IBM Db2データベース

アナリティクス

最新のAIエージェントと高可用性機能で、データベース運用における信頼性と生産性が飛躍的に向上します。

目次

概要

Db2 は、大規模な業務系に求められるパフォーマンス、スケーラビリティを兼ね備えているデータベースです。
2024年11月14日より最新バージョン V12.1 と IBM Database Assistant(※)の一般提供が開始され、AIデータベースとしての新たな一歩を踏み出しました。

概要イメージ

(※)IBM Database Assistant は現在クラウドのマネージド・サービスで先行して提供されており、2025年後半にソフトウェアに組み込まれる予定です。機能拡張が継続され、お客様の個別環境に対する生産性のさらなる向上と安定運用に大きく貢献します。

詳細

Db2データベース製品エディションとDb2オファリングの機能

機能 Db2 Advanced Edition Db2 Standard Edition Db2 Community Edition
アクセス プラン再使用 あり あり あり
アダプティブ圧縮およびクラシック行圧縮 あり あり あり
圧縮 – バックアップ あり あり あり
接続コンセントレーター あり あり あり
連続データ取り込み(INGEST) あり あり あり
Db2 Data Management Console あり あり あり
Data Server Manager Base あり あり あり
Data Server Manager Enterprise *1 あり あり あり
Db2拡張コピー・サービス あり あり あり
Db2カラム オーガナイズ表 あり あり あり
Db2 Connect機能 あり*2 あり*2 あり*2
Db2ガバナー コマンド あり あり あり
Db2 pureScale® 機能 あり あり あり*3
暗号化 – ネイティブ バックアップ暗号化 あり あり あり
暗号化 – ネイティブ データベース暗号化 あり あり あり
IBMデータ サーバーとのフェデレーション あり あり あり
Db2 for IBM i および
Db2 for z/OS®データ ソースとのフェデレーション
あり*4 あり*4 あり*4
Oracle を含む、他のすべての
データ ソースとのフェデレーション
あり あり あり
高可用性災害時リカバリー あり あり あり
IBM Data Studio あり あり あり
IBM(r) Db2 Merge Backup Advanced Recovery Feature Advanced Recovery Feature Advanced Recovery Feature
IBM(r) Db2 Recovery Expert -*5 -*5 -*5
IBM InfoSphere® Change Data Capture for Db2 -*5 -*5 -*5
IBM InfoSphere CDC Access Server -*5 -*5 -*5
IBM InfoSphere CDC Management Console あり あり あり
IBM InfoSphere Data Architect あり あり あり
IBM InfoSphere Optim™ High Performance Unload Advanced Recovery Feature Advanced Recovery Feature Advanced Recovery Feature
索引圧縮 あり あり あり
ラベル ベースのアクセス制御(LBAC) あり あり あり
マテリアライズ照会表(MQT) あり あり あり
マルチディメンション クラスタリング(MDC)表 あり あり あり
Multi-Temperature Storage あり あり あり
オンライン再編成 あり あり あり
Oracle との互換性 あり あり あり
パーティション化 – パーティション データベース環境 あり あり あり
パーティション化 – 表パーティション化 あり あり あり
pureXML®ストレージ あり あり あり
2つの他の Db2サーバーとの Qレプリケーション -*6 -*6 -*6
照会並列処理 あり あり あり
レプリケーション ツール あり あり あり
行と列のアクセス制御(RCAC) あり あり あり
スキャン シェアリング あり あり あり
Spatial Extender あり あり あり
Db2データベースの SQLレプリケーション あり あり あり
タイム トラベル照会 あり あり あり
IBM Tivoli® System Automation for Multiplatforms あり あり あり
ワークロード管理 あり あり あり

*1. IBM® Data Server Manager(DSM)のサポートは 2021年4月30日に終了しました。ご利用のお客様は、DSM から IBM Data Management Console(DMC)にマイグレーションする必要があります。
*2. この機能は、SQL Warehouse ツール(SQW)を使用する場合にのみ使用可能です。
*3. 仮想プロセッサー数とインスタンス メモリーに制限のあるこれらのエディションでは、クラスターで処理できるワークロードのサイズとタイプも制限されるため、最初にテクノロジーを検討するための非実稼働目的でのみ使用することをお勧めします。評価完了後、実稼働環境で使用するためにコアとメモリーに制限のない他のエディションにアップグレードしてください。
*4. Db2 for IBM i および Db2 for z のデータ ソースとのフェデレーションは、Db2 Connect の使用権が基準を満たしている場合に実行できます。
*5. Db2 11.5 で変更データ キャプチャー機能を使用することは禁止されています。 ただし、単一の Db2インスタンス内で行オーガナイズ表からカラム オーガナイズ表に複製するシャドー表機能をサポートするという用途には使用可能です。 これ以外の用途には、IBMレプリケーション オファリングのライセンスが別途必要です。この影響を最小化するために、以前のバージョンの Db2 Advanced Enterprise Server Edition または Advanced Workgroup Server Edition または Developer Edition によるライセンスで CDC を使用しているお客様向けに、 特別料金の CDCテクノロジーのライセンスが用意されています。
*6. Q-Repテクノロジーは Db2 のベースに組み込まれていますが、11.5 および将来のリリースにはこの補助プログラムのライセンス資格は含められません。 この影響を最小化するために、あらゆる用途に IBMレプリケーション オファリングのライセンスが別途必要です。以前のバージョンの Db2 Advanced Enterprise Server Edition または Advanced Workgroup Server Edition または Developer Edition によるライセンスで Q-Rep を使用しているお客様向けに、特別料金の Q-Rep テクノロジーのライセンスが用意されています。

出典:IBMサイト「Db2製品エディションの機能

補足

  • この表は情報提供のみを目的としています。ライセンス、権利、および責任については、Db2製品およびオファリングのご使用条件を参照してください。
  • 各Db2エディションと Db2オファリングに組み込まれている機能を示しています。一部の機能は、特定の Db2エディションにおいてのみ使用可能です。

IBM Db2 V12.1 ライセンス一覧

IBM Db2 V12.1 ライセンス一覧

特長・メリット

Db2 V12.1の主な特徴

Db2 V12.1 では、新しい AIオプティマイザ、Db2 pureScale の大幅な機能強化、Namespace の分離、生成AI を活用したインサイトをはじめとした、200個以上の機能が強化されました。

  • Db2 pureScaleやHAなど高可用性機能の改善
    • Linuxでのクラスター管理のTSAをPacemakerテクノロジーに完全に置き換えることで障害復旧時間を大幅に短縮し、ユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させます。
  • AIを活用したクエリオプティマイザー
    • お客様のクエリから継続的に学習し、以前のバージョンと比較して最大3倍のパフォーマンス向上を達成します。
  • ネームスペース(名前空間)関連のアップデート
    • 1つ以上のデータベース・スキーマ間に論理的な分離を作成し、異なるテーブル・セットを相互に簡単に分離します。

Database Assistant

Database Assistant は、IBM Db2 によるデータベース運用を AI で支援する最新ツールです。
AIエージェントである watsonx Orchestrate を中核に据え、トラブルシューティングや性能監視、運用の効率化を実現します。これにより、データベース技術者の業務負担を軽減し、生産性向上をサポートします。

  • AIエージェントによるサポート
    • watsonx Orchestrateを中核に据え、高度なサポートを提供します。
    • 自然言語による問い合わせ対応を行います。
    • ベクトルDBを活用してナレッジベース検索を行い回答を生成します。
  • 問題判別
    • 問題の根本原因やボトルネックを迅速に特定します。
    • トラブルシューティングを簡素化します。
  • 運用監視
    • Db2の運用監視項目を簡単に取得および確認できます。
    • リアルタイムのDB指標に基づき予測分析を行います。

お問い合わせ

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