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【参加レポート】Lenovo TechDay @ Interop Tokyo 2026

幕張メッセで6月10日(水)から6月12日(金)の3日間にわたって開催された、国内最大級のICTイベント「Interop Tokyo 2026」に参加してきました。

毎年この時期に開催される当イベントは、「Cloud」や「仮想化」など、その時代を代表するテーマが多く出展されますが、今年の会場を回るなかで最も多くの企業のテーマとして目に留まったのが、やはり「AI」です。

ChatGPTなどのAIツールがビジネスの現場で当たり前になるにつれ、多くの企業で「PoC(概念実証)の壁」を突破し、いかに実業務へ定着させるかという具体的なフェーズへと移っています。これに伴い、裏側で稼働するハードウェア・インフラ側にも「さらなる処理性能の高速化」と「消費電力の削減」という、相反する要件を解決する大きな進化が求められているのを感じました。

今回のレポートでは、ブースの中でも特に多くの来場者の視線を集めていたLenovo(レノボ)社の「次世代インフラ技術」と「ハイブリッドAI戦略」について、印象に残ったテーマをいくつかご紹介します。

AI時代のサーバーインフラを支える次世代冷却技術「Neptune」

AIモデルの高度化に伴い、最新のCPUやGPUの消費電力・発熱量は年々増加しています。従来の「空冷(ファン)」による冷却では、熱を物理的に冷やしきれない「熱の壁」が限界を迎えつつあります。

ユーザーの立場として、CPU/GPUの高速化と冷却の関係を単純に列挙してみると、以下のようになります。

  • CPU/GPUの高速処理

      ↓(激しい発熱)
  • 冷却効果を上げるためにファンの数を増やし、回転数を上げる

      ↓(ファン自体が電力を大量消費)
  • データセンター全体の消費電力が爆発的に増大、ファンの騒音も深刻化

こうした「電力と熱」の課題を解決すべく登場し、今回のInteropでも大きな注目を浴びていたのが、Lenovo社の液体冷却テクノロジー「Lenovo Neptune(ネプチューン)」です。今年は初の試みとして、ShowNetの動態展示で「実際に水を投入して稼働している様子」を見学することができました。
水冷技術の進化として、特に以下の点が挙げられます。

  • 驚異のエネルギー効率(PUE 1.1以下):
    通常の空冷システムに比べ、データセンターの冷却にかかる電力を大幅に削減します。
  • 常温温水(45℃)による冷却:
    水をキンキンに冷やすための大規模な冷却機(チラー)が不要。
    お風呂のお湯ほどの温水で効率よく熱を奪うため、さらなる省エネが可能です。
  • 「純水」の活用と局所冷却:
    特殊な化学冷却液ではなく、地球に優しい純水をベースに使用。
    ラックやシャーシ単位、熱源となるCPU/GPUへの直接水冷など、規模に応じた適切な導入が可能になっています。

これまで大規模な研究施設向けというイメージの強かった水冷技術ですが、これからのAIインフラを支える最も現実的かつ重要なテクノロジーとして、身近な選択肢になりつつあると実感しました。

AI活用基盤として進化するデジタルワークプレイス(Lenovo xIQ)

インフラだけでなく、ユーザーのインターフェースとなるデバイスや運用管理側にも変化が起きています。

リモートワークの定着や業務でのAI利用が広がる一方で、企業のIT現場では「データの分散」「一貫したIT環境の担保」「サポートリソースの不足」という壁が立ちはだかっています。これらを解決するソリューションとして紹介されていたのが、デジタルワークプレイスプラットフォーム「Lenovo xIQ」です。

PCのトラブル予兆をAIが先回りで検知して自動修復する機能など、これまでの「起きてから対応するIT」から「障害を未未然に防ぐ自律的な運用」への転換がアピールされていました。社内テストではサポート関連コストを30%削減、デバイスのオンボーディング時間を50%短縮という具体的な成果も実証されており、AIが運用の「相棒」となる時代を予感させます。

オンプレミスの新時代を築く「Windows Server 2025 × Azure Local」

今回のイベントでは、クラウドとオンプレミスを融合するハイブリッド環境の進化も見逃せないテーマでした。

企業のインフラ担当者にとって直近の大きな課題である、Windows Server 2016のサポート終了(EOS:2027年1月予定)SQL Server 2016のEOS(2026年7月予定)への対策として、最新の「Windows Server 2025」への移行、および「Azure Arc」を活用した柔軟な運用が提示されていました。

特に注目したいのが、オンプレミス環境でありながらAzureの機能を取り込めるハイブリッド基盤「Azure Local」(旧称:Azure Stack HCI)です。コントロールプレーンをAzure側に置きつつ、手元のローカル環境で強固なセキュリティと低遅延を維持しながらAIや仮想デスクトップ(AVD)を実行する、次世代のインフラの形として非常に強力な選択肢になると感じました。

まとめ

今回のイベントを通じて、最高性能のAIをビジネスの現場で本格的に活用していくためには、単なる処理スピードの向上だけでなく、「PUE(電力効率)を意識した水冷サーバーの導入」や、「エッジ・ローカルを含むハイブリッドなインフラの最適化」が不可欠であることを強く再認識させられました。

ご紹介した技術の一部は、オンプレミスでありながらクラウドのように利用課金(OPEX)で導入できる「Lenovo TruScale」のようなサブスクリプションモデルでも提供されており、初期投資を抑えたスモールスタートも可能になっています。

弊社でも、これらAI時代に対応するLenovo社の最先端インフラ・ソリューションの提案に注力しております。サーバーの更改やAI導入に伴う熱・コスト問題にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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エヌアイシー・パートナーズ株式会社
技術企画本部

E-mail:voice_partners@niandc.co.jp

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