2013年03月

25

実際どうでしょう Vol.5「Lotusはソーシャルで新たに羽ばたく、ひとのつながりでビジネスが変わる」

普段の製品・ソリューション紹介だけでは聞き出せない情報を「実際のところはどうなんだろう?」という素人視点で、専門家に聞いてみるシリーズです。題して「実際どうでしょう」。。。どうぞ、ご覧ください。

 

 

<<納得のソーシャルエディション、これで仕事したいです。 (*´ω`*) >>

 

5年ぶりのメジャーバージョンアップ、そしてLotusの名称が変わっていくNotes。Notesの外も中も知り尽くしている担当者に、今後の方向性について伺いしました。私も仕事で日々使うNotes。SNSといえば、プライベートで使うFacebookですが、それらが組み合わさった”エンタープライズ・ソーシャル”の姿がはっきりと見えました。(インタビュアー:重山)

松田様インタビュー

PROFILE

日本アイ・ビー・エム株式会社 松田 秀幸
・(旧:ロータス株式会社、英国IPベンダーブリッジ企業等を経て、現:日本アイ・ビー・エム株式会社でLotus製品を専門に扱うパートナー様担当営業で活躍)
・趣味はodsバージョンを手動で変更すること。好きな製品はImprov。
facebook:松田 秀幸 (IBM,Lotusに関する情報を発信)
X(旧称:Twitter):HMATSUDA (hm_akn)

MERITひろば事務局 重山 勝彦 (インタビュアー)
日本情報通信株式会社。MERITひろば事務局。入社3年目にてMERITひろばの運営、コンテンツ全般を担当。

※ 2013年2月時点のプロフィールです。

 

Notesユーザはフォルダ分けする必要がない

— 松田さんはロータス株式会社以降、いくつかの企業を経てIBMのロータスチームに戻られたという経緯なのですね。 (重山)

はい。ロータスには、基幹系オフコンの営業からLotsu1-2-3の会社だと思って入社しましたら、「これからはグループウェアの時代だ」と言われました。当時はグループウェアという言葉自体、誰も知りませんでしたが。。 (松田)

— ロータス社を離れていた期間はNotes以外のグループウェアも使っていたのですか?

はい。前職ではNotesではないメール、カレンダーを使用しましたが、3日もしないうちに使いにくさを感じました。

— それはどのような点でしょうか?

Notesはメールをフォルダに分ける必要がなかったのですが、そのグループウェアではフォルダに分けるしかなかったのです。しかし、フォルダ分けは難しいです。

例えば、パートナー様に提案資料をお送りした際に、「パートナー様のフォルダ」にするのか「提案資料」に分けたのか、あるいは「製品別」に入れたのか、後で分別がつかないからです。

— 確かに、メールを探す際に複数のファルダを探して意外に時間がかかったりすることがありますね。

その点、Notesは最初期から「すべての文書」というものがあり、全文検索インデックスさえ作っておけば後でどうにでもなるので、これほど便利なものはありません。単に私がフォルダ管理をを苦手にしているだけなだけかもしれませんが(・・笑)

 

ワークスペースは、スマートフォン アイコンUIのさきがけ!(←松田妄想)

— 他にNotesの特長はどのような点があるのでしょうか。

はい、他に優れていると思う点は「ワークスペース」です。あのタブ毎にアイコンを並べられるユーザ・インターフェース(UI)です。DBをワークスペースで管理する際に、DBを視覚的に判断できます。

 

Notesワークスペース画面イメージ

例えば、あるデータベースは名前ではなく「2つ目のタブの右側の赤い色アイコンだな」というように、感覚的にですぐに捉えることができるはずです。これは90年代から変わらず20年以上使用されており、人間が最も親しみやすいUIなのかもしれません。

— そうですね。私もワークスペースでの管理は非常に助かります。現在のスマートフォン・タブレット等のアイコンやタブブラウザで使われている・インターフェースと同じですよね。

はい。このような点がNotesのファンを魅了してきたポイントです。しかし、重山さんのようなデジタルネイティブ世代にはNotesのUIは多少古く見えるかも知れませんね。

— そうですね、松田さんを前にしては申し上げづらいです(笑)

しかし、私はグループウェアはNotesしか使用したことがないですが、Notesの優れている点がを改めて認識しました。

それは、嬉しいお言葉です。

 

法人でのソーシャル活用は電子メール、携帯と同様に急速に普及する

— IBM Notes/Domino 9 Social Editionがいよいよリリースされますね。ところで、“ソーシャルエディション”とは具体的に何でしょうか。SNSは個人では普及していますが、法人での利用はまだまだという感じがしています。

企業でのソーシャル活用は普及していくでしょう。新しいアーキテクチャというのは、ある一線を超えると急速に普及するのです。

例えば、法人でのメール、インターネット、携帯電話の利用がそうです。技術の変化により、メールで取引先や社内とコミュニケーションを取る働き方に変わりました。また、携帯電話の普及も爆発的な勢いがありました。

重山さんは、携帯電話の学生時代は携帯があるのがあたり前だったかもしれませんが(笑)いずれにしても、爆発的に普及が進むのはソーシャルも同様です。

実際に、Lotusのパートナー様セミナーでの「何がきっかけで参加したのか」というアンケート項目で、「SNS経由」が1/4を占めていました。PC,スマートフォンというプラットフォームの上で動くソーシャルですから普及の速度はもっと早いと思います。

— 今年がその爆発的な普及の年になりそうですね。ただ、昔からのNotesユーザにとっては大きな変化ですし、人によっては「SNSはプライベートで使うもの」というイメージがまだまだ強いのではないでしょうか?

コンシューマエリアで普及した Facebook や X(旧称:Twitter)自体をビジネスで使おうという観点ではなく、そのアーキテクチャを会社でも、そしてビジネスでも使おうということです。

— おっしゃるとおりですね。別にFacebookを仕事で使おうと言っている訳ではないですよね。

製品の位置づけとしては、Notes/Dominoは単なるグループウェアではなくてコラボレーションツールという位置づけですよね。そのコラボレーションとしてソーシャルの仕組みを活用するのは当然のことという気がしてきました。

 

仕事で使うツールがソーシャル化するとビジネス・スタイルはどうなる?

— しかし、私はプライベートのFB、X(旧称:Twitter)、LINEなどのツールと仕事のNotesは完全に切り分けて使っているのですが、それが一緒になるとどんな利用シーンになるのか、まだ想像がつきません。具体的に教えてください。

はい。例えば、仕事で朝一番にメールチェックすると、いま自分に必要なメールとそうでないメール、緊急度などの仕分けに時間がかかりますよね。

ソーシャルエディションでは、いま自分が見るべき情報がタイムライン上に表示されています。そこからメールやファイル、業務アプリケーションにアクセスできるのです。これは、非常に効率的です。

IBM Notes9 ActiveStream

※IBM Notes9、Activity Streamの画面ショット

— これは・・・ずいぶん画面イメージが変わりますね。

ご安心ください。先ほど話したワークスペースのデザインは変わっていませんから。

 

ちょっとした“つぶやき”を誰かが発見し、距離の壁、組織の壁を越えてつながる

次に、ナレッジの共有という観点でお話します。

例えば重山さんが仕事でちょっとした気づき、発見があった時に全社員にメールしたり、会社のポータルの掲示板に書き込んだりしますか?

— 全社メールまではしないです。

ソーシャルでは、誰に価値があるかを判断する前にちょっと自分で書き込んでいたこと(つぶやき)を仕事仲間の誰か、興味がある人がひろっていくのです。

このような敷居の低さが、グローバルの企業では距離の壁を、研究開発系の企業では研究チームの組織の壁を超える手法としてすでにIBM Connectionsで実績が出ている方法なのです。

 

6つの実践テクニックを無料ダウンロード

実際に使っていて、日常的に起きているのですが、誰かが「お客様にこんな質問されたのだけど、調べてもわからない」というつぶやきに対して、「Aさんが詳しいよ」なんてコメントが付けられるのです。そこで、Aさんのプロファイルを見て、Aさんのファイルを見ると、関連した資料が置いてあります。そのファイルは、「いいね」の数やダウンロード数などでソートできるので、どれだけ人気や信頼性がある資料なのかがすぐにわかります。

注釈) インタビュー中は実際の画面を見せていただけましたが、Web掲載はできないためご了承ください。

 

— これは、便利ですね。

わかってきました。それでもまだ、資料などの静的なファイルとつぶやきなどの人の情報がどのように交わって活用されるのか、理解がぼんやりしています。別のアプローチで教えていただけないでしょうか。しつこくてすみません。表面的な理解で終わらせないのがこのインタビューのポリシーなので(笑)

 

“Notes”と”ソーシャル”の違いとは

はい、とことんお付き合いしますよ。(笑)

「自分でとるべき情報が自分の元へ流れて、そして自分が出したい情報は自分が繋がっている周りに発信していく土台」とはなんですか?と聞かれたらそれは明らかに”ソーシャル”です。

それらフローな情報は、私たちの周りにフワフワと飛んでいます。それらを現在リアルタイムにPC・スマートフォン・タブレット端末から情報を周りに発信されています。

 

— では、Notesのようなグループウェアで共有される情報は必要がなくなるのでしょうか?

 

いえ、NotesのファイルやDBが必要ないと言うわけではありません。

Notesはビジネススキームに基づいたワークフローから、企業として管理する「固い情報」を蓄積し、それを様々な形でソート、分析、検索するのが得意です。しかしこれまで考えられなかった、人同士で共有する「柔らかい」情報も重要性を増しているため、「ソーシャルプラットフォームによる新しいビジネスコラボレーション」を私は提供したいと考えています。

 

 

 

stock_flow

 

 

— 新しいビジネスコラボレーション」とは具体的にはどのようなことを指しているのですか。

 

Notesに蓄積されている固い情報をソートして分析することもあれば、フローの情報を自分でどんどん取っていってリアルタイムにソートしてフィルタリングしてコメントする。それがまた人を介して広がっていく。そのデバイスはPCかもしれませんし、外出先だとスマートフォンかもしれません。

— 利用を検討している方には“ソーシャル”というキーワードより、フロー情報という表現の方が本質を正しく理解できそうですね。

 

そうですね。しかし、みなさんが普段お使いのSNSは、フロー”だけ”だと思うのです。しかしビジネスはフローだけではいけない。

IBMのソーシャルウェアは、フロー+ストック、そのどちらをもカバーします。故にビジネスエリアで大きな評価をいただいているのだと思います。

 

いよいよリリースされる9、 Social Edition、使ってみたい・・・

— 理解できました。ありがとうございます。こうなると、実際に使いたくなってきました。あ、宣伝ではなく、エンドユーザとしての本心です。(笑)

Notesは大手企業で使われているイメージが強いかも知れませんが、私は10人の企業でも使ってほしいです。これは宣伝になってしまいますが、Lotus Domino Expressのキャンペーンは実績が多く、好評なため延長しております。オススメです。

 

— CMありがとうございます(笑)

 

ここまでお話を伺って思ったのですが、IBM Connectionsのソーシャル機能とNotesのシームレスな融合ですね。

大枠の理解としては

Social Edition = Connections+Notes でも良いですか?

 

はい。だいたい合っている感じです!

 

— 今日までは、Lotusという名称が製品から段階的に消えていくのは寂しいと感じていましたが、今はワクワクしてきました。

そう仰って頂けるお客様やパートナー様が本当に多いのが我々にとって正に宝なのですが、Lotus Notesが世に出て20年以上経つのですから、生まれ変わって当然ですよね。

 

—  ところで、IBM Notes/Domino 9 Social Editionのリリースはいつでしょうか。

 

USで2013年3月を予定しています。※ 日本語版はその後続いてリリースされる予定です。

※ 2013年3月12日 正式発表されました。(英語版は3月21日から提供開始、日本語版は4月以降の予定)

— 製品のテクニカルなトピックスも教えてください。

 

色々ありますが、一つ上げるとしたら、Notesブラウザ・プラグイン(Notes Browser Plugin)ですね。セットアップしていただくと、今ご利用中のNotes DBがブラウザからそのまま利用できます。ワークスペースも利用でき、レプリケーションも可能です。ユーザ様からの期待も大きいです。

 

 

“つながり“というキーワードが全てをあらわす

— そろそろ、最後の質問に入ります。何かのドキュメンタリーみたいですが、松田さんにとってIBM Notesとはなんでしょうか?

 

なかなか難しいご質問ですね… 人生、宇宙、すべての答…42・・・いや違う

— では、今後の目標、抱負はなんでしょうか?という質問に変えさせていただきます。

 

そうですね、人と人とが相互に関連しながら一緒に仕事を進めていくにあたり、コミュニケーションの壁を下げ、活性化させ、相互の情報を出来る限り共有し、それをすぐに引き出せ、多様な分析をして知見を得、組織としての生産性を上げていく。

更には個々の価値を高め企業の価値を高め、最終的にお客様にご満足いただけるような仕事ができる環境をみなさまにご提供する。それがIBMの目標であり、無論私の目標です。

— 素晴らしい、目標ですね。ソーシャルをビジネスに活かすというぼんやりした話が具体的に理解できて、本当に良かったです。Social Editionは是非、職場で使いたいです。

 

今日は長い時間、ありがとうございました。

— ありがとうございました。

その他の記事

2025年06月26日

次世代型のインフラ構築を実現するIBM Fusion HCIがクラウドシフトを加速

公開日:2025-06-26 クラウドファースト時代となり、企業のインフラ構築においてもクラウドネイティブなアーキテクチャをめざす潮流が高まりつつあります。なかでも重要な技術とされるのが、コンテナベースの基盤づくりで、アプリケーションをコンテナ化できれば、その移植性や効率性、スケーラビリティなどが大きく高まり、ビジネスの展開を高速化できると期待が集まっています。 しかし、基盤のコンテナ化は、これまでのシステム構築のあり方と大きく“作法”が異なり、専門のナレッジやスキルが求められます。ただでさえ IT人材が不足している今日、一朝一夕に移行するのは難しく、この点が多くの企業にとって大きなジレンマとなっています。 貴社においても、 「クラウド移行は進めたものの、残るオンプレミスシステムとどう連携させればいいのか」 「自社で腰を据えてAI活用に取り組みたいが、社内リソースが足りない」 などのお悩みはないでしょうか。 今回は、企業が課題を抱えがちな次世代型のインフラ構築をあっさり実現するソリューションIBM Fusion HCIを紹介します。 目次 インフラ基盤が抱える課題 IBM Fusion HCIの概要 インフラ基盤が抱える課題への最適策 IBM Fusion HCIを利用したユースケース 次世代のインフラ基盤への鍵を握るIBM Fusion HCI お問い合わせ インフラ基盤が抱える課題 今日、企業情報システムのインフラ基盤は様々な意味で岐路に立っているといえます。これまで同様の手法では、刻一刻と変化し続けるビジネス環境を受けとめきれず企業競争力を低下させる恐れもあります。 例えば、具体的な危惧の内容として次のようなものがあります。 1. クラウドネイティブなアーキテクチャ導入の高い難易度 クラウドネイティブなアーキテクチャは柔軟性やスケーラビリティを重視した設計手法で、ビジネススピードの向上にも貢献します。しかしその導入には既存のシステムとは手法が異なるため、互換性確保や高度な専門知識を持つ人材の確保といった点に障壁があります。また、従来型の開発手法から移行する際には、文化的変革や技術的理解のギャップが課題になっています。結果、プロジェクトを立ち上げたものの頓挫してしまった、というケースも発生しています。 2. マルチクラウド戦略を推進する上での壁 マルチクラウド戦略とは複数のクラウドサービスを使い分けることで、効率的なリソース管理やリスク分散を実現することを指します。多くの企業が「オンプレとクラウドを統合」または「複数のクラウド環境を最適化」したいと考えています。 しかし、相互接続性やデータ移動に大きな課題があります。また、異なるプロバイダ間での運用調整やコスト管理の複雑化も実践の妨げになりがちです。特に、各クラウド特有の設計要件への対応やパブリッククラウドとプライベートクラウド間のデータ連携には多くのリソースとノウハウが必要です。 3. 自社AIワークロードの拡大 AIワークロードの拡大は、迅速なデータ処理や大量データ解析を可能にします。しかし、これに伴って高性能なインフラ整備が求められます。既存のインフラでは計算負荷が高く、パフォーマンスが著しく制限されるためです。慎重に選定を進めなければ計算資源の増加による費用の急増が発生するリスクがあります。 エッジ環境でのデータ処理や通信コストの抑制に対応できる基盤という観点も重視しなければなりません。開発プロセスの最適化や適切な AIモデルの選定なども大きな課題です。 4. VMware基盤のコスト問題 すべての企業に当てはまるわけではありませんが、仮想化基盤として VMware を採用するのは普遍的なソリューションであり、信頼性の高い仮想化テクノロジーを提供します。 しかし、近年そのコスト問題が大きく取り沙汰されており、ライセンス料や運用費用の高さが企業にとって大きな負担となっています。長期的な予算圧迫を招く可能性があり、特に運用規模が拡大していくビジネス環境の場合、コスト管理が難航するリスクがあります。さらに、技術的な側面では仮想マシン単位でしか運用管理できないという点があり、リソースの効率的な活用に限界があります。 IBM Fusion HCIの概要 IBM Fusion HCI は、上記のようなインフラ課題を解決するために登場したハイパーコンバージドインフラ(HCI)ソリューションです。コンテナ(Red Hat OpenShift、以下 OpenShift)ベースのシステムを構築するために必要な機能をあらかじめすべてパッケージ化しており、コンテナ専用のオール・イン・ワンソリューションといえます。 具体的に必要な機能とは、統合運用管理ダッシュボード、ストレージファイルシステム、バックアップリストア、コンテナ、仮想マシンを指しており、オプションでデータ連携カタログも選択できます。納品後最短4時間で構築が完了し、すぐに使用を開始することができます。 図1:IBM Fusion HCI概念図 これにより、企業において統合データ管理やクラウドとの透過的アクセス、アプリケーションの高速化といった次世代志向のインフラ構築が実現します。また、IBM Fusion HCI はサーバー/スイッチも統合管理でき、サポートを IBM に統一できるという点においても企業の運用管理負荷を大きく軽減することが可能です。AI を含む負荷の高いワークロードにも対応できます。 このプラットフォームで、データ管理、計算リソース、ストレージを効率的に統合できるため、AIアプリケーションの実行に必要な環境がシームレスに整います。例えば、AIモデルのトレーニングや推論処理を高速化するために計算資源にスケーラビリティをもたせるといったことも可能です。さらに、セキュリティ面でも信頼性の高い機能が提供されており、企業の重要なデータを安全に保護します。 インフラ基盤が抱える課題への最適策 IBM Fusion HCI は 導入しやすく柔軟でパフォーマンスに優れたインフラ基盤 です。コンテナベースのシステム構築を進めたい企業にとって最適の選択肢といえ、そのメリットとしては次のようなものがあります。 1. クラウドネイティブへのスムーズな移行を実現 Red Hat OpenShift を基盤とし、これをあらかじめパッケージした HCI であるため、ユーザーはクラウドネイティブなコンテナ基盤を導入する際に設計を始めとした複雑な調整を省けます。また、専用インストーラーを搭載しており導入をスムーズに進めることができるため、製品が到着したその日からデジタルトランスフォーメーションに着手することが可能です。 2. マルチクラウド/エッジ環境への移行 IBM Fusion HCI は、オンプレミス、パブリッククラウド、エッジ環境のどこでも稼働することができます。特に、ハイブリッドクラウドのアプローチを強化するために設計された新しいサービス「IBM Cloud Satellite」を活用すれば、IBM Cloud サービスのメリットを IBM Fusion HCI の環境にも容易に拡張できます。 例えば、データが特定の地域に留まる必要がある法規制に従う際に、IBM Cloud Satellite はその地域でのデプロイメントをサポートしつつ IBM Cloud が提供する最新の AI、セキュリティ、ストレージ機能をオンプレミス環境で利用できます。 この透過的なデータ連携能力は、マルチクラウド環境のデータ制御に大きな力を発揮します。 3. AIワークロードに対する優れた対応力 セルフ型オンプレミスクラウドの提供 IBM Fusion HCI は AIワークロードに特化した柔軟で高度なインフラ基盤を提供します。強みは、watsonx との連携によるセルフ型オンプレミスクラウドの構築が可能 である点です。この連携により、クラウドの利便性をオンプレミス環境に取り入れ、AIモデルのトレーニングやインファレンス(推論)作業をシームレスかつ効率的に進められます。 AI処理に最適化された設計 IBM Fusion HCI には高速な AI処理を実現する設計が施されています。NVIDIA GPU の活用を可能とし、AIモデルのトレーニングや推論の速度を飛躍的に向上させます。また、watsonx.data と組み合わせることでデータクエリのパフォーマンスを従来インフラの最大90倍まで高速化 することが可能です。 エンタープライズグレードのデータ基盤 IBM Fusion HCI はデータレイクハウスとしての機能を提供し、AIワークロードに必要なデータ収集・分析基盤の構築を支援します。エンタープライズ規模の大容量データ管理に対応し高い柔軟性と拡張性を持つため、DX を推進する企業にとって理想的な選択肢と言えます。 4. コスト削減と効率性の向上 VMwareのライセンス費用をカット IBM Fusion HCI は、VMware を利用した仮想化基盤の代替として大幅なコスト削減の可能性とします。物理サーバー上に Red Hat OpenShift環境を直接構築する仕組みによって VMwareライセンス費用や運用コストを削減すると同時に、OpenShift利用における費用も最適化できます。 効率的なリソース管理 コンテナ単位での精細なリソース管理を実現する IBM Fusion HCI は、従来の仮想マシン管理よりも大きな効率性を発揮します。これにより、仮想化環境の課題(例:仮想マシン単位でしかリソースを扱えない問題)を解消し、リソースの使用効率を最大化します。 運用負荷とコストの削減 IBM Fusion HCI は設計・導入・運用にかかる負担を軽減し、運用管理の効率化を達成します。IBM による一元的なサポートが可能なため、トラブル発生時の対応が迅速かつスムーズです。また、watsonx を活用した次世代ワークロードに最適化されており、最新技術を活用しながら長期的なライセンスコストの抑制を実現します。 5. 障害時の運用負荷負担削減 IBM Fusion HCI は、システムの信頼性を高めるために設計された自動監視および報告機能である CallHome機能を搭載しています。そのため、障害発生時に IBM に自動通知でき、運用負担を軽減することができます。統合管理コンソールによりシステムの状態を一元的に確認できるため、トラブルシューティングも容易に行うことができます。 IBM Fusion HCIを利用したユースケース 1. IoTサービスでの利用 製造業で IoTサービスを開始したいという場合、製品や生産機械から IoTデータを収集し、このデータをクラウドなど IoTサービスの拠点に送る必要があります。しかし、生産拠点によってはセキュリティやネットワーク要件が厳しくデータをクラウドに出せないということもあります。 そこで、条件の厳しい工場には IBM Fusion HCI を設置しクラウド同様の IoTサービスを展開することで、エンドユーザーにデータから得られる知見を提供できます。 2. マルチクラウドでの利用 すでに進んでいるクラウド移行を統一管理したい場合にも IBM Fusion HCI は活躍します。例えば、複数クラウドの OpenShift環境に統一したセキュリティポリシーを適用するとした場合、お客様サイトの IBM Fusion HCI を起点として IBM Cloud を介して様々なロケーションの OpenShiftサービスを一元化できます。ポリシーをアップデートする際も変更が自動的に反映されるため、運用管理の負荷が大きく軽減できます。 3. AIワークロードでの利用 AIデータ処理を IBM Fusion HCI上の NVIDIA A100 GPU で実行することができます。これにより、大規模な AIシステムを構成するコアシステムやクラウド上の AIアプリケーションのデータへライブストリーミングすることができます。また、エッジで処理を終えてから、コアシステムやクラウド上のデータレイクやデータウェアハウスに送信するといったことも可能です。 図2:エッジのIBM Fusion HCIでAIデータ処理を実行 次世代のインフラ基盤への鍵を握るIBM Fusion HCI 未来志向のインフラ基盤に求められるのは「柔軟性」「効率性」「スピード」「安全性」です。IBM Fusion HCI は、これらすべてを備えた次世代型のソリューションとして、顧客提案の新しい切り札になると考えられます。 エヌアイシー・パートナーズは、IBM ソフトウェア/ハードウェアの認定ディストリビューターとして、IBM Fusion HCI のお客様への提案をサポートします。また、IBM のソフトウェア製品およびハードウェア製品を組み合わせた最適な提案を提供するとともに、製品の特長や利点をお客様にわかりやすく説明し、お客様・パートナー様のビジネスをサポートしています。 「お客様のニーズや要件に合わせて総合的なIBMソリューションを提案したい」 「IBM製品の機能や適用方法についての問い合わせに適切に対応したい」 「IBM製品の特長や利点を活かしてお客様ビジネスに最適なプランを提示したい」 といったご要望をお持ちの際は、お気軽にエヌアイシー・パートナーズへご相談ください。 お問い合わせ この記事に関するお問い合せは以下のボタンよりお願いいたします。お問い合わせ   .highlighter { background: linear-gradient(transparent 50%, #ffff52 90% 90%, transparent 90%); } .anchor{ display: block; margin-top:-20px; padding-top:40px; } .btn_A{ height:26px; } .btn_A a{ display:block; width:100%; height:100%; text-decoration: none; background:#eb6100; text-align:center; border:1px solid #FFFFFF; color:#FFFFFF; font-size:16px; border-radius:50px; -webkit-border-radius:50px; -moz-border-radius:50px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #eb6100; transition: all 0.5s ease; } .btn_A a:hover{ background:#f56500; color:#999999; margin-left:0px; margin-top:0px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #f56500; } .bigger { font-size: larger; }

2025年06月17日

「止まないランサムウェア攻撃、進化するランサムウェア攻撃に備える」~万が一を考えたデータ保護対策にはセーフガード・コピー~

公開日:2025-06-17 ランサムウェア攻撃は依然として猛威を奮い続けています。 その主な狙いはデータであり、現代の企業には従来以上に手厚いデータ保護が求められています。 万全な対策をとるためには、侵入されないことはもちろん、侵入された場合でも機密性の高いデータへのアクセスをブロックする工夫が欠かせません。 多忙なセキュリティ担当者にとって、最も効果的な方法はストレージ段階での防御策を講じることです。本記事では、IBM Storage FlashSystemを活用した高度なデータ保護ソリューション「セーフガード・コピー」について、その仕組みやメリット、実際の活用事例をご紹介します。 目次 いまだに猛威をふるい続けるランサムウェア ランサムウェア攻撃対策の要諦 ストレージで実現するイミュータブルなコピー「セーフガード・コピー」の概要と仕組み セーフガード・コピーの利用メリット ランサムウェア攻撃対策のみならず多彩なユースケースで活用可能 安全性を高める第一歩をエヌアイシー・パートナーズと共に お問い合わせ いまだに猛威をふるい続けるランサムウェア ランサムウェア攻撃者がいまだ活発な活動を続けています。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の「情報セキュリティ10大脅威」組織編のランキングトップは、2025年も「ランサム攻撃による被害」でした。これで10年連続10回目です。 日本国内のサイバーセキュリティ専門ニュースサイト「ScanNetSecurity」では、セキュリティインシデント・事故のニュースを報じています。それによると、手口がランサムウェアと判明している案件は、2025年4月の1カ月だけでも11件に上っています。 侵害を被ったことによる経済損失も、最近は巨額化しています。例えば、2024年に発生した某メディア企業へのランサムウェア攻撃では、20万名分以上の個人情報が流出し、20億円以上の特別損失が発生しました。IBM X-Force 脅威インテリジェンス・インデックス・レポート2024の調査でも、ランサムウェアによる平均侵害コストは488万米ドル、日本円にして約7億3千万円と報告されています。ひとたび被害に遭うと、ビジネスに大きなブレーキがかかることは間違いありません。 そのため、迅速かつ効果的なデータ保護対策が必要です。 ランサムウェア攻撃対策の要諦 上記に挙げた事例からも分かるとおり、ランサムウェア攻撃で狙われるのはデータです。バックアップの取得はデータ保護の基本であり、有用な施策です。しかし、狡猾な攻撃者はバックアップデータにもアクセスし、窃取、改ざん、暗号化、削除を試みます。そのため、データの改ざん・削除を不可能にする形で保存することが重要です。これを「イミュータブルアプローチ」といいます。 イミュータブルアプローチを実現するデータ保護ソリューションはいくつかの市場に存在します。しかし、こうしたソリューションは、ハードウェアベンダーとソフトウェアベンダーの異なる、マルチベンダー体制になりがちで、これには注意が必要です。まず、ハードウェアとソフトウェアの間でバージョン問題や親和性の問題が起こることがあり、適切に動作するかどうかは、詳細に検証しなければ分かりません。また、環境が複雑になるため、インシデントが発生した際には、ベンダー間で責任分界点が生じ、原因究明や迅速な対応の実施が遅れることもあります。 セキュリティを担当するIT管理者は多忙です。そうした中で、最も合理的なランサムウェア攻撃対策といえるのは、データが格納されるストレージそのもので、イミュータブルソリューションを実現することです。 ストレージで実現するイミュータブルなコピー「セーフガード・コピー」の概要と仕組み 高速で信頼性の高いオールフラッシュ、およびハイブリッドフラッシュストレージソリューションのシリーズであるIBM Storage FlashSystemは、データ保護機能の充実したストレージです。FlashSystem 5300より上位クラスでは、IBM独自設計のAI搭載の第4世代 FlashCore モジュールが搭載されています。これにより、書き込みデータを、そのパフォーマンスに影響を及ぼすことなく、すべてのI/Oに関する詳細な統計情報をリアルタイムで取得でき、機械学習モデルを使用して、継続的に監視しながら、ランサムウェア攻撃と思われるような異常を1分未満に検知することができます。そもそも侵入自体を阻止する境界防御の仕組みが備わっています。 しかし、ランサムウェア攻撃の手法も日々進化しているため、第4世代FlashCoreモジュールの監視を逃れて本番データにアクセスされる可能性も否定できません。このような侵害を想定した対策として導入されているのが、IBM Spectrum Virtualizeに搭載されている「セーフガード・コピー」です。 セーフガード・コピーは、イミュータブルソリューションとして、機密性の高いバックアップコピー・データが変更または削除されることを防ぐ、論理的破壊防止機能として働きます。この機能はIBMと銀行のお客様との協業によって開発され、ランサムウェア攻撃に対する有効な防御手段として、2021年7月にリリースされました。それ以来、世界各地のさまざまな企業環境で実績を積んでおり、日本でも医療機関を中心に導入が進んでいます。 それでは、セーフガード・コピーは具体的にどのように動作するのでしょうか。これをコピープロセスとリカバリプロセスに分けて説明します。 1.コピープロセス まずコピープロセスですが、IBM Storage FlashSystem内に確保されたセーフガード・コピー・プールというバックアップデータ領域に、設定したバックアップスケジュールに応じて、本番ボリュームデータがコピーされます。最大256世代のバックアップデータを持つことが可能です。セーフガード・コピー・プールに置かれたデータはイミュータブルで、どのサーバやアプリケーションからもアクセスすることはできません。 2.リカバリープロセス 万が一侵害が発生した場合は、セーフガード・コピー・プール内のデータのうち、侵害が発生した前後の時間のバックアップデータを、Cyber Vaultシステムという、IBM Storage FlashSystem内に確保するリカバリボリュームにリストアします。 ここで侵害を受けていないバックアップデータを特定し、本番システムへリカバリし、復旧します。こちらがリカバリプロセスになります。 コピープロセスとリカバリプロセスを同一筐体で実現できるのが大きな特長で、容量は本番ボリュームに対し約3割プラスで見積もります。 図1:セーフガード・コピー 概念図 一方、IBM Copy Services Managerは、セーフガード・コピーの自動化を司るソフトウェアです。 仮想マシンやx86サーバ(Java App)上で動作します。Spectrum Virtualizeでセーフガード・ポリシーを作成すると、IBM Copy Services Managerはそれを自動的に発見し、コピー・スケジュールとバックアップの保存期間を自ら管理します。そのため、バックアップ運用担当者の手をわずらわせることのない自動化を大きく前へ進めることができます。 セーフガード・コピーの利用メリット セーフガード・コピーには、多くの利用メリットがあります。 1.確実なバックアップデータ保護 セーフガード・コピーは、外部からアクセスできない隔離された領域にデータを保存することで、不正な改変や削除を防ぎます。バックアップデータは、イミュータブルな形で保持されるため、ランサムウェア攻撃や内部からの誤操作による影響を受けるリスクを大幅に軽減します。 2.権限の分掌が可能 管理者権限(SuperuserやSecurity Admin)を含め、アクセス権限を細かく設定することで、企業のガバナンスを強化し、誤操作や不正変更を未然に防ぎます。これにより、必要な管理業務を効率的かつ安全に実施できます。 3.迅速な復旧 セーフガード・コピーは、同一ストレージ内にバックアップを保持するため、復旧の際にデータ転送が不要です。これにより、従来の外部ストレージからの復旧に比べて非常に高速にデータをリストアできます。データボリュームにもよりますが、実作業時間は約3時間程度です。 4.バックアップ運用の自動化が可能 IBM Copy Services Managerを活用することで、イミュータブルなコピーの自動取得・管理が可能となります。これにより、運用の効率化と迅速な復元が実現します。 5.顧客企業が自社の環境を制御可能 セーフガード・コピーの運用において、ポリシー変更や設定調整をIBMやSIerに依頼する必要はありません。顧客企業自身で管理・調整できるため、環境の変更やバックアップ戦略の最適化をスムーズに行うことが可能です。 6.自由度の高い保持期間ポリシー ストレージによっては、バックアップデータの保持期間に制約があるソリューションもあります。しかし、セーフガード・コピーでは、データの保持期間を柔軟に設定できるため、コンプライアンス要件や業務ニーズに応じた最適な運用が可能になります。バックアップデータの長期保管が必要な企業にも適しています。 7.ローエンドからハイエンドのプラットフォームで利用可能 セーフガード・コピーは、ハイエンドシステムに限定されることなく、ローエンドやミッドレンジのプラットフォームでも利用可能です。これにより、中小企業から大規模エンタープライズ企業まで、幅広いビジネスで活用することが可能です。 8.ストレージ容量を効率的に管理可能 セーフガード・コピーでは、クオータが設定できるため、ストレージ容量の無駄な消費を防ぎ、最適なリソース配分が可能です。容量を適正に保ちながら、必要なバックアップを確実に管理できるため、コスト削減にも寄与します。 図2:セーフガード・コピーの利用メリット例 ランサムウェア攻撃対策のみならず多彩なユースケースで活用可能 セーフガード・コピーは、ランサムウェア攻撃対策のために開発された機能ですが、データ保護強化のための様々な施策にも効果的に活用できます。以下に、特に有効な5つのユースケースをご紹介します。 1.検証 セーフガード・コピーは、バックアップの世代を活用することで、定期的なデータ分析が可能です。システムの異常やデータの破損を迅速に検出し、適切な対策を講じることができます。 2.フォレンジック 本番システムのコピーを分析することで、インシデントの原因を特定できます。セーフガード・コピーを利用すれば、影響範囲を特定しながらシステムを詳細に調査可能です。 3.サージカル セーフガード・コピーを活用することで、バックアップから特定のデータを抽出し、ピンポイントで復旧できます。これにより、大規模なリストアを必要とせず、必要なデータのみを復旧できます。 4.大災害対策 セーフガード・コピーは、環境全体をコピーした時点に戻せるため、大規模なシステム障害や災害発生時にも迅速な復旧を可能にします。これにより、企業の業務継続計画(BCP)を強化し、データ損失による影響を最小限に抑えることができます。 5.オフライン・バックアップ セーフガード・コピーのポイント・イン・タイム・コピーを活用すれば、オフライン環境でバックアップを安全に保持できます。これにより、オンラインシステムから隔離された第2の防御ラインを構築できます。 安全性を高める第一歩をエヌアイシー・パートナーズと共に サイバーセキュリティ無償診断をご利用ください セーフガード・コピーは、増加するランサムウェア攻撃への対策として設計された機能でありながら、データ保護の多様なニーズにも対応する堅実なソリューションです。その優れた機能は、すでに世界各地で多くの導入実績を誇っています。IBM IDをお持ちであれば、IBM Technolgy ShowcaseでIBM Storage FlashSystemのランサムウェア攻撃対策デモをご覧いただくことも可能です。 エヌアイシー・パートナーズでは、エンドユーザー企業さまへの提案に向けて、システム構成の検討、詳細構成のサポート、クロスセルを含めた追加提案など、幅広い支援をリセラー様に提供しています。データ保護の観点でお勧めしたいのが、IBMのサイバーセキュリティ無償診断です。これはNIST CSF(米国国立標準技術研究所のフレームワーク)に基づく診断で、質問に答えていくと、資産管理、ビジネス環境、ガバナンス リスク評価など多彩なポイントでのレポートが作成され、自社で強化すべきポイントを可視化できます。診断結果に基づき、エヌアイシー・パートナーズは、リセラー様やエンドユーザー企業様に対し、優先順位をつけたセキュリティ強化策を提案します。 ランサムウェア攻撃対策のみならず、データ・セキュリティ・ソリューションIBM Guardiumなど、ソフトウェアでのソリューションもあり、ストレージの更改時期を待たない対策が可能です。 セキュリティに関する課題は、ぜひエヌアイシー・パートナーズにご相談ください。私たちは、貴社の安全性と業務効率を共に向上させるためのパートナーとなります。 お問い合わせ この記事に関するお問い合せは以下のボタンよりお願いいたします。お問い合わせ   .highlighter { background: linear-gradient(transparent 50%, #ffff52 90% 90%, transparent 90%); } .anchor{ display: block; margin-top:-20px; padding-top:40px; } .btn_A{ height:26px; } .btn_A a{ display:block; width:100%; height:100%; text-decoration: none; background:#eb6100; text-align:center; border:1px solid #FFFFFF; color:#FFFFFF; font-size:16px; border-radius:50px; -webkit-border-radius:50px; -moz-border-radius:50px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #eb6100; transition: all 0.5s ease; } .btn_A a:hover{ background:#f56500; color:#999999; margin-left:0px; margin-top:0px; box-shadow:0px 0px 0px 4px #f56500; } .bigger { font-size: larger; }

back to top