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2013年01月26日

実際どうでしょう Vol.3「想定”外”のパフォーマンス、クラウド基盤担当者に聞く」

普段の製品・ソリューション紹介だけでは聞き出せない情報を「実際のところはどうなんだろう?」という素人視点で、専門家に聞いてみるシリーズです。題して「実際どうでしょう」。。。どうぞ、ご覧ください。 <<実は私もインフラ担当、そのお気持ち良くわかります。 (*´ω`*) >   MERITひろばのE-learningコンテンツ(旧:学ぶメニュー※現在はご利用いただけません)のサービスとしても利用させていただいている株式会社システム・テクノロジー・アイのiStudyサーバ。そのインフラ担当者に、最新のクラウド環境構築の現場についてお伺いしました。  実は私もMERITひろばの運営だけでなく、社内システムの運用管理業務も兼務しており、ゲストの新保さんの苦労、やりがいのエピソードに共感すること が多くありました。(インタビュアー:重山)   PROFILE 株式会社システム・テクノロジー・アイ  新保 義幸 さん ・ 技術本部 インフラ統括部 部長 ・ ヘルプデスク、製品サポート業務を経験した後、当初から希望していたインフラ担当となる ・ 29万人の学習を支える企業向けクラウドサービスの基盤も担当   MERITひろば事務局 重山 勝彦 (インタビュアー) 日本情報通信株式会社。MERITひろば事務局。入社3年目にてMERITひろばの運営、コンテンツ全般を担当。 ※ 2012年12月時点のプロフィールです。   — 先週の日曜日(11月25日)に企業向け学習ソフトウェア「iStudy(アイスタディ)」のクラウドサービスをバージョンアップされたのですよね。名称は「iSudy Dynamic Cloud EE」で合っていますか? (重山) はい。そのとおりです。 (新保) — MERITひろばのE-Learningメニューでも利用させて頂いている「 iStudy Enterprise Server」は、「iES」と略していたのですが、今回は略称があるのですか? ・・・そう言われると略称が決まってないですね。Dynamic Cloudだけでは、弊社の製品名がなくなっちゃいますし(笑) 重山さん、何か考えて下さい。 — うーん、うーん・・・いやいや、私が質問する側ですから勘弁してください。(笑)   きっかけは、データセンター内にあるブレードサーバ環境の整理だった — それでは、本題に入らせていただきます。 この度は、iStudy Dynamic Cloud EEはIBM PowerLinuxを採用し、その上の仮想化にPowerVM for PowerLinuxで構築され、期待以上のパフォーマンスが出たと伺っています。しかし、最初からPowerLinux/PowerVMで決めていたわけではないと思います。このプロジェクトの経緯を教えて下さい。 当初は、データセンターのコロケーション移設が目的でした。お客様向けのサービスを稼働させているデータセンター内のサーバラックの場所が点在していたのと、一部のマシンが来年で保守期間が終わるため、それらの統合 ・整理が必要だったのです。 — なるほど、ではPowerVMの話が出てきたのは、サーバ環境の統合を検討された延長上ということですね。 はい、春頃にIBMのPowerLinuxの発表を代表の松岡が見て、よしコレを使ってみようという方針が出ました。 — 松岡社長ですね、テクノロジーや業界動向に明るい方ですよね。以前の環境もIBM製品だったのですか? そうです。保守切れになるサーバH/WはIBMのx86ブレードでした。iStudyもWebsphere上で稼働していますから。   他のVM環境は利用していたのでPowerVMに期待した — VM環境は他の選択肢もあったと思うのですが、最初からPowerVM狙いだったのですか? 通常採用決定の前に検証作業をするのですが、Linux KVMはすでに他のお客様サービスで利用しており、Oracle VMも弊社のIT研修サービスで扱っているので、パフォーマンスや使い勝手はナレッジがありました。 そこでせっかく検証するならPowerVMにしようという背景がありました。 — なるほど。技術検証も含まれたこのプロジェクトですが、どのような体制で進められたのですか? 物理的なマシンやネットワークの移設で2名、PowerVM構築で2名、iStudyのアプリケーション、サービスの開発、検証等で7、8名の体制でした。 — 完全に自社技術メンバーで進められたのですね。PowerVMの検証は具体的にはどのような作業だったのでしょうか。 Apacheのソフトウェア・ファウンデーションである「JMeter(ジェイメーター)」というクライアント・サーバシステムのパフォーマンス測定ツールを使いました。複数台のクライアントとサーバを立てて、1台のクライアントから数百のアクセス環境をつくり負荷テストを実施しました。 — ラッシュテストというやつですね。検証前の期待値と結果はいかがだったのでしょうか。 一般的なVMへの期待は「少ない資源で多くの稼働」です。始める前は、他のVMと比べても大きな差は出ないかも知れないと思っていました。   数値の読み間違い。実は、10倍のパフォーマンス性能だった — ということは、期待以上の結果が? はい。ただ、最初は間違えた計測をしていました。 パフォーマンス計測時のCPUのカウントの仕方が、KVMはスレッド単位だったので、PowerVMも同様に考えていたのですが、実はCPU Coreを10分割に調整できることに気が付かず、0.1が1コアだと思ってテストしていたのです。ラッシュテストを続けると、1コアでは足りなそうなので、2コアを割り当てました。 — 実際は2コアではなく、0.2コアだったのですね。 そうです。IBMの担当者にもずっと「2コア」で話していました。でもその性能でも実用化可能なレベルだったので、購入の手配まで進んでいました。(笑) — ずっと1/10で評価していて、OKなレベルだったということは、実際は10倍の性能がでちゃったということですよね。 まさに嬉しい誤算です。 逆ではなくて良かったです。今では笑い話になっていますが。     — IBM PowerLinuxが専用マシンでPower7 (CPU)の性能もありますし、IBM Java、Websphereと純正の組み合わせが功を奏したのだと思います。実際はIBMの担当者も驚いていましたが(笑) そういえば、松岡社長も「WebSphere の起動が一瞬で驚いた」と仰っていました。あまりにも早いので、嘘なんじゃないかと(笑)   基盤は後戻りできない、アプリは後で修正できる — では、検証が終わり、実際に構築、移設する段階に進んでいった訳ですが、移設や切り替え作業で大変だったことなどを教えて下さい。 今回は、コロケーション移設と同時にiStudyサーバアプリケーション自体もメジャーバージョンアップをしているので、基盤とアプリケーションを同時進行で作業 するのは大変でした。 — それは、チェックポイントも多いですし、緊張しますね。私も社内システムの運用管理の業務に携わっているので、お気持ちお察しします。「インフラは動いて当たり前」という認識ですからプレッシャーですよね。 はい、データセンターの作業は社長も立ち会っていたので、更なるプレッシャーでした。(笑) しかし、豊富な経験とそれに裏付けされた感があり、プレッシャー以上に安心感も大きかったです。 — さすが、現役エンジニア社長ですね。新しいテクノロジーの採用には自ら立ち会う訳ですね。 はい。話を戻しちゃいますが、とにかく同時進行は気を使いました。   本当は、基盤についてはじっくり検証、作業をして、その後にアプリやサービスの作業をしたいのです。基盤の環境構築は後戻りできないですからね、アプリは後からでも修正がしやすいですから。 — なるほど。では、今回のプロジェクトを通して、 エンジニアとして体得された事は何でしょうか? 冒頭にも申し上げたとおり、今まではKVM, Oracle VMを経験していたので、PowerVMの利用は興味深かったです。AIXの勉強にもなりました。また、今までは初期設定はベンダーに任せたり 、検証作業も部下に任せることが多かったのですが、今回は全部自分でも作業しましたので、スキルアップに繋がりました。 検証は時間をかけましたが、実際のデータセンターの切り替え作業は一晩でしたので、そういった意味ではあっと言う間でした。   インフラ担当は後手より先手が理想的 — 最後に、インフラ担当として、今後の展開、展望をお聞かせ下さい。 今回はPowerLinux/PowerVM上に柔軟性、拡張性の高い、大きな環境を作ったのですが、これからお客様を更に増やしていきたいですし、実際に増えた時に快適なリソース配分やサービスを提供できるように、もっと研究、検証を進めていこうと思っています。 — 素晴らしいですね。インフラを担当すると後手に回ってしまうことが、実際は多いと思うのですが、検証を進めて先手打つ・・・私も見習いたいです。 リソース配分で思い出したのですが、資源は1/3、パフォーマンスは10倍になった「iStudy Dynamic Cloud EE」は、利用者への利用料金も従来より安く、還元されたとのことですね。 — MERITひろばの環境も新環境に移設した場合は、利用料金安くなりますか? そこは、担当営業に聞いて下さい(笑) — ですよね。(笑)そうします。 本日は、移設作業直後にもかかわらず、お時間いただきありがとうございました。  こちらこそ、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

2012年11月01日

実際どうでしょう Vol.1「仮想化を軸にすると、お客様メリットやPureSystemsの凄さがわかった」

普段の製品・ソリューション紹介だけでは聞き出せない情報を「実際のところはどうなんだろう?」という素人視点で、専門家に聞いてみるシリーズです。題して「実際どうでしょう」。。。どうぞ、ご覧ください。 このインタビューでエバンジェリストの新井さんが用意した詳細資料をダウンロードできます。記事とあわせてどうぞ。 Linuxの仮想化技術(KVM)とIBM PureSystemsについて、その道のエキスパートをお呼びしてインタビューさせていただきました。 インタビューを通して、新井さんは誰にでも分かりやすい言葉を使いながらもマクロ(動向)とミクロ(事例やお客様の声など)を交えて詳しく解説してくださいました。MERITひろばの会員の皆様に少しでも役立つ記事になっていれば幸いです。(インタビュアー:重山)   PROFILE IBM 新井 真一郎 さん X(旧称:Twitter)@araishin ・IBM Linux / OSS エバンジェリスト ・入社以来、金融サービスに従事しAIXに深く関わる ・その後、よりオープン性の高いLinuxのサポートセンターに移動し、エバンジェリストとして活躍   MERITひろば事務局 重山 勝彦 (インタビュアー) 日本情報通信株式会社。MERITひろば事務局。入社3年目にてMERITひろばの運営、コンテンツ全般を担当。 ※ 2012年10月時点のプロフィールです。   — いきなりですが、Linuxって「リナックス」「ライナックス」「リヌークス」と色々読み方がありますがエバンジェリストの新井さんはなんと発音されていすか?(重山) 弊社では、日本でビジネスを開始した当初から「リナックス」で統一しています。語源にもなっている開発者のリーナス・トーバルズさんのお名前の呼び方が「ライナス」さんではなく「リーナス」さんと呼ばれることも多くなったからでしょう。 (新井) — Linuxもコモディティ化して、呼び方も安定したのですね。しかし、私は日頃の業務でLinuxを触れることはないのですが、若いエンジニアから見るとLinuxに対する思いはどうなのでしょう。 今の学生はUbuntu(ウブントゥ)ベースのLinux Mintのような洗練されたユーザインタフェースのデスクトップを抵抗なく使っていますね。「Linux女子部」という女性技術者向けの活動もあります。エンジニア育成というのはどの技術でも重要ですが、仮想化技術が普及して、Linuxの上でWindows Serverを動かすのも普通になってきましたね。   Linuxの思想は「誰のものでもない」というのが基本にある — なるほどリナックスミントですか、今度見てみます。ところで、新井さんは学生時代にUNIX,社会人になってAIXに触れたそうですね。実は私は、AIXとLinuxの違いも良くわかっていないのです。ポイントを教えて頂けないでしょうか。 AIXは運用保守性を追求したOSと言えます。そのため、中長期的に安定稼働させることに注力する仕様になっています。 例えば、 ・H/W RAIDを使わずに、ディスク管理と一体化されたLVMベースの機能で簡単にディスク障害保守作業ができます。これはLinuxにはありません。 ・パッチの適応は小さい単位(ファイル単位)、コミットしなければ一世代前にすぐに戻れるので、適応後に悪影響があっても影響を最小化できるという、保守担当者にはうれしい仕組みがあります。 一方、Linuxの思想は「誰のものでもない」というのが基本にあるのです。 — 「誰のものでもない」?それはどういう意味でしょうか? はい、「皆に選択肢が与えられている」とも表現できるのです。通常のシステムは利用者や開発ベンダーのシステム要件に合わせて作られますよね。しかし、オープンであるLinuxは1社に偏らずに、またソフトだけでなく、ハードベンダーまでもが協力し、皆がその恩恵を受けられるというベンダーのエコシステムが作れる環境になっています。 例えば、 ・IntelもLinux/KVMのソース改修に開発者を投入して力を入れています。Linuxが普及することで、Intel CPUを使ったサーバの利用促進につながるという間接的なリターンを考えての活動と思います。 ・また、エンドユーザはこのベンダーのエコシステムによって、同じシステム要件でも沢山の方法が提供されているため選択肢が広がります。 — なるほど、最近 MicrosoftがWindows Azure(クラウドサービス)でLinuxも選択可能にしましたよね。 そういえば、10年前ぐらいでしょうか。Windows OSとLinuxに代表されるオープンソース系OSとのやり合いがすごかったですよね。ネガティブキャンペーンなども良く見ました。最近は見ないですね。そうです、当時は普及期だったので、ベンダー側からするとシェアの取り合いという意味で様々にプロモーション方法がありました。 近年は、Windows  or  Linux というOSレベルでの選択には意味がなくなっているのです。つまり、お客様は「OSで選ぶ」という視点ではなくなっているのです。 — Windows vs Linuxという構図や議論ではなく、別の構図になったという事でしょうか? そうなのです。あるお客様は「目的のシステムはLinuxもサポートしてるからLinuxした」とおっしゃっていました。これは、Linuxだとあれができるから・・というOSありきでシステム検討を始めるのではなく、システム要件を満たすミドルウェア、ソフトウェア、アプリケーションを考えていく上でそれがLinuxでも動くというアプローチになっただけなのです。     OS有りきではなく、結果としてLinuxを採用していた — お客様の意識が変わったという事でしょうか? 少し話が逸れるかも知れませんが、近年のお客様は、OSの違いよりも自社でシステムを作り、ノウハウを貯めていきたいという思考が強いです。意欲的ですよ。そのため今までLinuxを使った事がないお客様でも、システム要件を詰めていった結果としてLinuxを採用したというケースも多いです。 カシオ計算機様の事例は、そのケースです。 IBM BladeCenterの導入の2年後に複数の環境で仮想化を進め、その過程でLinux KVMに出会い、実装を進めました。 その際、KVM環境もお客様自身が積極的に実装しております。もちろんRedHat社の後方支援はあります。     — いわゆる内製化ですね。そうなると、SI会社もビジネス形態を変えて行かなければなりませんね。 はい、しかし一方では、Linuxやx86系のシステムの進展はすごく早いため、お客様が全てをカバーするのは無理があります。そのような幅広い知識をもちながら、お客様のシステム構築・運用を支えてくれるパートナーが求められています。 — なるほど。最近のMERITひろばのWebアクセスを解析してみるとオープンソースの情報やその上のミドルウェアのページが人気です。ノウハウを自社で・・というお客様の背景があるのですね。 そのとおりです。Linuxはあくまでも基盤なので、システム採用はその上のミドル、アプリケーションで決めるわけですからね。   領域拡張しても追加課金が発生しないのは大きなメリット — 概要としては理解できました、恐らくですが(笑)。ここからは、お客様がLinux、KVMを選択するポイントをもう少し具体的に教えてください。 当初の狙いではなく、結果として、Linux KVM採用でメリットが出たというケースをご紹介します。 国内の教育サービス事業会社様のケースです。この事業会社様は、WebShpere Application Server(以下WAS)のJVMを沢山ならべる必要があり、当初、物理サーバ上で1つのOSで複数のJavaを稼働させたところパフォーマンスが低下してしまいました。 この時にお客様が採用していたRed Hat Enterprise Linux (以下 RHEL)のバージョン5.4は、パッケージ内でKVMを標準サポートしていました。 あまり知られていないポイントですが、RHEL Version5.4以上だったらすぐにいくつでも仮想マシンが作れます。Red Hatのモジュールになっているので、KVMを利用していくつ仮想化してもそれに対する追加ライセンスは発生しないのです。最小構成のエディションでも1Guestはついています。これは、いちいち他のハイパーバイザーと箱(H/W)を用意して環境を構築しなくても「すぐに初められる」のです。RHELを使った仮想化の強みと言えます。 これによってお客様は、低コストでパフォーマンスの高い環境を得ることができました。     「PureSystemsは仮想化を前提に設計されている」 — KVMの強み理解できてきました。次はKVMとIBM PureSystemsの相性や強みを教えて下さい。PureSystemsは4月にリリースされて間もないですが最近導入採用事例がでてきました。 しかし私は、カタログレベルの知識しかなく、強みなどを人にうまく説明できるレベルではないのです。勉強不足なだけですが・・・(苦笑) そうですね、非常に良くできたシステムですが、高機能=複雑と思われることもあると思います。ここでは、本仮想化技術を中心に見た場合でご紹介しますね。私は、「PureSystemsは仮想化を前提に設計されている」と紹介しています。 例えば ・シャーシ、ブレードを14ブレードでも14OSではなく仮想化することで何倍ものアプリを可動できる ・ハードと仮想化を統合して管理する思想に基づいている ・個別に管理していたパッチ(OS /ファームウェア等)も統合管理できる などが挙げられます。特に管理業務に対するサポートは強力です。 「仮想化すると仮想化ゆえのワークロードが発生するがそれを吸収していこうという思想」がPureSystemsにはあります。 また、KVMはハイパーバイザーだけなので、管理ツールについては別途用意する必要があります。冒頭でLinuxは「皆に選択肢が与えられている」と申しましたが、 ・よく言えば「選択肢が多い」 ・悪く言えば「統合的なツールは含まれていない」 とも言えます。太鼓判構成ではこれらの管理ツールを含めた構成モデルがあります。 もちろん、PureSystemsはKVM以外もサポートしていますのでマルチハイパーバイザーでプライベートクラウドを簡単に始められます。そして、PureSystemはブラウザのクリックひとつでクラウド領域を増やせていける点も導入後の拡張容易性を支援しています。 逆に特定の仮想化ソフトひとつだけでシステム構築すると依存度が高いのでKVMも使ってみようというお客様も多いです。     お客様はスキルをためて、調べた上でSI/開発会社に提案、助言を求める — ここまでお話を伺っていて「仮想化という軸を持っていると、採用側も提案側もシナリオ一貫して共通理解が得やすい」と感じました。 そのとおりですね。仮想化技術はこれからも発展していき、クラウドサービスにしても特定のシステムにしても当たり前の選択肢になっていきます。 一方でH/W、OS,アプリはそれぞれ進化していきますので、選択肢も複雑化していきます。 冒頭は内製化の話がありましたが、クラウド環境を見てもコストメリットはありますが、外部委託にするとサービス提供者の仕組みに従わなければなりません。Linuxのカーネルバージョンひとつとっても、お客様都合で変更はできませんからね。お客様はこのように、スキルをためて、スペック等は調べた上で、SI / 開発会社に提案、助言を求めてくると思われます。 そのような状況で、スペックだけの提案をしても前に進みませんから、お客様のメリットを中心にご提案差し上げるという視点はいつでも大事です。「業務でうれしい、新しいこと」から伝えられるといいですね。 — 仮想化技術により興味がわいてきました。もっと勉強したいと思います。本日は楽しく会話させていただきながら、大変勉強になりました。お時間いただき、ありがとうございました。 こちらこそ、ありがとうございました。

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