「対処の遅れ」によるサービス停止が危惧されます。そのため、いざ障害が発生した際に素早くトラブルシュートができないのではないか?という危機感を持っている管理者は少なくないのではないでしょうか。 先に述べた通り、オンプレミス・クラウド両方の環境で構成されたシステムのインシデントチェックとその対応には、複数のツールを利用して膨大なイベントやアラートを収集・判別し、迅速にトラブルシュートする必要があります。また、オンプレミス・クラウド双方において情報を収集・分析し、早急な対応が必要な案件をフィルタリングして抽出しなければなりません。 そこで注目されているのが、今回ご紹介する「AIによる自動化」です。 複雑化したシステムのインシデントチェックと、その対応に自動化が有効な理由 インシデントチェックとその対応は環境ごとに次のような工程に分かれており、各工程で人手を介する場合相応の時間がかかります。 (1)イベントの検知 (2)インシデント発生箇所の特定 (3)インシデントの診断 (4)インシデントへの対応 (5)インシデント対応実施および修復完了 これを最適化・高度化するのが、AI による自動化されたフィルタリング機能です。 まず、複数のツールすべてのイベントを一元収集し自動的にグルーピングして対応アクションを紐づけることにより、(1)検知・(2)特定・(3)診断までの時間を大幅に短縮します。 AI はこれまでの管理知識や経験則を学習しているため、長年担当した熟練技術者や専任の管理者が不在であっても対応が可能です。さらに、定型のイベントやアラートに対しては Red Hat Ansible Automation(※1)などの自動化ツールで事前に対処方法を確立しておけば、人手を使わず自動で障害対応を実行することが可能です。そのため、(5)対応完了までの時間も大きく短縮することができます。 AI による自動化を活用すれば、膨大な数のイベントやアラートを人がすべてチェックする必要はなくなります。早急な対処が必要な重要インシデントのみを AI がフィルタリングで絞り込んでくれるため、管理者はイベントやアラートを見逃すことなく障害が起きる前に対応することができ、システム監視と発生したイベントの解決を効率化することが可能になるのです。 ※1:Red Hat Ansible Automationは、米国Red Hat社が開発するオープンソースの構成管理(自動化)ツール。サーバー構築から構成の変更、動作確認、確認作業まで一連の作業を自動化することができる。 IBM Cloud Pak for AIOpsが解決する3つのIT運用の課題 IT運用ツールチェーン全体に先進的な AI を実装することで、膨大なイベントやアラート通知をフィルタリングし重要で対処が必要な案件のみに絞り込んでシステム監視を効率化するのが、AIOpsプラットフォーム「IBM Cloud Pak for AIOps(以下 AIOps)」です。 AIOps は、IBM Research の120を超える特許と自然言語理解(NLU)、機械学習(ML)、自然言語処理(NLP)といった、最も優れた IBM Watsonテクノロジーを活用してシステム環境全体でデータを解析します。IT環境の異常に対する自己検知、診断、対応を行う過程を自動化し、リスクと埋もれた技術資産を特定します。 これにより、基幹業務のワークロードにおけるインシデントを確実に評価、診断、解決できるようになり、IT のコントロール性、効率性、ビジネス継続性を向上させて複雑化するハイブリッド/マルチクラウド環境に対応した運用のモダナイゼーションを実現し、次の3つのメリットを実現してIT運用の課題を解決します。 1. データの一元収集と解析によるアジャイルでプロアクティブな運用管理 エンティティ・リンキング(知識ベースに結びつけ)によって構造化データと非構造化データを合わせて理解し、自然言語処理、機械学習テクノロジーを活用することで正確な診断および解決のリコメンデーションを行います。 IT環境から発生する様々なイベントやアラートを一元収集しこのテクノロジーを活用し解析することで、複雑化した複数のシステム環境における異常をリアルタイムで検知・分析することができるようになります。 AIOps を活用し IT運用の中核に AI を据えてすべてのビジネスワークフローに適用することで、アプリケーションとインフラストラクチャーの管理を集約し、問題を検知し解決する時間を短縮することが可能になります。 複数データを全体で処理することによってのみ理解できる固有の洞察を得ることも可能です。トポロジー機能によるアプリケーションやクラスターの可視化、問題の発生個所とその影響範囲の把握、および問題解決に向けて迅速に対応が可能なため、アジャイルでプロアクティブな継続的に向上していく AI主導の運用管理を実現します。 2. インシデントチェック・対応を自動化して障害運用を効率化 AI/ML を活用したイベント分析により、関連イベントをグルーピングするとともに問題のコンテキストを把握します。また、問題に対する Next Best Action を提示することで、イベント通知量を軽減すると同時に実行可能で効率的な障害運用を推奨することも大きな特長です。 Slack といった Chatツールへの情報連携によって、関連するイベントやトポロジーの情報、過去の類似事象、次に行うべきアクションを合わせて Chat内で提示してくれるので、早期に対応を開始することができます。さらに、相関関係・因果関係・パターン特定により、洞察の根拠に関してステークホルダーにわかりやすい推論および説明があるので対応も迅速に実施できます。 これにより、今まで検知できなかった問題やその影響範囲を自動検知し早期に対応を開始するとともに、ホットスポットとボトルネックの可視化、財務的影響についての情報活用、早急に取り組まなければならない問題の優先順位付けなどの洞察を提供することで、次に行うべきアクションを自動的に提示し、解決時間を短縮します。 3. インシデント管理ツールチェーンによる予測保守で品質と生産性を向上 運用チームの働く場所で実行し既存のツール・プロセスワークフローを活用することで、ITデリバリーを加速し効率性を向上させます。 これらのデータはプロセスに組み込まれ運用チームに専門家のガイドを提供するため、お客様環境における傾向を把握した上で障害発生を予測することができ、事前に対応を行うことで障害発生を予防することにつながります。 また、AIOps の AI による早期の異常検知や次に行うべきアクションの提示には、運用コストの削減や ITサービスの品質向上も見込まれます。さらに、サービスを可能な限り迅速に復元するように最適化されており、これにより最高レベルのサービス品質と可用性が維持されます。 「IBM Cloud Pak for AIOps」の詳細 は こちら まとめ AIOps はマルチクラウド・ハイブリッドクラウドで利用される様々なツールによって生成されるイベントやアラートを一元収集し、収集したデータを AI で解析することで従来の手作業では発見できなかった問題を早期に明らかにしていくために有効な製品です。 また、膨大なイベントやアラート通知をフィルタリングし重要かつ対処が必要な案件のみに絞り込むことでシステム監視を効率化するとともに、対処が必要なインシデントに対してはその対処方法を提示してくれるのも、AIOps の大きな特長です。 さらに AIOps はどのようなソースからでもデータを取り込み、ローカル、ハイブリッド、マルチクラウド環境を横断して管理するだけではなく、お客様が選んだ様々なコラボレーションプラットフォームとの連携や IT運用ツールとの相互運用が可能で、様々なクラウドでも洞察を直接ワークフローにつなげることができます。 特に、 マルチクラウド・ハイブリッドクラウドにおいてフルスタックの可観測性を提供し、環境を理解・判断して迅速にアクションを促す洞察を提供する「IBM Observability by Instana」 AIを活用し、アプリケーションのためのリソース配置を自動的に最適化するAIOpsソリューション「Turbonomic ARM for IBM Cloud Paks」 AIライフサイクル管理機能(継続的学習、公平性、ドリフトモニタリング、データリネージュ、など)を提供する「Cloud Pak for Data」 と連携させることによってハイブリッド・マルチクラウド環境の効率的な管理を実現し、クラウドのメリットを最大化させることができます。 エヌアイシー・パートナーズは IBM認定ディストリビューターとして、ARM(Turbonomic)や APM(Instana)製品などとともに、AIOpsソリューションの拡張提案についてご支援します。 AIOpsソリューションに関するお悩みは、ぜひエヌアイシー・パートナーズへご相談ください。 お問い合わせ この記事に関するお問い合せは以下のボタンよりお願いします。お問い合わせ 関連情報 ハイブリッド環境で最適なITリソースを可視化、継続的に管理する方法とは!? デジタルビジネス時代に必須なアプリケーションの安定稼働を実現「IBM Observability by Instana」 .highlighter { background: linear-gradient(transparent 50%, #ffff52 90% 90%, transparent 90%); } .anchor{ display: block; margin-top:-20px; padding-top:40px; } .btn_A{ height:30px; } .btn_A a{ display:block; width:100%; height:100%; text-decoration: none; background:#dceefe; text-align:center; border:2px solid #51aafd; color:#FFFFFF; font-size:16px; font-weight:normal; border-radius:16px; -webkit-border-radius:16px; -moz-border-radius:16px; transition: all 0.5s ease; } .btn_A a:hover{ background:#FFFFFF; color:#51aafd; margin-left:0px; margin-top:0px; border:2px solid #51aafd; box-shadow:0px 0px 0px 0px #FFFFFF inset; } .btn_B{ height:30px; } .btn_B a{ display:block; width:100%; height:100%; text-decoration: none; background:#085399; text-align:center; border:1px solid #FFFFFF; color:#FFFFFF; font-size:16px; font-weight:normal; border-radius:50px; -webkit-border-radius:50px; -moz-border-radius:50px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #085399 ; transition: all 0.5s ease; } .btn_B a:hover{ background:#085399; color:#999999; margin-left:0px; margin-top:0px; border:1px solid #FFFFFF; box-shadow:0px 0px 0px 4px #085399 ; } .btn_CTA{ height:30px; margin-bottom:40px; width:450px; } .btn_CTA a{ display:block; width:100%; height:100%; text-decoration: none; background:#6200f5; text-align:center; border:1px solid #FFFFFF; color:#FFFFFF; font-size:16px; border-radius:50px; -webkit-border-radius:50px; -moz-border-radius:50px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #6200f5; transition: all 0.5s ease; } .btn_CTA a:hover{ background:#bf94ff; color:#999999; margin-left:0px; margin-top:0px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #bf94ff; }
こんにちは、エヌアイシー・パートナーズ高村です。 今回の【早わかり】ではIBM CloudサービスのIBM Cloud Object Storageの見積方法をご紹介したいと思います。 冒頭から余談ですがIBM Cloud Object Storageは"IBM COS"や"ICOS"と略されるようです。資料などを検索するとIBM COSと略す資料が若干多かったので、このブログではIBM COSと記載します。 IBM COSの概要 まずはじめに、簡単にIBM COSのご紹介です。IBM COSはオブジェクトストレージといわれるストレージになります。オブジェクトストレージとはその名のとおり、データをオブジェクト単位で扱うストレージです。よく耳にするストレージとしては、ブロックストレージ、ファイルストレージがありますので表にまとめてみました。 ブロックストレージ データ保存方法 記憶領域を論理ボリュームという単位で分割、さらに内部を固定長のブロックに切り出し、そのブロックにデータを保存 プロトコル FC、SCSI、iSCSI、FCoE 主なIBM製品 IBM SpectrumVirtualize (Flash System製品など) ファイルストレージ データ保存方法 フォルダ、ディレクトリといった形式で階層的に管理、保存 プロトコル CIFS、NAS、FTP 主なIBM製品 IBM Spectrum Scale、IBM Elastic Storage System オブジェクトストレージ データ保存方法 データ・ファイルをオブジェクトと呼ばれる断片に分割し、それらのオブジェクトを単一のリポジトリーに保存 プロトコル HTTP/HTTPS(REST API) 主なIBM製品 IBM Cloud Object Storage ファイルストレージはディレクトリごとの保存サイズに上限がありますが、オブジェクトストレージは階層のないフラットな空間に保存されるので大量のデータ保存に向いていますね。 IBM COSの特徴 IBM COSですが、主な特徴をご紹介します。 1.多様な提供形態 IBM Cloudサービスでの提供とオンプレミス環境で利用可能です。オンプレミス環境ではSoftware Defined Storageまたはアプライアンス製品がございます。例えばバックアップストレージはIBM CloudサービスのIBM COSを使用するなどハイブリッドでのご利用も可能で、お客様のニーズにあった提供形態を選択することができます。 2.高い信頼性、可用性 Information Dispersal Algorithm(IDA:情報伝播アルゴリズム)という技術により、保存データ容量を抑えるとともに、データを強固に守ります。またIBM Cloudサービスでのご利用ですが、レジリエンシーオプションの選択によってリージョンを超えてデータを複数のデータセンターに分散格納する"クロスリージョン"、同一地域内にある複数のデータセンターに分散する"リージョン"のオプションを選択でき高可用性を実現しています。 3.コスト削減 IBM Cloudサービスの場合、1GB/月から使える安価な従量課金モデルとなっています。また4つのストレージクラスがあり、特にSmart Tierは毎月のアクセスを追跡し 3つの価格設定(Hot、Cool、Cold)から1カ月の使用量に応じた料金を算出します。これは変更が頻繁に起こるワークロードや予測しづらいワークロードに有用で、コスト最適化を実現できます。 IBM COSの概要が見えてきましたね。ここでは細かい機能説明は記載しませんが、詳細な情報が欲しいという方はお気軽に文末に記載の お問合せ先 までご連絡ください。 見積ですが、提供形態によって見積方法が異なります。今回はIBM Cloudサービスを利用する際のIBM COS見積方法をご紹介します。 1) IBM COS見積に必要な情報 IBM COSの見積には以下表中の情報が必要になります。 項目 説明 レジリエンシー 以下3つのオプションから選択 Cross Region : 一つのGeo内の3つのRegionに跨ってデータが保管され、最高の可用性と回復性に優れる Regional : 一つのRegion内の複数のゾーンに跨って保管され、可用性とパフォーマンスに優れる Single Site : 一つのデータセンター内の複数のデバイスに跨って保管され最も局地性に優れる ロケーション データ保管するロケーション:上記のレジリエンシーの選択によって異なる。日本では東京、大阪が選択可能 ストレージクラス 以下4つのストレージクラスから選択 Smart Tier:アクセス頻度が動的または予測不可能、hot,cool,coldの料金レートに自動分類し毎月のストレージコストを最適化 Standard:アクセス頻度が高い Vault:Standardよりアクセス頻度が低い Cold Vault:最小限のアクセスでよい ストレージ容量(GB/月) 月に利用するストレージ容量(GB単位) クラスA(1,000回当り)呼び出し データへの書き込みに対する要求の数、1,000回単位で課金 クラスB(10,000回当り)呼び出し データへの読み取りに対する要求の数、10,000回単位の課金 データ取得(GB/月) IBM COSからダウンロードするデータの量(GB単位) 今回は以下の想定で見積してみたいと思います。通常はバックアップストレージとして利用します。障害が発生し、データのリストアが必要になった場合にIBM COSからデータダウンロードを行う想定です。よって緊急時のデータ取得費用も確認するため、データ取得は"年1回10,000GBダウンロード"として算出してみたいと思います。 ・レジリエンシー⇒Regional ・ロケーション⇒東京 ・ストレージクラス⇒Smart Tier ・ストレージ容量(GB/月)⇒50,000GB/月 ・クラスA(1,000回当り)呼び出し⇒1 ・クラスB(10,000回当り)呼び出し⇒1 ・データ取得⇒年1回に10,000GBダウンロードを想定 2) IBM COSの見積方法 ①以下URL先のIBM CloudのCloud Object Storageのサイトへ入ります。ここではIBM Cloudのログインは不要です。IBM Cloudのアカウントを持っていない方でも見積もることができるので気軽に確認できますね。 https://cloud.ibm.com/objectstorage/create#pricing ②要件に沿って、赤枠をクリックして設定します。通貨は米国にします。 選択すると下に各項目毎に月額が表示されるので、ストレージ・クラス料金体系の赤枠内Smart Tierを確認します。※金額は2022年11月時点の金額になります。 ③各項目の費用が出たので、要件から計算します。Smart-Tierは自動コスト最適化が適用されるので厳密な金額は出せません。よって今回はSmart Tierで一番費用の高いHotの料金で計算しようと思います。またデータ取得は年1回ダウンロード想定なので、ダウンロード月の費用とダウンロード無しの月の費用を算出してみます。※通貨は$で算出していますので、適宜日本円に換算してご確認ください。 年1回ダウンロード月の費用は表中青字の金額になります。 項目 単価 数量 小計 ①ストレージ容量(Smart Tier,GB) $0.0237 50,000 $1,185 ②クラスA(1,000回当り)呼び出し $0.005 1 $0.005 ③クラスB(10,000回当り)呼び出し $0.005 1 $0.005 ④データ取得(GB) $0.14 10,000 $1,400 総合計/月 $2,585.01 ダウロード無しの月額費用は、上記④の費用を除いた金額になるため、$1,185.01/月になります。 さいごに いかがでしょうか。見積にあたって少し計算がありますが、数分で費用を確認できます。 IBM Cloudを利用する際はバックアップストレージとしてご利用される案件も多いと思いますので是非ご提案活動にお役立てください。 お問合せ この記事に関するご質問は下記までご連絡ください。 エヌアイシー・パートナーズ株式会社 E-Mail:voice_partners@niandc.co.jp
IT をビジネスに活用している企業では、ハイブリッドクラウド化やコンテナ化などを進めることによって環境が複雑になり、ビジネスを支える IT環境のリソース管理を難しくしています。 (さらに…)
2022年7月13日、IBM Power10シリーズにスケールアウト・サーバーとミッドレンジ・サーバーが追加されました。 (さらに…)
こんにちは。 てくさぽBLOGメンバーの佐藤です。 2022年7月20日に IBM より Power10 Scale Out Model の発表がありました。 既にリリースされている E1080モデルと比較して、リーズナブルな価格帯を実現してます。 今回は IBM Power の設計に注目し、どのような点が優れているのか?他社との違いは何か?にポイントを絞ってご紹介します。 Powerの3要素 Powerの設計は主に以下の3つの要素から形成されます。 パフォーマンス 資産継承 システム連続稼働(可用性 、セキュリティ) 1.パフォーマンス Power9からPower10 の主だった進化ポイントは以下の通りです。 Power9 Power10 最大搭載コア数 12 15 L2キャッシュ 512kB/Core 2MB/Core L3キャッシュ 120MB/チップ 120MB/チップ PCle Gen4 Gen5 消費電力 - Power9の半分 また、次の点も進化しています。 新命令セットISAを追加(AIやセキュリティ対応) 実行ユニット 128Bit (整数/浮動小数対応) ×8/Core OMIメモリ 1024GB/s対応 以上の観点からもパフォーマンスUPされていることがわかりますが、ここではさらに代表的なx86CPUとの比較について、独自の視点でまとめてみました。 会社名 IBM INTEL AMD CPU名称 Power10 Xeon SP 3rd EPYC 7003 プロセスルール Samsung 7nm Intel 10nm TSMC 7nm+GF 14nm ダイサイズ 602㎟ 非公開 8×81㎟+416㎟ トランジスタ数 180億 非公開 8 ×33.2億⁺84億 (パッケージ328億) コア数 15 40 64 1コアあたりのトランジスタ数 12億 非公開 5.125億 1コアあたりのスレッド数 8 2 2 L2キャッシュ/Core 2MB 1MB 512KB L3キャッシュ(共有) 120MB 60MB 32MB×8⁼256MB L3キャッシュ/Core 8MB 1.5MB 4MB CPUクロック 3.55GHz~4.0GHz 2.3GHz~3.4GHz 2.45GHz~3.5GHz メモリクロック DDR4 3200MHz DDR4 3200MHz DDR4 3200MHz メモリチャンネル 16ch(OMI) 8ch(ダイレクト接続) 8ch(ダイレクト接続) メモリ帯域 1024GB/s 200GB/s 200GB/s 比較いただければわかると思いますが、Power10は非常に豪華な構成です。 1Coreあたりの資源投入量が多く、メモリ帯域も非常に高いです。 「クロック数が高い」「1Coreあたりのキャッシュが多い」「スレッド数が多い」となり、性能向上に対して妥協なく取り組んでいます。 Intel® 64 and IA-32 Architectures Optimization Reference Manual を参考により詳しく見ていきます。 Intel Power アーキテクチャ Skylake Power10 整数同時実行数 4 8 浮動小数同時実行数 3 8 512Bit行列演算同時実行数 2 4 Power10は、1Coreあたりの同時実行数が整数、浮動小数、行列演算すべてにおいて上回っています。 SMT8は、単純な水増しではなく、同時に8つの演算を並列して実行できるだけの構造になっていることがお判りいただけるかと思います。 同時にOMI (後ほど詳細を説明します) によってより多くのメモリ帯域を確保しています。 2.資産継承 Powerは互換性について重視しています。 通常、CPUのアーキテクチャ変更はOS側で吸収するというのが一般的ですが、OSとCPU両方開発しているIBMは違います(IBMのStrong Pointの1つです!) PowerはCPU自体に互換モードを備えており、100%の互換性を担保します。 つまり、Power10ではPower9モード、Power8モードが利用可能ですので、従来の環境から一旦そのままで移行したいケースや、CPUの相性が心配といった場合でも互換モードを使うことによって安心して移行することが可能です。 ただし、互換性を最重視した結果、互換モードではPower10から新たに対応している命令セット、例えばMMA(Matirix Multiply Assist)命令は対応できない為、性能が十分に発揮できないケースがございます。 移行後はOSを最新化していただくのがおすすめです。 3.システム連続稼働(可用性、セキュリティ) IBM Powerは非常に障害に強い、ダウンタイムが少ないプラットフォームというのは周知の事実かと思います。 では、どのようにしてこのような堅牢な環境になっているのでしょうか? 従来よりPowerはプロセッサー周りについては非常に堅牢なRAS機能を搭載しています。 これらの機能は引き続きPower10でも継承されています。 First Failure Data Capture Processor Instruction Retry L2/L3 Cache ECC protections with cache line-delete Power and cooling monitor function integrated into processors’ on chip controllers CRC checked processor fabric bus retry with spare data lane 追加されたPower10のRAS機能とセキュリティ機能について解説します。 Power10では、主にプロセッサー外部のRASおよびセキュリティ機能が強化されています。 OMI (Open Memory Interface) : 本来パラレル転送であるDDR4メモリをシリアル転送化するメモリインターフェースです。 シリアル転送化により、より高速にするだけでなく、従来では不可能だったCPU-メモリ間のアクセスの障害についても帯域を半減させて縮退動作させることが可能になりました。 ※Powr10プロセッサーはPower9プロセッサーと比べ4倍以上の帯域幅を確保により、高速処理を実現 Chipkill : Chipkill は従来のECCメモリより高い可用性があり、RAIDパリティのような機能です。 DIMMの中に多数搭載されたメモリチップのうち一つが障害を起こしてもリカバリします。 スペアチップ : RAIDのスペアドライブと同じでDIMM内にスペア用のメモリチップを用意することにより障害を起こしたチップを切り離し、容量を少なくすることなく代替メモリチップに切り替えます。 透過的メモリ暗号化: メインメモリ上に展開されたパスワード等のデータは暗号化が難しいため常にセキュリティリスクにさらされています。 近年ではサイドチャネル攻撃により、別の仮想区画のデータを覗き見る手段が指摘されており、これらの攻撃に対しては、根本的な対抗策はメインメモリの暗号化となります。 Power10は専用の暗号化エンジンをDIMM上に配置することにより、パフォーマンス劣化なくメモリ暗号化を実現しています。 Power10が先駆けた性能改良、セキュリティを実装しているか、を解説いたしました。 おわりに Power10は高速、高可用性、高いセキュリティとすべての要求に応えるプロセッサーとなります。 特にセキュリティについては、現状で攻撃が存在しないとしても悪意ある攻撃が登場するとゼロディ攻撃にさらされるため、対策が遅れがちになります。 さらに修正不可能なバグがあった場合は、明日サーバーを入れ替えるということも現実的にできないので、問題が発覚する前によりセキュアな機能を先んじて実装するというのが非常に大切です。 将来も安心して利用できるインフラ環境としてPower10を覚えていただければと思います。 今後Power10での提案活動が加速ていくことを期待してます。 お問い合わせ この記事に関するご質問は下記までご連絡ください。 エヌアイシー・パートナーズ株式会社 E-Mail:voice_partners@niandc.co.jp 関連情報 出荷から半年、IBM Power10が市場に与えたインパクトとは? (インタビュー) 【10分で早わかり】インタビュー記事「Power10の真の価値とは」 (インタビュー) 早わかり!ここが進化したIBM Power10! (コラム)
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