2021年12月

28

【10分で早わかり】インタビュー記事「Power10の真の価値とは」(後編)

※当インタビューは「前編」「後編 (当記事)」に分けてお送りしています。

 

登場者

【ゲスト】
日本アイ・ビー・エム株式会社
テクノロジー事業本部
Power テクニカル・セールス
コンサルティングITスペシャリスト
釘井 睦和 氏
【インタビュアー】
エヌアイシー・パートナーズ株式会社
技術支援本部
テクニカル・サポート部
佐藤 正忠
エヌアイシー・パートナーズ株式会社
技術支援本部
ソリューション推進部
村上 文香

 

さらなる経営課題に応えるIBM Power10

– IBM Power10 はセキュリティもかなり強化されているようですね。

釘井) おっしゃるとおりです。IBM Power10 のプロセッサーは、セキュリティ機能をさらに進化させました。
具体的には、コアの暗号化機能を向上させるとともにパフォーマンス劣化のないメモリー暗号化も実現しています。
暗号化という作業を CPU やソフトウェアに頼らずにすみ、自動的な暗号化が可能であるため処理能力の低下というストレスを経験することなく、それでいて、すべてのデータが常に堅牢に守られている、という状態を享受いただけます。

– 最近の産業界では、環境負荷の軽減も強く求められています。
米国のパリ協定復帰を機に、いわゆる “環境関連銘柄” に再び注目が集まるようになり、日本でも「カーボンニュートラル」をサプライチェーン全体で達成しようといった動きが見られます。
あらゆる企業がその一挙手一投足で、都度「それは環境にとって正しい判断か」を考える時代が来ました。

釘井) この点でも IBM Power10 は大きく貢献できます。
最新の 7nm Power10プロセッサーによる高い集約性とリソースの効果的な活用の実現により、IBM Power E1080は、同じワークロードを実行した場合、IBM Power E880C と比べて52%、IBM Power E980 と比べても33%の消費電力削減を達成できます (※IBMによる自社従来品との比較調査 (2021年))。
IBM Power10 にアップグレードすることで、より少ない CO2排出を実現できることになります。
また、エネルギー効率の向上のみならず、リサイクルや環境に優しい材料の活用促進、製品パーツのアップグレード、修理、再製造、再利用によるプロダクトライフサイクル拡大など、IBM Systems全体でハードウェア製品や製造過程における環境面への影響を考慮したイノベーション活動を続けています。

販売に際しても、導入によって年間約20トンの CO2削減を見こむお客様には、製品の一部を割り引く「SDGs割」制度を導入しています。
こちらもぜひ活用いただきたいと思います。

 

IBM Power10の最も効果的な利用シナリオ

– 釘井さんにとって、IBM Power10 はどのように活用するのが最も効果的だと思いますか。

釘井) いろいろお勧めはありますが、ニーズも高くて効果的だと思うのは、最新型ERPシステムの基盤として動かすことです。
ここで重視すべきなのは、CPU の性能です。
7nm Power10プロセッサーは、8スレッドSMT (Simultaneous Multithreading) をチップあたり最大15コア搭載でき、コアあたりの処理能力は、POWER9プロセッサーと比較して約1.3倍のパフォーマンス向上を実現しています。

また、この高い CPUコア処理能力と高密度・高速なメモリー・アーキテクチャーの実現により、アプリケーションが必要なコア数を削減できます。
結果として、サーバー台数の削減や TCO の改善が可能になります。
「クラウドでERPを動かしてみたけれど満足した性能が得られなかった」「完全クラウドシフトはコスト感が合わない」という経験をされたお客様が “脱クラウド” に向かわれる現象も出てきており、IBM Power10 はそうしたお客様の受け皿になれると考えています。

もう1つは、データベースシステム基盤として活用することです。
例えば、これは実際に合ったケースですが、それまで x86ベースで126台のサーバーを運用されていたのが、IBM Power E980 にリプレースすることにより、なんと3台に統合できました。さらに IBM Power E1080 にアップグレードしたとすると2台にまで集約可能です。
これをエネルギーという観点で見ると、102kW から約20kWと1/5に、ライセンス数としても約1/3に削減可能です (※IBMによる自社従来品との比較調査 (2021年))。
いろいろな意味で大きな節約になります。

 

手が届く存在にする賢い買い方

– E1080 というフラッグシップ製品から登場したこともあって、お客様からは「理想的なシステムであることは認識しているが、当社には『高嶺の花』」といわれることがあります。

釘井) IBM では、IBM Global Financing という組織を通じて様々なお支払い方法の選択肢を用意しています。
一括購入するのではなく分割月額払いにする、分割月額払いにリースを組み合わせる、また、分割月額払いも、均等割ではなく最初は低い金額で開始する、支払い開始時期を後ろに倒す、現在のリース残を新たなリースに包含してすべてリース払いにする、などの方法があります。
冒頭でご紹介した「Dynamic Capacity」も節約術の1つとして活用いただけます。
ぜひ、ご相談ください。

来年以降も新製品を予定しておりますので、楽しみにお待ちください。

– 本日はありがとうございました。

 

CEOの直面する経営課題の解決策が全部入った1台

新しい時代に突入し、道を切り拓いていくことが求められている現代の企業。

IBM Power10 は、そうした企業の CEO が抱く切実な “思い” を真摯に受け止め、妥協を許さず様々な機能を実現した製品だと実感しました。
NI+C Pも、「リプレース時期が来たら検討する」ではなく「IBM Power10だから検討する」といっていただけるよう、パートナー企業の皆さんを通じて、このサーバーの魅力やメリットを引き続きお伝えしていきたいと思います。

 

 


この記事に関するお問い合わせ

エヌアイシー・パートナーズ株式会社
企画本部 事業企画部

この記事に関するお問い合せは、「こちら」からお願いします。

 

関連情報
  • IBM Power10 (製品情報)
    – 効率性と処理能力、セキュリティを重視した設計、さらに、脱炭素への取り組みを通じて環境への配慮を実現します。
  • 早わかり!ここが進化したIBM Power10 (コラム)
    – よりスピーディに、よりスマートに、企業活動を発展させ、デジタル競争の勝者となるためには…?

 

back to top