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現地からお届け!【参加レポート】IBM TechXchange 2025 Orlando

こんにちは。
現在エヌアイシー・パートナーズ 技術企画本部のメンバーで、アメリカのオーランドで開催されている「IBM TechXchange 2025」に参加しています。
(現地時間:2025年10月9日、日本時間:2025年10月10日時点)

本記事では 現地からの速報 として、このイベントの概要や見どころ、最新情報をお伝えいたします。

イベント概要

IBM TechXchange は世界各国のIBMファンが集う年に1度の技術者向けイベントで、今年は3回目となりました。
年々規模も参加者も拡大しており、IBM TechXchange 2025 では、1,800以上の技術者向けセッションがあり、その中で400以上のハンズオンラボやデモが展開されています。

今年はアメリカのフロリダ州にあるオーランドの Orange Country Convention Center にて10月6日から10月9日の4日間で開催中で、日本から100名近くの方々が参加しています。

今年のテーマは「we are GO / Explore Build Launch 」です。

IBM Techxchange 2025 主要メッセージ

TechXchange 2025の基調講演では、AIエージェントを活用・展開するために必要となる4つの要素を紹介していました。

この4つの要素のうちEcosystemDeveloper ToolsAI infrastructure managementについてお伝えします。

Ecosystem

IBMが単独でAIエージェントを開発・展開するのではなくパートナーシップやIBMパートナーがAIエージェントを開発・運用することでOpenな展開をしていくという方針となります。
この方針を実現するためにAgent Connectプログラムを展開しており、多数のAIエージェントを早期に提供することを目指しています。

Developer Tools

Developer Toolsとしてドメインエージェントの提供があります。
ドメインエージェントとは、業務特化型のエージェントを指します。例えば購買業務に特化したエージェントであったり、人事業務に特化したエージェントです。

AI infrastructure management

AIを利用する上で必要となる基盤の管理を指します。これを実現するためにProject “Infragraph” というプロジェクトでソリューション提供を目指しています。
 
他にも、TechXchangeでは様々な新しい発表がありました。その発表の中から今後大注目となる3点について共有します。

1.  Anthropicとのパートナーシップ発表

既に日本でもニュースとなっているので認識されている方も多いと思いますが、Anthropicとのパートナーシップの発表がありました。

IBMはAIのガバナンス、セキュリティ、オブザーバビリティ分野でソリューションを提供しており、これがIBMの強みとなっています。Anthropicとの協業は、この強みを背景とした補完的なパートナーシップであると思われます。

このパートナーシップの目的は、LLMであるClaudeをIBMソリューションに組み込むことだけではありません。企業ユースでAIエージェントを開発・運用する時に検討が必要となる要素を体系化した「Architecting secure enterprise AI agents with MCP」をIBMが作成し、Anthropicがそれを検証する協業も行っています。

このガイドを参照してAIエージェントを開発することで、今後拡大が見込まれるAIエージェントを安全かつ安心して活用できるベースとすることができます。

2.  コード開発AI Agent「Project Bob」

統合開発環境(IDE)をエージェント型で提供する「Project Bob」が発表されました。

このニュースと共にかわいらしいマスコットのBobもお披露目になりました。

Project Bobを利用することで、コードをバージョンアップするための設計、テストの自動化、本番運用、コンプライアンス維持と開発のライフサイクル全体をAIエージェントを用いて自動化することができます。

Project Bobは、発表と共にPublicプレビュー段階に入りました。
開発者のワークフロー負荷を軽減してくれるProject Bob の提供開始が楽しみですね!

3.  AI基盤のための「Project Infragraph」

HashiCorpが主体となって開発している基盤自動化のためのプロジェクトです。

詳細は不明ですが、以下の実現を目指しています。

  • サイロを横断した統合インサイト
    クラウドインフラストラクチャーリソースを単一のビューで把握できます。
  • 実用的なインテリジェンス
    コストの最適化、ガバナンスの強化、リスクの軽減に役立つコンテキストを提供します。
  • 自動化の基盤
    インフラストラクチャークラウド全体にわたる、次世代のインテリジェントなAI駆動型運用を実現します。

AI Accelerator “Spyre”

IBM Spyre Accelerator はエンタープライズワークフロー向けのAIソリューションを提供し、AIサービスを簡単にインストール・構成・移動できる統合された推論プラットフォームとアクセラレートされたインフラストラクチャーを備えています。

Spyreのユースケースとしては、IT運用、開発、ERP、銀行・金融、ヘルスケア、保険、公共分野など、様々な業界でデジタルアシスタント、データ・コンテンツ管理、ディーププロセス統合などのプリビルドAIサービスを提供します。

Observability

AI Firstとして各種機能提供、Intelligent、Integrated experienceとしてUIやDataレイヤーの統合がされるという情報が共有されました。
またAIキーワードとしてはLLMやAIのワークロードをInstanaでObservabilityする機能が2025 4Qのロードマップとして示されました。

さいごに

2日目の夜のお楽しみとして「Evening Entertainment at Universal Orlando Resorts Islands of Adventure」が開催されました。

世界各国から集まった技術者とともに過ごした Universal Orlando Resorts Islands of Adventure での一夜は格別な体験となりました。

さて、本日、来年のTechXchangeがアメリカ ジョージア州の「アトランタ」で開催されることが正式に発表されました。
次回のイベントにも期待が高まります!

お問い合わせ

エヌアイシー・パートナーズ株式会社
技術企画本部
E-mail:voice_partners@niandc.co.jp

 

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