IBM WebSphere Application Serverについて、ブログやコラムでもご紹介しています。
概要
IBM WebSphere Application Server(WAS)は信頼できるアプリケーション基盤として世界の19,000社以上で採用されており、1998年の発表以来世界および日本で支持され続けています。
様々なオープン技術に対応し、安全な Javaサーバーのランタイム環境です。
統合された管理ツールはマルチクラウド環境のサポートにより導入方式の選択が可能です。
また、継続的なデリバリー機能とサービスにより、ビジネス・ニーズに応じた速度で対応します。
詳細
製品ラインナップ
WebSphere Application Server(Base)
企業向けアプリケーション用の柔軟で安全なJavaサーバー ランタイム環境で、高度な性能、冗長性、プログラミング モデルを提供します。
- 提供形態:「Java EE 7 Full Platform対応」
- Libertyランタイム:「WAS Liberty」
- traditionalランタイム:「WAS traditional」
WebSphere Application Server Network Deployment
大規模な基幹業務アプリケーション デプロイメント向けのランタイム環境で、連続的な可用性とインテリジェントな管理機能を提供します。
- 提供形態:「Java EE 7 Full Platform対応」
- 複数サーバーの集中管理機能
- クラスタリング、高可用性、拡張性、運用最適化
- Libertyランタイム:「WAS Liberty」
- traditionalランタイム:「WAS traditional」
WebSphere Application Server Liberty Core
Webベースとクラウド ベースのアプリケーションの迅速な開発とデプロイメントに適した軽量の本番環境ランタイムです。
- 提供形態:「Java EE 7 Web Profile対応」 ※利用できるAPIが限定されている
- Libertyランタイム:「WAS Liberty(Core)」
- traditionalランタイム:N/A
特長・メリット
選べる2つのランタイム
WAS Libertyランタイム
クラウド時代の次世代アプリケーション ランタイムとして新たに設計され、新規のミッション クリティカルなシステムでも活用されています。
モバイルやクラウドのスピーディなシステム開発に対応する Libertyランタイムは、洗練されたシンプルな運用管理モデルを提供します。
継続デリバリーモデルで提供される Libertyランタイムは、時代に即した最新機能をタイムリーに提供する進化し続けるアプリケーション サーバーです。
- モダンなアプリケーション開発・サーバー運用に対応した新時代のランタイム
- 軽量さを活かしたAgile開発やCD(継続的デリバリー)
- ツールによる運用の自動化・DevOps(Platform as a Code / Immutable Infrastructure)
- クラウドでの使用やコンテナ環境、リソースの限定されたIoT環境にも最適
- 今後もバージョンアップし続ける
WAS traditionalランタイム
世界中のミッション クリティカル システムで豊富な実績を誇るアプリケーション サーバーです。
充実した運用管理機能、ミッション クリティカル システムに求められる問題判別機能、高度なクラスタリング機能を提供します。
旧バージョンの WAS と高い互換性があります。
- 既存資産の活用を目的としたランタイム
- WAS Libertyで対応していない旧APIを使用しているアプリケーションの実行環境(JAX-RPCやEntity Bean、CommonJなど)
- 今後、新機能の実装や新しい仕様への対応は行われない(JavaEE7/Java 8に対応した実装が最後のバージョン)
WebSphere Libertyのメリット
- モジュール化されたランタイム
- 機能をFeatureとしてモジュール化します。
- 必要な機能だけを有効化します。(自分のアプリにとって必要十分な環境を構築可能)
- 軽量、高速起動
- メモリ消費はわずか数十MBです。
- 100MB以下のランタイムを実現します。
- わずか数秒で即時起動します。
- シンプル構成、自動化/コンテナ化に最適
- ZIPを展開するだけで導入可能です。
- 構成ファイルは1つだけです。
- アプリケーションは配置するだけでデプロイ完了します。
- 公式コンテナイメージも毎月リリースします。
- Transformation Advisor や Kabanero など、多用なコンテナ開発支援ツールを提供します。
- 新しい機能、欲しい機能がすぐに使える
- オープンソース「OpenLiberty」で開発可能です。
- 市場の要求や技術動向を取り込み、毎月リリースします。
- Jakarta EE 8も世界最速でサポートしています。
- 安心のZERO Migration Policy
- 新しいバージョンの仕様が提供されても旧来バージョンのモジュールの提供も継続されます。
- 構成ファイルのバージョンを変更しなければ古いバージョンの Feature をそのまま利用可能です。
WAS BaseとWAS Liberty Coreの違い
アプリケーションから使用できるAPIが異なる
- WAS Baseエディション:Java EE / Jakarta EEの 全てのAPI が使用可能
- WAS Liberty Coreエディション:Java EEの サブセット(Web Profile)のAPIだけ が使用可能
WAS Baseで使用できてLiberty Coreでは使用できないAPIの例
- フル機能のEJB:リモート呼び出しやタイマーBean
- JMS/MDB:MQなどのメッセージング製品に接続
- JCA:CTGなどのエンタープライズ情報システムに接続
- JAX-WS:SOAP通信でシステム間連携を行うWebサービス
- Java Batch:オンライン処理だけでなくバッチ系の処理の実行
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「アプリケーション基盤」製品
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