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ブログ

HCL ライセンスとソフトウェア・サブスクリプション&サポートのまとめ [2022年6月版]

こんにちは。
事業企画部メンバーの栗本です。

IBMから製品が移管され約3年、HCLソフトウェアとして従来のライセンス体系から徐々に変更になってきました。
現在はIBM時代にはなかったライセンス体系のNotes/Dominoライセンスを購入することもできるようになっています。

今回は「現在どういったライセンスを購入できるのか?」「遡及更新はどうしたら良いか?」など、継続して弊社へお問い合わせいただくことが多い、HCLソフトウェアのライセンス体系について説明いたします。

1. HCL ソフトウェアのライセンスとソフトウェア・サブスクリプション&サポートの概要

HCL ソフトウェアを利用するためにするためには、ライセンスの購入が必要になります。
ライセンスには、下記の2種類があります。

  • 永続ライセンス : ソフトウェアを永久的に使用する権利。また、ソフトウェア契約開始日から1年間のS&Sが付加されています。
  • 期限付きライセンス、サブスクリプション方式(以下、期限付きライセンス) : 使用期間が明示された期間使用型ライセンス

また、HCL ソフトウェアの製品サポートを受けるためには、ソフトウェア・サブスクリプション&サポート(以下、S&S)が必要になります。

S&Sは、ライセンスの種類によって下記のように提供されます。

  • 永続ライセンス : 購入時から1年間のS&Sが付属
  • 期限付きライセンス : 使用期間中にS&Sが付属

次章からS&S、期限付きライセンスについて詳細を解説いたします。

2. S&Sとは

S&Sには最新バージョンのソフトウェア使用権、製品に対する技術サポート問い合わせ、修正モジュールの入手が含まれます。また、S&Sは使用しているソフトウェアのライセンスの本数と同じ数を購入する必要があります。S&Sの契約は1年単位となりますが、複数年で一括して契約することも可能です。

永続ライセンスを購入後2年目以降に製品に対する技術サポート問い合わせ等を利用する場合は、S&Sを継続して購入する必要があります。
S&Sを更新しなかった場合、その後のバージョンの利用や技術サポートの利用はできませんが、満了時点で利用可能なバージョンの使用権は継続します。

原則、S&S契約は空白期間が生じないように切れ目なく継続する必要があります。(下図 A)

もし、更新期限内(既存契約の満了日まで)にS&Sを契約せず空白期間が生じたのちにS&S契約を再開する場合、180日以内であれば、開始日を契約満了日に遡ってS&Sを購入することができます。(下図 B)
これを、遡及更新と呼びます。
遡及更新の場合、S&S年間コストの最大20%の追加料金がかかりますので、既存契約満了日までに更新契約の完了をお願いいたします。

また、181日以上の空白が生じたのちのS&S契約の再開は、ライセンスを再購入いただく必要があります。(下図 C)

ライセンス体系図解

3. 全数適用の原則

S&Sの章でも解説したとおり、S&Sは使用しているソフトウェアのライセンスに対応するものを使用しているライセンスと同じ数量で購入する必要があります。
利用しているソフトウェア構成の一部、使用しているライセンスの一部のみに、S&Sを契約することで全体の最新バージョンの使用や技術サポートの利用はできません。これを、「全数適用の原則」と呼びます。

全数適用の原則
全数適用の原則

既存の契約に対して新規ライセンスを別途契約した場合において追加分のみS&Sが有効な状態や、満了時期のずれにより部分的にS&Sが有効になっている状態が発生することは許容されますが、この状態でのS&Sの利用はできません。

例えば、更新期限内にS&Sを契約しなかったライセンス80本を使用しており、同バージョンでユーザー数追加のためライセンス20本を追加購入した場合は、技術サポートへの問い合わせやプログラムのダウンロードはできないことになりますので、ご注意ください。
この例の場合、S&S 80本を追加購入することで、新規に購入したライセンスに付属するS&Sと合わせて100本分のS&Sを保有することとなるので全数適用の原則を満たし、最新バージョンの使用や技術サポートの利用ができます。

追加ライセンス事例

4. 期限付きライセンスとは

期限付きライセンスは、

  • 指定された期間に対してのソフトウェア使用権(ライセンス)
  • 指定された期間中のS&S

が一体となって提供されます。
期限付きライセンスは月極めで提供されており、最短契約期間は12ヶ月以上となります。
期限付きライセンスは契約期間中にのみライセンスおよびS&Sが提供されるという点が永続ライセンスと異なります。
すなわち、契約期間終了時にはライセンスとS&Sの双方が終了し該当のソフトウェアを利用する権利がなくなります。

また、遡及更新はできませんので、契約期間満了前に更新手続きの完了をお願いいたします。

期限付きライセンスは、使用期間が限定されることにより、

  • スモールスタートするプロジェクトが始めやすい
  • 初期投資を抑えることが可能
  • 必要なくなったら契約を終了することで費用削減できる

といったメリットがあります。
特に、DXを実現するためには、プロジェクトを素早く立ち上げ、効果がなければやめるという進め方が増えますので、期限付きライセンスのご利用をお勧めします。
一方、長期契約をする場合は永続ライセンスの方がコスト的に有利となりますので、プロジェクトの特徴や特性に合わせて最適なものを選びましょう。

5. まとめ

HCL ソフトウェアのライセンスとS&Sについて、簡単な解説をいたしました。
従来は一度構築したシステムを長期間使用することが多く、永続ライセンスにメリットがありましたが、昨今のIT環境変化のスピードアップ、データ量の増加、システムのライフサイクルの短期化などの背景から、期限付きライセンスを採用することでメリットを享受することができます。

※この記事は2022年6月時点の情報を元に作成しています。
HCL ソフトウェア ライセンス契約の概要

6. お問い合わせ

この記事に関する、ご質問は下記までご連絡ください。

エヌアイシー・パートナーズ株式会社
E-Mail:voice_partners@niandc.co.jp

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