【開催レポート】[IBM・NI+C Partners協賛] IBM TechXchange watsonx 技術コミュニティー「watsonx Orchestrateで挑戦するAIエージェント開発 〜ユーザーが語るリアルな開発体験〜」
こんにちは、てくさぽブログメンバーの高村です。
2026年3月4日、聖路加タワー15階のNI+C Gardenにて、IBM TechXchange watsonx 技術コミュニティーイベント「watsonx Orchestrateで挑戦するAIエージェント開発 〜ユーザーが語るリアルな開発体験〜」を開催しました。
会場には約30名、オンラインでは約90名の方にご参加いただき、大変盛況なイベントとなりました。
本記事では、イベントの様子をレポートいたします。
イベント概要
本イベントは、日本IBMが主催するwatsonxの技術コミュニティーイベントでwatsonxを活用する技術者たちが、メーカー・ユーザーの垣根を超えて知見を共有する場です。
今回、弊社も本イベントに協賛として携わり、運営やコミュニティの活性化をサポートさせていただきました。
見どころは、技術者8名のスピーカーが登壇したリレー形式のセッションです。実際にwatsonx OrchestrateでのAIエージェント開発のリアルな舞台裏を包み隠さず語り尽くす、非常に濃密な時間となりました。

イベントハイライト
講演セッション
イベントアジェンダはこちらをご参照ください。
登壇者からは、様々な分野での開発事例が紹介されました。
具体的にどのような発表があったのか、その要点を抜粋してご紹介します。
- 外部データ・既存システムとの連携
オープンデータ活用の取り組みや、アタックサーフェス(脅威)監視におけるAIエージェント活用などの事例が紹介されました。開発面ではwatsonx OrchestrateのAPI連携が成功の鍵となり少人数・短期間で構築できた、ノーコードとADKを使い分けて構築するところがポイントとなったなど知見が共有されました。 - 人事・バックオフィス業務の効率化
新任者向けの手順案内からエラー時のチケット起票までを一気通貫で行うAIエージェント、住所変更などの申請業務をSlack入力から承認通知までわずか1か月でAIエージェントで自動化した事例、社内マニュアルを参照した問い合わせ対応の実践例が紹介されました。あわせて、複雑な業務フローを実装するための設計スキルの重要性や、ハルシネーションを防ぐための確認質問の設計、新卒社員でも短期間でAIエージェントを構築できるほど開発のハードルが下がっていることなど、実装・運用に関する具体的な知見も共有されました。 - 営業プロセス及び購買業務への活用
営業プロセスにおける保守期限や価格改定、脆弱性情報などの伝達漏れを防ぐため、公開APIから情報を取得・整理し、担当者へ自動通知する3種のAIエージェントの活用事例が紹介されました。
気象データやPOSデータをもとに最適な発注数を提案し、システムへの反映からメール送信までを自動化する「AI調達エージェント」の開発、そして開発工程での3つの壁について、タスクを細分化して指示するなどの勘所が共有されました。 - AIエージェント開発を加速させるAI駆動開発支援ツール「IBM Bob」の活用
IBM Bobを用いたwatsonx OrchestrateのAIエージェント開発について紹介。MCPサーバを活用することで、お客様固有コーディングルールへの準拠を、開発者の操作に依存せずに開発を進められる効率性の高さなどが紹介されました。参加者から他社製品との違いについて質問があり、IBM Bobのドキュメント生成機能の高さなど、具体的な優位点や知見を共有しました。


IBMさまのイベント開催ブログはこちらをご参照ください。
懇親会
講演セッションの後は、NI+C Gardenにて懇親会を開催しました。
実はNI+C Gardenの人気ポイントがビールサーバーでの飲み放題なんです!今回は4種類のクラフトビールをご用意しました。
IBM様からご提供いただいたピザや軽食を囲み、弊社 代表取締役社長 須崎の乾杯とともに交流の時間が始まりました。
会場のあちこちで会話が弾み、登壇者の皆様や参加者同士で深い意見交換が行われ、セッションの内容をさらに掘り下げる会話や、各社の取り組みに関する情報交換などが活発に交わされました。
会場は終始和やかな雰囲気に包まれ、交流を通じて新たな気づきやつながりが生まれる貴重な機会となりました。


さいごに
8名もの登壇者から、watsonx Orchestrateのリアルな開発体験を聞くことができ、つまずきやすいポイントや、そこを乗り越えるための勘所、ノウハウを知ることができた大変有意義なひとときとなりました。
質疑応答では、オンサイト・オンラインの双方から質問が飛び交い、「開発未経験でもAIエージェント開発は可能か?」「セキュリティにはどのように向き合うべきか?」といったテーマも挙がるなど、参加者の皆様の高い関心と熱量を感じる時間となりました。
今後もこうした実践・知の共有を通じて、watsonx Orchestrateの活用の輪がさらに広がっていくよう、弊社も取り組みを進めてまいります。
お問い合わせ
この記事に関するご質問は以下の宛先までご連絡ください。
エヌアイシー・パートナーズ株式会社
技術企画本部
E-mail:nicp_support@NIandC.co.jp