2020年11月

09

最新のデータライフサイクル管理とは?(前編)

IBM の岡田です。

少し間が空きましたが、前回のハイブリッド/マルチクラウド時代だからこそIBMのストレージ は盛り沢山で機能豊富なブロックストレージを中心にクラウド連携のお話をさせていただきまいしたので、少々お腹いっぱいだったかもしれませんね。
今回はデータのライフサイクルを考えていくことで「ファイルストレージ」「オブジェクトストレージ」を前編/後編の2回でお話しさせていただきます。

データの価値

少々古いデータになりますが、以下は時間とともにデータの価値がどう変化するか、ということを示したグラフです。

「Development Code」のように多少の例外はありますが、多くは作られた直後のデータ価値が高く、時間とともにその価値は失われていくという傾向があります。

例外と言いましたが「Development Code」については以下ように解釈できます。
初期は完成に至ってないためコード価値は低く、実際に完成品となって初めてその価値が高くなる。そして製品のライフとともにコード価値が失われていくという意味において、コードの完成時をタイムゼロとみれば、他のデータとも同じ価値の変化を示すと考えられなくもないです。

これをもう少し概念的に捉えたものが次の図です。

図2. データの時間的価値変化のモデル

図に書かれたように、これらのデータにはその時の価値にふさわしい保管場所というものがあります。おそらくみなさんも切羽詰まった時、例えるならば PC のハードディスクがいっぱいになってしまった時など、慌てて古いファイル類を安価な記憶媒である DVD、BD、USB接続の外部記憶装置などに退避したり、使わないファイルを消去したりするのではないでしょうか?

企業で取り扱う大量のデータでは、使わなくなったデータの保管にマッチした記憶デバイスへの移動をタイムリーに実施しないと、無意味に高価な保存スペースを浪費し、多くの無駄が発生します。

このようなことが無いよう、適切にデータのライフに合わせて保管場所を管理する必要があります。以前は、図3左側のように人手でこのような管理を行っていました。これでは手間がかかるだけでなく、ミスが生じてデータを消してしまったり、保管場所がわからなくなってしまうなど多くの不具合が生じる原因にもなりかねません。

このような手間をなくし、自動的に階層管理ができるのが、IBM Spectrum Scale です。

図3. データの階層化管理・今昔

 

IBM Spectrum Scaleとは

IBM Spectrum Scale は、IBM が1990年代に開発した GPFS(General Parallel File System)と呼ばれる科学計算向けの高速ファイルシステムをベースに長年かけて熟成させたソフトウェア・デファインド・ストレージ製品です。
当初は AIX用に使われており、複数サーバーから同一ファイルへの同時アクセス可能とした当時としては先進的なファイルシステムで、特にグリッド系の処理に役立つものでした。

これをベースに様々な機能が付け加えられ、今日ではサーバーからアクセスしやすい NFS や SMB などの標準的なプロトコルに加え、HDFS にも対応した多目的使用に耐えうるものになっています。

この IBM Spectrum Scale には、図4に示す通り多くのハイパフォーマンス・ストレージに根ざした技術があり、また名前が示す通りスケールアウトすることで、より高速、より大容量を扱うことができるようなソリューションです。

現在では多くのスーパーコンピュータやハイパフォーマンスコンピューティングの分野で活用されています。

図4. IBM Spectrum Scale 全容

このように多くの機能がある中、当ブログではあえて自動階層化という機能に焦点を当ててお話をします。

Spectrum Scale は管理下に種類の異なる媒体を複数持つことができます。
この機能の例として、図5のように高価で高速な Flash系のストレージ、速度より容量重視の HDD、そしてテープ装置などで構成されたファイルシステムを見ていきましょう。

図5. IBM Spectrum Scale の自動階層化機能

これらの自動化にはどのように階層管理するかのルールが必要となります。配置ポリシー、移行ポリシーというのがそれにあたります。
配置ポリシーは、ファイルを書き込む際に何を基準にどの媒体・どの位置に書き込むかなどのルールを決めたものです。移行ポリシーは、すでに保管されているファイルがどのような条件で移動し、その際どの媒体・どの位置に移動させるかを決めるものです。

例えば、図5では、初期保管時にはフラッシュに書き込まれます。
次に保管期間が1ヶ月を過ぎると自動的に HDD に移動されます。この時ユーザーから見たファイルの位置は変わっておらず、書き込んだ時のフォルダーにそのまま存在して見えます。
さらに3ヶ月が過ぎるとフォルダーにスタブと呼ばれるリンクポインターのみを残し、ファイル本体はテープに移行されれます。ひとたびこのスタブにアクセスが生じると、ファイルはテープから書き戻され、また3ヶ月後にはスタブのみ残して元に戻ります。

というような、ファイルの価値にふさわしい媒体への移動を自動的に行うことで高価なデバイスの容量を減らすことができ、最終的にテープなどの安価なデバイスで管理することが可能となります。これにより、旬なデータの I/O パフォーマンスを損なうことなくストレージ全体のコストを減らすことにもつながります。

自動階層化の最終層には、テープの他にも、パブリッククラウド上のオブジェクトストレージなども有効です。こうすることで手元の余計な資産を減らすことにも繋がります。もちろんオンプレミスのオブジェクトストレージでも安価な容量単価を実現することができます。

最新のデータライフサイクル管理とは(後編)」にて、そのオブジェクトストレージの IBM製品、IBM Cloud Object Storage のお話をしましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

この記事に関するお問合せ

エヌアイシー・パートナーズ株式会社
企画本部 事業企画部

この記事に関するお問い合せは、「こちら」からお願いします。

 

参考情報

 

その他の記事

2022年07月08日

インタビュー! 出荷から半年、IBM Power10が市場に与えたインパクトとは?

IBM Power10が出荷開始となって、半年あまりが経過しました。エヌアイシー・パートナーズ株式会社(以下、NI+C P)としては、フラッグシップ製品 E1080の売れ行きやお客様からの反響が気になります。そこで、今回は再び日本アイ・ビー・エム株式会社 テクノロジー事業本部 IBM Power 第二テクニカル・セールスの 釘井 睦和氏をお招きし、最新ニュースを伺うことにしました。この半年あまりを振り返っていただきながら、あらためてIBM Power10の魅力を確認するとともに、今後の展開を見ていきます。   登場者 【ゲスト】 日本アイ・ビー・エム株式会社 テクノロジー事業本部 IBM Power 第二テクニカル・セールス 部長 釘井 睦和 氏 【インタビュアー】 エヌアイシー・パートナーズ株式会社 技術支援本部 テクニカル・サポート部 佐藤 正忠 エヌアイシー・パートナーズ株式会社 技術支援本部 ソリューション推進部 村上 文香   出荷開始から半年、IBM Power10はどう受け入れられたか - 2021年9月17日にIBM Power10 のフラッグシップ製品 E1080が出荷開始されてから、半年あまり経過しました。この間、Power10はどう市場に迎えられ、どんな評価を得ていますか。 釘井) おかげさまで、滑り出しから順調に推移しています。すでに数十台以上出荷させていただいており、Power10の登場を待っていただいていたのだな、ということを実感しました。1つ、私たちも驚いたのが、これまでエントリークラス、ミドルクラスのマシンを利用されていたお客様の中に、E1080へ移行してくださったケースがいくつかあるということです。ハイエンドを使っておられたお客様が、E1080を使ってくださるだろうことは予想していたのですが、エントリークラス、ミドルクラスからの移行は少し意外でした。 - IBMでは、そうしたケースをどう分析されていますか。 釘井) 新しいものが出ているのであれば、それがいい、それも性能のよいものの方がよい、と考えるお客様がいらっしゃったのではないかと思います。また、IBMからのオファリングに魅力を感じてくださったお客様もおられるかもしれません。例えば、保守期間が長くなるということ。新しいマシンは導入時に保守期間が始まりますから、できるだけ長く使いたいというお客様は、この機にPower10に移ろうと考えてくださいました。 さらに、半導体不足という原因もあるかもしれません。コロナ禍や地政学的な情勢変化によって世界的に半導体の需給がひっ迫しているのは事実で、“今手に入れておかなければ、次はいつになるかわからない”という心理が、お客様の判断に影響していると思います。 もちろん、日本のお客様の中で高まっているDX気運もあります。例えば、“システム統合を進めたい” “AI活用を始めたい”といったご要望に、Power10ならより応えやすいというのも背景にあったのではないでしょうか。 - 実際、弊社が提案に関わったケースでも実感しています。あるケースでは、お客様にプライベートクラウドを構築したいという意向があって、このタイミングで全面的にシステム統合を図りたいと考えられました。既存の基幹システム、周辺システムを集約していく基盤として何が最適かを検討される中で、私たちはPower10をお勧めし、お客様も最終的にPower10がいちばんふさわしいと判断されました。 釘井) 別のケースは、調達に重点を置かれていました。既存ハードウェアの経年劣化や保守期限を考えると、新しいマシンの入手はこれ以上期間を延ばせず、どのように活用するかは同時並行で考えるとして、手に入るときに確保しておきたいというご要望でした。 Power10移行で享受できるメリットとは - 前回のインタビューでもお伺いしましたが、Power10移行でお客様が享受できるメリットは、どこにあるでしょうか。 釘井) まず明らかなのは、ライセンスコストやエネルギーの節約効果です。大きなデータベースを運用されているとしましょう。IBM Power E980で3台要していたとしたら、E1080はコアあたりのパフォーマンスが向上しているため、2台に集約可能です。ライセンスコストは固定費としてかかるものであり、エネルギーコストも最近は情勢を反映して値上がり傾向が続いています。それらを少しでも抑えられれば、それだけ投資すべき対象に予算を振り向けられます。 - システム統合もご要望が高そうですよね。Power10は基本性能が高いので、既存環境を移してもまだまだ余力があると思います。余力があると判明したことで、“周辺システムもここへ移したい” “ここでAI推論をさせたらどうか” “開発環境をここに置いてもいいのでは”などと考えるお客様は多いと思います。 釘井) そうですね。それに、企業情報システムのモダナイゼーションにも有効です。近年は、ビジネスアジリティの獲得に向けたアプリケーションのクラウドネイティブ化対応に注目が集まっており、それを実現する手段として、コンテナ技術があります。IBM Power10は、コンテナ環境 Red Hat OpenShiftの基盤となるRed Hat Enterprise Linux CoreOS(以下、RHCOS)でも動きますから、コンテナ化したアプリケーションを動かしたいというとき、TCOの削減という点でも、可用性や堅牢性という点でも、大きなメリットがあります。 また、1台のIBM Power10でAIXやIBM i、Red Hat Enterprise Linux(以下、RHEL)、RHCOSなど複数の区画を立ち上げ、事業環境の変化に合わせてハードウェア資源をそれらに対して動的に再配分できます。これは、キャパシティー・オンデマンドと呼ばれる機能です。もしかすると、なにかの事情で今すぐにアプリケーションをコンテナ化するのは困難という場合もあるかもしれません。しかし、既存システム環境をひとまず移行しておき、機が熟したらその区画のすぐ隣で、RHELやRHCOSを立ち上げ、相互に連携させるといったことも、Power10なら比較的容易に実現できます。 - Power10は、セキュリティーが堅牢であることもお勧めポイントですよね。 釘井) x86サーバーに比べて脆弱性が非常に少ないということもあります。Power10の場合は、Power9比で4倍の処理能力を持つ暗号化アクセラレーターを積んでいますし、将来のデータ脅威に備え、耐量子暗号および完全準同型暗号などもサポートしています。わかりやすく管理できるセキュリティー管理ツールも提供しており、経営層から情報システム部門、現場の方々まで、安心してお使いいただける製品であることを自負しています。 - 最近発表された「IBM i Merlin」はインパクトがありました。 釘井) 「IBM i Merlin」は、クラウドに対応したモダンな世界へお客様が移行しようとするときに支援するものを提供したいという思いから開発されたもので、正式名称を「IBM i Modernization Engine for Lifecycle Integration」といいます。「IBM i Merlin」はツールの集合体でいろいろ考えられているのですが、まずはコードの開発に重点が置かれており、統合開発環境(IDE)を備えています。ここで、DevOps環境をセットアップしたり、IBM iの開発を既存のDevOps環境に統合したりすることができるので、機能の公開や利用が容易になります。「IBM i Merlin」上で提供するツールはすべてOpenShiftのコンテナで実行し、ユーザーはこれをブラウザー・インターフェースで利用します。Power10でDXを進めたいというお客様に最適な機能です。 図1 Power環境に「IBM i Merlin」登場 OpenShiftという観点では、 クラウド・ネイティブなアプリケーション開発に必要なソフトウェア製品を事前にセットアップ、これによりプライベートクラウドを数時間で展開できるIBM Power Systems Private Cloud Rack Solutionというものもあります。実稼働環境向けに最適化されたフル・スタック構成のPower Private Cloud Rack Starter Deployment と、開発環境向けでシングル・サーバー構成のPower Private Cloud Starter Solutionという2つのソリューションがあり、両方ともハードウェアおよびソフトウェアを最適化した組み合わせでセットアップできるため、プライベートクラウド環境構築期間を大幅に短縮可能です。こちらはIBM Powerでモダンなプライベートクラウドを構築していきたいというお客様にお勧めです。 いよいよスケールアウト&ミッドレンジシステムが登場 - 今後の展開としては、スケールアウト&ミッドレンジシステムの登場がありますね。 釘井) はい、そう遠くないうちにご案内できると思います。詳細は「乞うご期待」というところですが、さらに幅広いお客様、それこそ100倍以上のお客様にPower10の実力を享受していただけると思っています。IBMにとって、この2022年は数年に一度の非常に重要な時期になると思います。また、次のモデルはIBM以上にパートナー企業の皆様に販売いただく機会も多くなりますから、現在、お届けするべき情報を水面下で準備しているところです。 NI+C Pは、IBMパートナー企業の中でもは日本で数少ない一次販売店で、Power10のこともとても重視してくださっています。ご支援なしにPower10の新しい価値を市場にお届けすることはできません。今後ともよろしくお願いいたします。 - こちらこそよろしくお願いいたします。NI+C Pとしても、われわれのお客様がPower10の次のモデルに期待されているのを実感しているので、リリースを心待ちにしています。Power10では、基幹業務の維持のみならず、プラスアルファの業務を動かす基盤として採用しようという動きがお客様の中で進んでいるように思います。今までの業務を守るだけではなく、攻めるという位置づけでインフラ基盤を考えられているのは非常に心強く、われわれも全面的にバックアップしていきたいと考えています。本日はありがとうございました。 この記事に関するお問い合わせ エヌアイシー・パートナーズ株式会社 企画本部 事業企画部 この記事に関するお問い合せは、「こちら」からお願いします。   関連情報 IBM Power10 (製品情報) - 効率性と処理能力、セキュリティを重視した設計、さらに、脱炭素への取り組みを通じて環境への配慮を実現します。 早わかり!ここが進化したIBM Power10 (コラム) - よりスピーディに、よりスマートに、企業活動を発展させ、デジタル競争の勝者となるためには…?  

2022年06月24日

【早わかり】AIX と IBM i ライセンス情報

こんにちは。エヌアイシー・パートナーズ 村上です。 2022年度は新しい試みとして、 ・理解しているつもりだけど説明はできない ・時間があれば調べたいと思っていた ・当たり前な知識かもしれなくて質問しにくい という内容を取り上げた「早わかりシリーズ」を掲載していきます。 今回は、IBM Power のメインOS、AIX と IBM i のライセンス情報をご紹介します。 AIX とIBM i は、片方のライセンス情報しか知らないという方も意外と多いので、ぜひこの機会に比較しながら読んでみてくださいね。   セクション 1) 永続ライセンスのおさらい 2) マンスリーとサブスクリプションをご存じですか? 3) ライフサイクルとバージョンのポイント   1) 永続ライセンスのおさらい AIX とIBM i のスタンダードなライセンス「永続ライセンス」。 有効期限のない永続ライセンスは、SWMA (SoftWare MAintenance) と合わせて所有します。 永続ライセンス OSを利用できる権利。1年目に購入。 SWMA 「サブスクリプション(最新バージョンへのアップグレード)」と「テクニカルサポート(対象製品に対するQAサポート)」の権利。 1年~5年で選択し、継続するためには都度オーダーが必要。 更改などで新ハードウェアへ移行する場合、 AIX 永続ライセンスはIBM Power本体に紐づくので、新ハードウェアになるタイミングで永続ライセンスが買い直しになります IBM i 既存機のライセンスを新ハードウェア移管することが可能です(移行先の機械レベルが高くなる場合は追加料金が発生) IBM i には、移行中ライセンスとして安価なITL(IBM Temporary License)が提供されたり、DR機専用のライセンスがあったりもします。   2) マンスリーとサブスクリプションをご存じですか? さて、このセクションが今回のブログの本題です。 2022年6月現在、AIX とIBM i には「永続」「マンスリー」「サブスクリプション」と3種類のライセンスがあります。 以下は利用ケースのイメージです。 利用ケース 永続ライセンス ・長期間利用 マンスリーラインセンス ・移行時の短期利用 ・スパイク(最低限の環境をさっと作って概ねの方向性を確認する) サブスクリプションライセンス ・初期投資を抑えたい場合に利用 ・HWに依存せず臨機応変に利用(中長期間でAIXの場合) サブスクリプションライセンスは、AIX は2021年、IBM i は2022年に提供が開始されました。 (表が見えにくいのでクリックして拡大してご覧ください) サブスクリプションライセンスは、今後拡張が予定されています。 利用ケースにあったライセンスを選択できるようになってきたので、臨機応変な検討ができるようになりますね。   3) ライフサイクルとバージョンのポイント 2022年6月時点で、IBMは「AIX も IBM i も将来の投資を継続する」という発表をしています。 IBM Power ユーザとしては一安心です。 どちらのOSも、サポートライフサイクルは10年間となります。 下記にバージョンのポイントを纏めてみました。 <AIX > 購入できるバージョン v7.2 , v7.3 標準サポートがあるバージョン v7.1, v7.2, v7.3 どうやってもサポートが終わっているバージョン v5.3 実はまだ有償延長サポートがあるバージョン v6.1 TLが出るタイミング(※) 1回/年、成熟してくると1回/2年 サポートライフサイクル(10年) 標準(最短6年)+延長保守(3~5年) <IBM i > 購入できるバージョン v7.3 , v7.4, v7.5 標準サポートがあるバージョン v7.3, v7.4, v7.5 どうやってもサポートが終わっているバージョン v6.1 実はまだ有償延長サポートがあるバージョン v7.1, v7.2 TRが出るタイミング(※) 2回/年(最新バージョンと1世代前のバージョンに対して) サポートライフサイクル(10年) 標準(7年)+延長保守(3年) <※TLとTRの補足> TL:テクノロジー・レベル。AIXにおける問題の修正、新しいハードウェアのサポート、ソフトウェアの機能拡張が含まれたプログラム。 TR:テクノロジー・リフレッシュ。IBM i におけるオファリング、サービス、およびハードウェアの機能拡張を提供するプログラム。 かなり前のバージョンも、延長保守のサポートがあるため更改時も安心です。 ただ、延長保守サポートは、部品不足による急な保守終了や、新規の問い合わせに対応いただけない、という面があるので要注意です。 また、延長保守サポートには細かい前提が設けられており前提にも随時変更が入りますので、ご利用を検討される際はお問い合わせください。   さいごに つい先日(2022年6月)、IBM i の複数のソフトウェアラインセンスが無償化される発表(IBM PartnerWorld)がありました。 IBM i では更改の検討が始まると、実際に利用している有償ソフトウェアの見直しが入ったりして、見積もりに時間がかかることがありますよね。 有償ライセンスが減ったことで、見積もりが少しでも簡単になり助かります。 クラウドシフトが進む中で、ライセンス体系、課金、監査方法が複雑化しています。 弊社には毎日のようにパートナー様からライセンス関連の相談やお問い合わせが来ています。 OSのみではなく、あらゆるソフトウェアのライセンス情報収集に日々奮闘(?)しているSEが多数おりますので、お困りの際はお気軽にご連絡ください! ※ 本ブログの情報は時間経過とともに変更が入る可能性があります。   お問い合わせ この記事に関する、ご質問は下記までご連絡ください。 エヌアイシー・パートナーズ株式会社 E-Mail:voice_partners@niandc.co.jp  

back to top