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2015年12月

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話題のBluemixのトライアルライセンスを活用してBIシステムの構築検証をしてみよう! Vol.3 ERSサービス作成

  Vol.3 ERSサービス作成   はじめに 前回はDBサービスのdashDBを作成しテストデータをLoadしました。(前回はこちら) 今回はついにレポーティングサービスのEmbeddable Reporting Service (CognosBIのレポート機能と同等)を作成します。このERSを使用するとグラフィカルなレポートを簡単に作成することが可能です。   今回は下記の枠内のサービスを作成します。   今回の流れ ランタイムの作成 Cloudantの作成 (ERSの稼働に必要) dashDBのバインド(前回作成したサービス) ERSの作成 ERSの設定     ① ランタイムの作成 まず、アプリケーションの実行環境であるランタイムを作成します。 メニューから「カテゴリ」を選択し、「計算」カテゴリ内の「ランタイム」を選択します。   「Liberty for Java」を選択します。 ※ Liberty for JavaはBluemix版のWASであり、JavaのAPコンテナとなります。   プランが「デフォルト」となっていることを確認します。 「スペース」欄には先ほど作成したスペース名を選択します。   「名前」、「ホスト」欄に任意の名前を入力し、 「作成」を選択します。   数分後、画面が切り替わるので「アプリの概要の表示」を選択します。   アプリの概要が表示されました。 これでアプリの起動・停止や各サービスの追加・バインド、使用メモリの割り当て等の管理が可能になりました!   ② Cloudantの作成 ERS実行用のリポジトリDBとしてCloudantを作成します。 CloudantはNoSQLのDBaaSで、Webおよびモバイル・アプリの開発者に最適なJSON形式のデータを扱うことが可能です。今回はウリのNoSQLを使用していませんが、今後の慣れのためにリポジトリ用DBはCloudantを使用することにしました。Cloudantの検証も機会があればぜひ公開したいと思います。 ※ CloudantのIBMサイト http://www-01.ibm.com/software/jp/cmp/cds.html なお現時点(2015/10/1)では、dashDBのリポジトリ用DBは下記がサポート対象です。 Cloudant NoSQL DB MongoLab mongodb   カテゴリ→サービス→データおよび分析より、「Cloudant NoSQL DB」を選択します。   「スペース」、「アプリ」が先ほど作成した名称になっていることを確認します。 プランが「Shared」となっていることを確認し、「作成」を選択します。   「アプリケーションの再ステージ」が表示されるので「再ステージ」を選択します。 数分後Cloudantが使用可能になります!   ③dashDBのバインド 前回作成したdashDBをバインドします。 「サービスまたはAPIのバインド」を選択します。   「dashDB」を選択し「追加」を選択します。   先ほどと同様に「再ステージ」を選択します。   dashDBが関連付けされました!   ④ERSの作成 Embeddable Reporting Service(ERS)を追加します。 カテゴリ→サービス→ビジネス・アナリティクスより、「Embeddable Reporting」を選択します。   「スペース」、「アプリ」が先ほど作成した名称になっていることを確認します。 「無料プラン」になっていることを確認して、「作成」を選択します。   こちらも同様に「再ステージ」を選択します。   アプリケーションに3つ目のサービスが追加されました!   ダッシュボード→CFアプリ から先ほど作成したアプリを選択します。   メニューから「環境変数」を選択します。   この後の設定に必要であるため、各サービスの環境変数の値をテキストエディタ等にコピーします。 ※ 上記では環境変数の値はマスクしています。   ⑤ERSの設定 Embeddable Reporting Serviceの設定をします。 サービスから「Embeddable Reporting」を選択します。   「リポジトリーURI」に先ほどのCloudantの環境変数の“url”パラメータの値を入力し、「開始」を選択します。 ここで指定したURIのDBがERSのリポジトリ用DBとして使用されます。   「新しいパッケージ」を選択します。   先ほどの環境変数より、今回データソースとして使用するdashDBの下記パラメータを入力し、「作成」を選択します。 “jdbcurl”、“username”、“password” Embeddable Reportingのホーム画面が表示されました!     今回はここまでです。ERSサービスを作成しレポート作成の準備ができました! 次回は本シリーズの最終回で、ERSを使用して気温の遷移をグラフ化するレポートを作成します!   最後までお読みいただきありがとうございます。   ----- 技術支援本部 テクニカル・サポート部 Analytics担当 伊藤 本件に関するお問い合わせは下記メールアドレスにお願い致します。 nicp_support@NIandC.co.jp

2015年12月

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話題のBluemixのトライアルライセンスを活用してBIシステムの構築検証をしてみよう! Vol.2 dashDBの作成、データLoad

Vol.2  dashDBの作成、データLoad   はじめに 前回は本検証の概要のご説明とBluemixのアカウントを作成しました。(前回はこちら) 今回はデータソースDBサービスのdashDBを作成しテストデータをLoadします。 dashDBはDB2 BLUによるインメモリー・アナリティクスとPureData for Analytics (Netezza) 由来のイン・データベース・アナリティクスを融合し、クラウドサービスとして利用することを可能にしたアナリティクス・サービスです。 (公式HP:http://www-01.ibm.com/software/data/dashdb/) 今回は下記の枠内の箇所です。   dashDBサービスを作成してみよう! 20分でサービス作成 ~ データロードまでできる簡単手順!   Bluemixにログイン後、左上のメニューアイコンを選択し、「ダッシュボード」を選択します。   任意のスペース名を入力し、「作成」を選択します。 ※上記が表示されない場合は左にある「スペースの作成」を選択します。     下記はスペースが作成された状態の画面です。 ※スペースはその名のとおりBluemix上の使用領域のようなイメージで、このスペース上にアプリやサービスを構築していきます。   左上のメニューアイコンを選択し、「カタログ」を選択します。 (下記はホーム画面よりメニューを選択した画面)   左側メニューの「サービス」カテゴリ中にある「データおよび分析」にチェックを入れ、 「dashDB」を選択します。     「Entry」プランになっていることを確認します。   ※ 金額が表示されていますが、トライアル期間内は無料で使用可能です。   「スペース」欄で先ほど作成したスペース名を選択します。 プランが「Entry」となっていることを再度確認し「作成」を選択します。     数分後、dashDBサービスが追加、開始されます。 「LAUNCH」を選択します。     たったこれだけのステップでDBの作成が完了です! 例えばオンプレでサーバーを用意してそこにOracleを導入となると1~3日程度掛かる場合がほとんどだと思います。これは確かに「スピーディー」です!!   ここからdashDBにテストデータをLOADしていきます。 「Load」 > 「Load from Desktop」を選択します。   Loadファイルをセットし必要であれば設定を変更します。 下記に記載の手順でCSVファイルを取得し、画面と同じ設定を行ってください。   今回は下記developerworks に掲載のファイルを使用します。 http://www.ibm.com/developerworks/jp/data/library/dashdb/dm-dashdb1-bluemix/tokyo.2013.csv ・上記を開いて、ファイル →「名前を付けて保存」を選択しお使いのPC内に「tokyo.2013.csv」の名称で保存してください。 ・IEを使用する場合は文字化けする可能性があります。その際は、表示 → エンコード →Unicode(UTF-8)を選択し、文字コードをUTF-8にしてください。   設定完了後「LoadFile」を選択します。 下記画面と同じ設定となっていることを確認してください。     Loadファイルのプレビューを確認し、「NEXT」を選択します。     今回はLoadと同時に新規のテーブルを作成するのでテーブル名、カラム名を指定します。 ※ 別途作成したテーブルに対してLoadすることも、もちろん可能です。     数分後Load完了画面が表示されるので、エラーが発生していないか確認します。 下記例では8736件すべてのレコードが正常にLoadされました。   (参考)「View the log this load」を選択すると実行ログが表示されます。 ※ テクノロジーのベースとなっている「db2」のコマンドが使用されているようです。 SQL27966W /mnt/blumeta0/db2/copy" overrides the COPY NO parameter specified in the Load. SQL3109N /opt/ibm/dsserver/work/upload_jlMfI1Rdux1443667564010.csv_144366792701. SQL3500W 02:52:07.855929". SQL3519W SQL3520W SQL3515W 02:52:07.908505". SQL3500W 02:52:07.909588". SQL3110N the input file. SQL3519W SQL3520W SQL3515W 02:52:08.160457". SQL3500W 02:52:08.161942". SQL3213I SQL3515W 02:52:08.931728".   メニューから「Run SQL」を選択するとSQLの実行環境が起動します。 テストとして、「select count(*) from tokyo」を入力し「RUN」を選択します。   画面下部に実行Logと結果が表示されることを確認します。   8736件のレコードがテーブルに入っていることが確認できました。   次回はついにレポーティングサービスのEmbeddable Reporting Service (CognosBIのレポート機能と同等)を作成します。 このERSを使用するとグラフィカルなレポートを簡単に作成することが可能です。   最後までお読みいただきありがとうございます。   ----- 技術支援本部 テクニカル・サポート部 Analytics担当 伊藤 本件に関するお問い合わせは下記メールアドレスにお願い致します。 nicp_support@NIandC.co.jp

2015年11月

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ビジネス・パートナー様のビジネス促進・効率化に向け、ポータルを刷新!

エヌアイシー・パートナーズ株式会社は2015年11月11日、コーポレイトおよびビジネスパートナー様専用Webサイト「MERITひろば」をリニューアルしました。 取り扱い製品・ソリューションを軸にコーポレイト向け、パートナー様向けの情報にすぐにアクセスできる仕組みを採用しています。 今後も、特集ページや新しいメニューを追加し、お客様のビジネス促進・効率化につながるコンテンツづくりに努力してまいります。   弊社のビジネスパートナー様は会員サイト「MERITひろば」をご活用ください。ログインの際には新たに会員登録が必要です。ご了承ください。 MERITひろば のログインおよび利用登録はこちら

2015年10月

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【盛況のうちに終了】11月16日【NI+C P主催】CAMSS&商材セミナー ~ Watson、Bluemixから弊社オススメ商材まで!! ~(東京)

盛況のうちに、終了いたしました。 当日はご多忙の中、ご参加いただき誠にありがとうございました。 * * * * * * 四半期ごとにCAMSSをテーマに開催しています、弊社のセールスカレッジ。今回は先進的なCAMSS/CAMSS関連分野に加え、お客様にすぐにご紹介いただける商材をご案内致します。 CAMSS分野からは、お客様の関心の高いWatsonと、パートナー様再販がスタートしたBluemixについて。そして売上拡大を図っていただける商材として、弊社からのオススメ商材をご紹介致します。 ビジネス拡大のヒントが満載のセミナーに、ぜひご参加下さい。 日時 2015年11月16日(月)14:30~17:15予定(受付:14:00~) 会場 日本IBM 本社事業所(箱崎) 6階 IBM イノベーション・センター セミナールーム【最寄駅・交通機関】 東京メトロ 東西線/日比谷線 茅場町駅4番b出口 徒歩7分 東京メトロ半蔵門線 水天宮前駅2番出口 徒歩3分 対象 弊社ビジネスパートナー企業の営業活動に関わる方 参加費 無料/事前登録制(定員 30名) 主催 エヌアイシー・パートナーズ株式会社   Agenda 1. 【Watson】  WEX (Watson Explorer) がパートナー様ビジネスの源泉になる IBM Watsonが大きな注目を集めていますが、パートナー様がWatson関連ビジネスを行う際にコアとなるのが、WEXです。 ICA/WCA(WEXの前身)時代から豊富な導入実績をもつ日本情報通信より、WEXの導入販売がパートナー様ビジネスの源泉となる理由をお話しし、分かりやすいデモや事例を交えながら、お客様アプローチのヒントをご紹介します。 [講師] 日本情報通信株式会社 2. 【Bluemix】 再販モデル開始。Bluemixはどう売れる? 最新動向も! 10月よりパートナー様経由でのBluemix販売が可能になりました。再販モデル開始の背景や、パートナー様ビジネスにどう使えるのか等を、事例を交えながらIBM講師より分かりやすくお話し頂きます。 さらに弊社より、IBMのアプリ開発コンテスト「Bluemix Challange 2015」でのグループ新入社員の入賞や、Bluemixに関する最新情報を通じてBluemixの今をお伝えします。 [講師] 日本アイ・ビー・エム株式会社 エヌアイシー・パートナーズ株式会社 3. 【NI+C Pタイム】 オススメ商材紹介 データベース製品の固定保守料金メニュー、高い関心の続くセキュリティ対策商材、確実にお客様との会話機会を増やせるリサイクルトナーなど、弊社がお勧めする商材をご紹介します。 エヌアイシー・パートナーズ株式会社 ※Agendaは都合により変更になる場合がございます   ご案内状 [wpdm_package id='32519']   お問合せ エヌアイシー・パートナーズ株式会社 企画推進部 電話:03-6278-6278 メール:bpinfo@NIandC.co.jp

2015年10月

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話題のBluemixのトライアルライセンスを活用してBIシステムの構築検証をしてみよう! Vol.1 Bluemixアカウント作成

Bluemixとは? IBMさんが提供を行っているオープン・スタンダードを活用した、新しいクラウド・プラットフォーム(PaaS)です。  参考:メーカーリンク http://www.ibm.com/cloud-computing/jp/ja/bluemix/   確認したいこと 本検証では下記を確認したいと思います。 ・Bluemixを使うと「スピーディーに環境構築ができる」とのことだが、オンプレで同等の環境を構築した場合と比べてどの程度スピーディーか? ・同等のオンプレの環境(CognosBI)と比べて使い勝手はどうか?   検証の流れ Bluemixのアカウント作成 データソースDBサービス作成、テストデータLoad リポジトリDBサービス作成、レポートサービス作成 BIレポート作成   トライアル検証環境情報 (Bluemix米国南部) ・ランタイム:Liberty for Java ・データソース:dashDB ・レポーティング:Embeddable Reporting Service (CognosBIのレポート機能と同等) - リポジトリDB:Cloudant これらすべて30日間無料の「Bluemixトライアルライセンス」の範囲内で使用可能です。   トライアル検証構成図 10分でできる! Bluemixトライアルアカウント作成手順 Bluemixのサイト にアクセスし「登録」を選択します。   「既にIBM IDをお持ちの場合」を選択します。 (IBM IDをお持ちでない方は別途作成ください。) 次ページにてIBM IDに登録している電話番号とEメール・アドレスを入力し、「アカウントの作成」を選択します。   下記の完了メッセージが表示されることを確認します。   数分後「IBM Bluemix」から下記メールが送信されますので、文中の「サービスの開始」を選択します。   IBM IDとパスワードを入力し「サインイン」を選択します。   無事Blumixにログインできました! 右上に表示されている残りのトライアル期間内は検証として自由に使用することが可能です。 次回はデータソースDBサービスのdashDBを作成します。 dashDBは「DB2 BLU」によるインメモリー・アナリティクスとPureData for Analytics (Netezza) 由来のイン・データベース・アナリティクスを融合し、クラウドサービスとして利用することを可能にしたアナリティクス・サービスです。   最後までお読みいただきありがとうございます。   ----- 技術支援本部 テクニカル・サポート部 Analytics担当 伊藤 本件に関するお問い合わせは下記メールアドレスにお願い致します。 nicp_support@NIandC.co.jp

2015年10月

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レノボ10周年記念 感謝還元キャンペーン

革新的なテクノロジー製品を提供するLenovo Lenovoは、Fortune Global 500に含まれる売上高460億米ドルのグローバル企業で、個人向け、事業向け、企業向けに革新的なテクノロジー製品を提供する業界リーダーです。 LenovoはIBMのPC事業を買収する前、同社の市場シェアは2.3%で世界9位、売り上げは30億ドルでしたが、2015年現在の市場シェアは20%、売り上げは10年間で約13倍の390億ドルに達しました。 また、スマートフォンでは世界3位、x86サーバでも世界3位の市場シェアを持っています。 さらに、高品質で安全性も考慮されたレノボの製品とサービスは、PC(老舗のThinkブランド、マルチモードのYogaブランドを含む)、ワークステーション、サーバー、ストレージ、スマートTVに加えて、スマートフォン(Motorolaブランドを含む)、タブレット、アプリケーションで構成されるモバイル製品ファミリーにまで広がります。     レノボ10周年を記念して、人気のモデルをお値打ち価格でご提供します。 エヌアイシー・パートナーズ株式会社のWebサイトリニューアル記念とあわせて是非この機会をお見逃しなく。         レノボ・ジャパン株式会社 法人のお客様向け見積依頼・ご購入相談窓口 0120-68-6200 受付時間:月曜日から金曜日 9時から17時30分 (祝日および年末年始休業日を除く) メール:hojin_ jp@lenovo.com 「エヌアイシー・パートナーズのWebサイトを見て、レノボ10周年記念 感謝還元キャンペーン」の価格で購入したいとお伝えください。   LinkedIn、FacebookおよびTwitter(@Lenovo)で最新情報を提供しています。レノボの詳細については、www.lenovo.com/jp/ja/ でご覧いただけます。     Microsoft、Windows、Windowsロゴ は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録 商標または商標です。Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Intel Atom、Intel Atom Inside、 Intel Core、Core Inside、Intel vPro、vPro Inside、Celeron、Celeron Inside、Itanium、Itanium Inside、Pentium、 Pentium Inside、Xeon、Xeon Inside、Ultrabook は、アメリカ合衆国および/またはその他の国における Intel Corporation の商標です。 ●広告内容は、2015年10月16日時点の情報です。※製品や価格等は事前の予告なく変更される場合があります。 ※製品写真はイメージです。出荷時のものと異なる場合があります。※ダイレクト価格は、直販による提供価格 であり、ビジネス・パートナー様などの再販者の販売価格を拘束するものではありません。 ●Lenovo、レノボ、レノボロゴ、ThinkPad、ThinkCentre、ThinkVision、ThinkVantage、Rescue and Recoveryは Lenovoの商標。

2014年10月

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「ITのリユース」活用してますか?国内で1,000社以上が利用して いる安心のIBM認定再生品

企業にとって限りある予算を、いかに効率的に使うかは、IT部門の重要課題の1つです。 IT投資を最適化する手段として、国内で毎年1,000社の企業が活用・導入している「IBM認定再生品」や、IBMの最新のリユース・ソリューションであるPCレンタル・プログラム、そして、ITライフ・サイクル全般に渡る調達・処分のソリューションなどを、「環境」「効率」「信頼」をキーワードに、IBMのリユース製品事業についてご紹介します。 安心のIBMリユース製品事業 ▼ 循環型経済システム ▼ 世界中で再生品が利用されている ▼日本でも多数の実績 どんな時に活用すべきか? その1:”販売終了した製品でも、IBM認定再生品なら利用可能” 既存資産の維持にお困りではありませんか?投資を抑えて現行のシステム環境を維持したい場合にオススメです。 その2:”入れ替え等で不要となるサーバーやストレージ製品をIBMが下取ります。PC買取サービスもご用意しています” しかも下取り代金はキャッシュ(現金)でお支払い!最新のIBMテクノロジーへの移行時にご活用ください。 PCの買い取りサービスは、メーカーを問いません。 その3:”途中解約の違約金が発生しないレンタル!タブレットやPCは必要な時に必要なだけ利用” 1ヶ月から2年未満の利用に最適。プロジェクト開発やイベント、急な台数の増加に対応できます。しかも新品PCやタブレットです。 サービスの提供は、世界最大のファイナンシング・プロバイダー IBMグローバル・ファイナンシングはIBMおよびIBM以外のITソリューションの購入から使用、廃棄にいたるまでお客様がITソリューションをより簡単、かつ効率よく取得できるようにサポートいたします。 紹介資料パンフレット(PDF)ダウンロード [wpdm_package id='33194'] 外部リンク お役立ち事例満載!IBMリユース製品事業の「賢い活用法」 (日経BP ITpro) http://special.nikkeibp.co.jp/as/201307/ibmreuse/

2014年04月

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Vol.15 新人SEにソーシャルについて学ぶ

普段の製品・ソリューション紹介だけでは聞き出せない情報を「実際のところはどうなんだろう?」という素人視点で、専門家に聞いてみるシリーズです。 題して「実際どうでしょう」。。。どうぞ、ご覧ください。 今回は、新人 SE が学ぶ IBM Connection(※1)でお馴染みの日本アイ・ビー・エム吉原様にインタビューをさせていただきました。自身のブログにコミュ力がないとあったので、会話が途切れ途切れにならないか心配されていましたが、ソーシャルの質問をすると引き出しが広く知見の高い方でした。 ※1 新人 SE が学ぶ IBM Connection第1回(IBM DeveloperWorks) プロフィール 日本アイ・ビー・エム株式会社 吉原 洋樹 様 ソフトウェア事業本部 Collaboration Solutions 事業部 第一テクニカル・セールス 新卒で日本アイ・ビー・エムに入社し、現在の部署に配属され、3年目。 営業・技術支援として、パートナー様を中心にテクニカル・セールスを担当している。 2014年の目標は、「人前での説明に強くなる!」そのために、日々努力している。 ※2014年6月時点のプロフィールです。   1.学生時代の経験が今に生きている - 弊社までお越しいただき誠にありがとうございます。(インタビュアー重山) [吉原さんは、Vol5でお世話になった松田さんにご紹介いただきました。](Vol.5 「Lotusはソーシャルで新たに羽ばたく、ひとのつながりでビジネスが変わる」) 吉原:いえ、一度聖路加の眺めの良いオフィスに伺ってみたかったので。IBMのオフィスも少し見えますね。 ※弊社本社(聖路加タワー)からの眺め。スカイツリーが見えます。 - そう言っていただけて、良かったです。このインタビューも気づけば15回ものシリーズになりました。吉原さんは、現在3年目と伺っていますので、私より年下の方のインタビューは初めてなので、何だか新鮮です。簡単に経歴をお願いできますでしょうか? 吉原:あっ、はい。何だか面接みたいですねー - 申し訳ありません…では、肩の力を抜いていきましょう! 吉原:新卒で日本アイ・ビー・エムに入社して、現在3年目になります。旧Lotus、現在のソフトウェア事業本部 Collaboration Solutions 事業部に所属しています。現在は、パートナー様を中心に営業・技術支援を行うテクニカル・セールスに就いています。 - コラボレーションを掲げている部署なので、さぞさまざまなツールを使いこなしているんでしょうね。今日はそのようなお話を伺えればと思っています。まず入社して以来、ずっと同じ部署にいらっしゃるのですか? 吉原:はい、同じ部署にいます。戸惑うことも多々ありましたが今では、黄色の製品が大好きです。(※2) ※2. IBMでは、ブランドカラーを色で表されることがあります。Collaboration Solutions 事業部は、今はもう使っていませんが昔は黄色がブランドカラーでした。 - 配属は希望または希望通りだったのですか? 吉原:いえ、特に希望していなかったです。関係があるか分かりませんが、大学の卒業論文に「ソーシャルネットワーク(SNS)」を取り上げたからかもしれません。 - へぇー、旬なネタを取り上げた研究をされたんですね。ちなみに、たまたまググったら吉原さんの論文がヒットしました。簡単に、どんな論文だったんですか? 吉原:さすが、今は何でもWebで検索できる時代ですね(苦笑) 簡単に言うと、東日本大震災後には放射線値を多くの人が自前の放射線機を使ってTwitterにつぶやく動きが起こりました。しかし、それら1つ1つの値は国・公共団体の発表値に比べ精度が決して高くありません。そこで、SNSによる大勢の人が呟きの力がどこまで正確な値に近づけられるのか、位置情報と投稿内容を精査する研究をしていました。もしかしたら、その研究もあってか、今の部署につながっているかもしれません… - 学生時代からソーシャルに精通されていたんですね。 [ここでは割愛しますが、興味のある方は検索を。「吉原洋樹 論文」タイトル:個人ユーザーが発信するセンサー情報の収集統合プラットフォーム] ちなみに、学部は理系だったんですか? 吉原:んー、環境情報という学部で自由に科目を選択でき、さまざまな講義を受講していました。また、学生時代はパソコンが24時間できる施設に夜中に居残る、通称“残留”したり研究室にこもったりしていました。 - “残留”なんて初めて聞きました!学生時代は、私と真逆で勉強に専念していたんですね。では、同年代であまりギャップのない会話が聞けると思いますが、学生時代のソーシャルネットワーク(SNS)との関わりについて、聞かせてください。 吉原:はい。まず大学生の頃、「友達を作ろう!」と思い、mixiを始めました。その後、Twitter、Facebookが流行ってきて、サークルで知り合った海外の友人の影響でFacebookを始めました。当初は、Facebookに投稿や写真をアップすると“リア充(実際の現実生活(リアル生活)が充実している人間のこと)”に見えると思って、よく面白がって使っていました。(笑) そういう意味ですと学生時代から自然と生活に混ざりこんでいた感じですね。今の学生の方も大半が友達が使っているからという理由で使い始めてるのではないでしょうか。 入社当初は、上司や同僚からどのように見られるのかと思い、Facebookの利用は難しいかと思っていましたが、今はソーシャルにかかわる1人として、プライベート・仕事共に有効活用しています。 - 当初のきっかけが面白いですねー。 確かに、炎上して他者に迷惑をかけてしまう可能性があるので、SNSは便利な半面、上手く付き合っていく必要がありますね。 次に、本日の本題の「ソーシャルの企業活用」について、教えていただきたいのですが、会社内でのソーシャル活用にはどのようなケースがあるのですか?   2.企業内での情報共有の形が変わってきている 吉原:どこからお話しましょうかね。では、まずはこの資料を御覧ください。 企業での情報共有は、この3つに大別されます。まず「組織型」といって、トップダウンでの情報配信する方法です。多くの企業はこの型式をとっていますが、これで満足している経営層に情報共有の有用性を説いても、ヒットしません。しかし、逆に現状に物足りないと思っている方には、ささります。 次に「チーム指向型」です。同じ部署やプロジェクトメンバーで情報を共有する方法です。チーム内で綴じた情報を共有するため、セキュリティが担保されます。 最後に、「ネットワーク型」です。個人が持つ情報を広く公開し、人と人のつながりを通して情報を流通させる方法です。この特徴として、ソーシャルを活用して誰でも情報の発信源になることができます。 そして、組織型とは大きく違う点として、情報の伝達性がいいことです。組織型は、上位層が不在や共有することを失念していた場合は、情報の伝達が滞ってしまいますからね。 後ほどご紹介させていただきますが、IBM Connectionsを活用して、組織型だけではない情報の流通を実現することが可能になります。 - わかりやすいチャートですね。確かに、上司が不在の時や会議が開かれない時は、情報が古かったり、知らなかったりすることがあります。情報共有する型式はさまざまですが、属人的になってしまうと情報が落ちてこないことがありますよね。 吉原:その通りです。理想は、1フロアに集まって、都度Face to Faceのコミュニケーションができる職場だと思います。しかし、実際は以下チャート図にあるような阻害要因があり、上手く情報共有できないといったことが生じます。 - そうですね、全体共有の場を持ちたくても、スケジュールの兼ね合いでメンバーが不在、拠点間での物理的な要因、1つの組織では仕事が完結しない等、コミュニケーション不足を感じる時が多々あります。   3.ワークスタイル変革を支えるIBMコラボレーション・ソリューション(ICS) 吉原:そのような重山さんが感じている悩みは、多くの方も感じていると思います。それを解消する環境整備作りが、私の日々提案している内容です。 そこで、IBMのソリューションとしては、以下3つがあります。 ※各製品の詳細に関しては、MERITひろばの製品紹介ページにリンク MERITひろばの製品ページに解説はお願いするとして、どの製品をご紹介しましょうか? - さり気なくMERITひろばのご紹介、ありがとうございます。では、前回は御社の松田さん(※3)にIBM Notesについてご紹介いただいたので、IBM Connections/IBM Sametimeについて、簡単にご紹介いただけますでしょうか? ※3 実際どうでしょうVol.5 「Lotusはソーシャルで新たに羽ばたく、ひとのつながりでビジネスが変わる」 吉原:IBM Connectionsは、本日の資料をインタビュー前に共有させていただいた時に使用したソリューションです。(※4)画面レイアウトはFacebookのようでタイムラインで表示され、セクションを分けている他社と繋がれるのが利点です。また、各個人で資料を格納しており、そこから自由にダウンロードすることができます。以前、新人SEのブログで書きましたが、ダウンロード数も目に見えるので、資料作成の活力になったりします。 ※4 新人 SE が学ぶ IBM Connections: 第6回 Filesを使って変わる!~ソーシャルを使って嬉しい4つのこと~ - 他社と繋がることができたり、ファイルを検索して必要な情報を探したりすることができるなんて、便利な仕組みですね。それにIBM Connectionsを使用することで、社内の人とナレッジを共有して、業務効率化を図ることができそうですね。次に、IBM Sametimeはどのような活用をされていますか? 吉原:IBM Sametimeは、社内の人と簡単に繋がることができます。その機能は、チャット/在席確認/WEB会議といった内容です。電話だと通じない・出てくれない、でもメールより早く返信が欲しい、連絡の新しい手段として最近どんどん使われ始めているソリューションです。こういった手段が増えたおかげでよりスピード感・余計なストレスを感じない業務が可能になりました。 他にも、在席確認ができるため、簡単に質問できたり、昼食の誘い合いをしてリフレッシュしたり、残業の際は励まし合ったりという使い方もあったりしますね。(笑)そういった動きを”遊び”と感じる方もいらっしゃいますが、むしろこういった使い方があるからこそ柔軟にコミュニケーションを取りながら業務を遂行できるのだと思います。 勿論、ロケーションが離れた方ともWEB会議が可能です。なので拠点間のやり取りにも注目されています。つまり、リアルタイム・コミュニケーションを支援しているソリューションです - 1人では仕事は完結しないので、社内の他の方と繋がることができると業務が効率化しそうですね。少し気になったのですが、ソーシャルは導入しても目に見える効果が見えにくいと思うのですが、どのように提案されているんでしょうか。   4.ソーシャルを通じて、「働き方」を変える 吉原:それは難しい質問ですね。確かにこのソリューションを導入して、売上が何倍上がりました!という効果は出しにくいのは事実です。少し逸れるかもしれませんが、海外の事例で、「脱電子メール」というIBM社員がいます。この方は、ソーシャルを導入して、彼の受信箱は98%削減されたそうです。 - それは、スゴイですねー!お客様もソーシャルでやりとりされたのですかね? 吉原:さすがに、お客様の環境に合わせることもあり、100%メールをなくすことはできなかったようですが、ソーシャルを通じて働き方を変えた一例だと思います。このように、ソーシャルを導入することで、すぐに数値化できるような効果が出ることは少ないかもしれませんが、現状の働き方に満足していない、例えば組織でノウハウが共有されていない、社内連携がとれていない等あれば、検討される余地が十分にあると思います。 - 確かに仰々しいメールを書くより、社内ならそういうコミュニケーションの方が効率いいかもしれないですね。まさに「働き方」を変える、いい言葉ですね。しかし、ソーシャルは導入してもリテラシーの問題で全社員に馴染むまでに時間がかかったりしませんか? 吉原:はい、なかなかすぐに浸透しないことはありますが、導入時に工夫することでスピーディに変革することもできます。 その成功事例として、「ヤマトフィナンシャル様」の事例があります。ヤマトフィナンシャル様は、社内で各部から推進者を設置することで、短期間で「IBM Connections」を稼働させ、自社向けに「知恵ッター」というソリューションを導入しました。   この他にも、IBMの事例ではないのですが、例えば25名の部門で2名のみソーシャルを使っている場合は他には影響しなかったが、逆に23名がソーシャルで仕事をすると、使っていなかった2名も使用するようになったという事例があります。若干強引さはありますがソーシャルが十分に仕事のツールとして不可欠たりうる証拠でもあると思います。 このように、ソーシャルが実業務に直結するようになったり、効率的になったりすると浸透するのはいたって早いようです。 - 実際そうかもしれないですね。数10年前には、電子メールは存在していませんでしたが、今はほとんどの方が使えるようになっていますしね。普段、プライベートでばかりソーシャルに触れていましたが、ビジネス活用の良さがだんだん分かってきました! あと、伺っていて気になったのですが、ソーシャルを使う中では、「セキュリティ」は切っても切れないと思いますが、どう感じられますか? 吉原:良い質問ですね。それは、重要なフレーズになります。お客様ごとで、セキュリティ基準は違うので一概に言えないですが、そのセキュリティ基準を守った中で、どの辺りまで「働きやすさ」を求めるのかを提案させていただいております。 IDC調査で、2014年のIT支出増加率に占める割合は“SMAC”(Social Business、MobileFirst、Analytics/Big Data、Cloudの頭文字)が89%という調査が出ています。実際はこれらをお客様に合わせて、Social+Cloud、Social+Mobileのように単一でなく他のテーマとクロスさせることが求められてきています。 - お客様によって、さまざまな環境があるので、大変そうですね。ホントに、ソーシャルと言ってもひとつでは語りきれなくなってきてるんですね。興味深い話を聞くことができました。最後に、同年代として吉原さんの今年の目標は何ですか? 吉原:そんなに大それたものはありませんが、人前での説明に強くなる、要は相手に伝わるように話すことです。具体的には、IBMは時代をリードする製品・ソリューションを提供しているという自負があります。その一員として、専門用語を多用するのではなく、ユーザー目線でお客様が欲しくなるシステムをわかりやすく提案していくことです。重山さんはいかがですか? - ユーザー目線、同感です。私は、頼りにされる人になることです。具体的には、エヌアイシー・パートナーズ(株)は設立半年足らずで、まだまだ頼りない面もあるかもしれませんが、価値のあるシステムを提供していくための地盤作りをしていきたいと思っています。 吉原:お話を聞いているとすでに自社内で色々な人に頼りにされているようですし、私も頼りがいのある人間になりたいです。 - いえいえ、吉原さんこそ、製品への自信だけでなく付帯する知識も深く、はっきりと解説してくださったので、頼もしい印象を受けました。 今後もお互いに、これから頑張っていきましょう!よろしくお願いします。 吉原:はい!これからも宜しくお願い致します。 - 本日は、ありがとうございました。 吉原:ありがとうございました。   編集後記 新人SEが学ぶ・・のブログを拝見している限りでは、実は、もっと内気なタイプな人かと思っていましたが、あれはブログ上の演出だったのでしょうか。もしくはブログや日本IBM社内で鍛えられたのでしょうか。とても意欲的で力強い方でした。IBM Connections同様、他社の方ではありますが、今後もコラボレーションしながらお互い成長していきたいと思いました。

2014年04月

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Vol.14 エンドポイント管理、あの製品の誕生秘話を聞きました

普段の製品・ソリューション紹介だけでは聞き出せない情報を「実際のところはどうなんだろう?」という素人視点で、専門家に聞いてみるシリーズです。 題して「実際どうでしょう」。。。どうぞ、ご覧ください。 今回は、C&SI(Tivoli)関連のスペシャリストである廣田様にインタビューをさせていただきました。当然IBM (Tivoli)Endpoint Managerにも詳しく、BYODを率先されており、インタビュー中にお使いになっていたPCはリンゴのマークだったのは新鮮でした。 <聞いてみて良かった(*´ω`*) メリひろ担当がエキスパートにインタビュー> プロフィール:日本アイ・ビー・エム株式会社 廣田 俊和 様 ソフトウェア事業 Cloud & Smarter Infrastructure事業部 シニア・セールス・スペシャリスト IBMでは公共(通産省)担当から製造関連の担当へ、その後、1996年にIBMがTivoli社を買収してすぐ97年から製品担当に従事。 ※ 2014年3月時点でのプロフィールです。 — 本日はよろしくお願いします。PCやスマートフォンなどのデバイスに関して、MDM、BYOD、セキュリティなどについてお聞かせください。 いきなりですが、IBMが買収したモバイル・セキュリティのFiberlink社の製品・サービスとIBM (旧Tivoli)Endpoint Managerの違いをざっくりと教えて頂けないでしょうか。(インタビューアー 重山) 廣田:はい。利用形態としては、FiberlinkはSaaS、IBM Endpoint Managerはオンプレミスであり、特徴としては、Fiberlinkはモバイル、IBM Endpoint ManagerはPCとお考えください。ただ、Fiberlinkのオンプレミス版も今後リリースされる見込みです。 — 素人から見ると違いがわかるような、わからないような・・・ 廣田:そうですね、それではIBM Endpoint Managerの誕生秘話をお話しましょう。歴史や背景がわかれば方向性も理解しやすいでしょう。 — IBM Endpoint Manager、通称IEM(アイイーエム)として「MERITひろば」でも紹介している製品ですね。ストーリーがわかると理解が深まります。お願いします。 エンドポイントマネージャー誕生秘話 廣田:IBM(社内)は全世界で約90万台のクライアントが稼働しています。 昔は端末管理、つまりPCのセキュリティ管理は各地域に任されていました。 — きゅ、90万台ですか、具体的に想像しがたい数ですが、セキュリティパッチの配布管理などは国や地域別に実施されていたということですね。 廣田:そのとおりです。日本IBMではISSIと呼ばれる社内システムがセキュリティパッチの配布管理をしていました。この各地域での個別管理をやめてグローバルで均一の管理をするためにBigFix(ビッグフィックス)というベンダーの製品を採用しようと検討をしました。 — そのクライアントの数とグローバル拠点に対応した製品だったということですね。 廣田:はい。導入検討を進めていると、これは良い製品だという話になり・・・ — もしかして、ですが・・・ 廣田:正解です。(笑)その製品を買収しようという運びになりました。IBM Endpoint ManagerはこのBigFixのクライアント管理製品をベースにしているのです。 さらにですね、FiberlinkはSaaSでPC端末管理機能があるのですが、この機能の元はBigFixをOEMとして使っていたので、IBM Endpoint Managerと共通な仕組みが多いのです。 — FiberlinkもBigFixの一部の機能を組み込んで、その後IBMがBigFix、続いてFiberlinkを買収したのですね。BigFixから見るとそれぞれ使われて、最期はIBMで合流したという感じですね。 廣田:そのとおりですね。 米政府機関のモバイル・セキュリティを管理 — 冒頭からFiberlinkの名前が登場しましたが、IBM FamilyになったFiberlinkについて特徴を教えて下さい。 廣田:Fiberlinkはモバイル・セキュリティ製品として多くの実績のある製品ですが、例えば最も厳しい運用基準のひとつであるアメリカ政府機関にも採用されています。 SaaSで提供される製品ですから、政府としても外部にデータを渡していることになり、通常より更に厳しい管理が求められます。3ヶ月に1回は米国の監査が入っていますが、いままで問題なく運用されています。 — 政府がSaaSを利用というのもすごいですが、モバイル・セキュリティはその方が良さそうですね。 廣田:SaaS形式で提供されるのですが、専用設備は不要なのです。同様のSaaSでよくあるのは、実はマシンを入れてくださいというケースもあるようです。しかし Fiberlinkは全く不要。すぐに利用できます。 — Fiberlinkのサイトを見ると「MaaS360」という名称になっていますが、MaaSというのはなんでしょうか。 廣田:Mobile as a Serviceの略です。 ちなみに、昨年末(2013年末)に日本IBMの社員のスマートフォンの管理はIBM Endpoint ManagerからFiberlinkに切り替えました。4日間で4万台の切り替えが完了しています。 — 4日は早い、スムーズな切り替えですね。それにしても4万台という話や冒頭のグローバルで90万台の管理を迅速に対応できるというのは製品の仕組みに特長があるのですよね? 端末CPU負担はたったの2%でアップデート作業が進む 廣田:それでは IBM Endpoint Managerにフォーカスして、その強みについてご説明差し上げます。   廣田:まず、管理者画面ではパッチリストが表示され、全体から該当するマシンがピックアップされている状態なので、 「適応ボタン」を押すだけです。 全体としては中間サーバがなく、各クライアントがリレーしながらパッチ適応していきます。パッチファイルはメーカーからダウンロードしてキャッシュした状態で端末に配布します。 — パッチリストの適応中ってPCのCPU利用率があがって、業務に支障がでる場合がありますよね。 廣田:クライアントのCPU利用率の上限を設定することができるのですが、利用率は2%でも大丈夫です。 —  え?たったの2%ですか?それでパッチ適応配布の運用が可能なのでしょうか。 廣田:はい、大丈夫です。重山さんがお使いのThinkPadでもリレー機になれる程度の負荷です。CPUだけでなく、ネットワーク帯域の利用設定もできるので、既存のインフラへの影響は少なく運用できます。 「中間サーバ不要」で採用決定 廣田:あるお客様のお話です。インフラとして各代理店にはサーバ環境はなくネットワークのルーターだけであり、この環境において以前使っていたセキュリティ管理では、本社のサーバにアクセスが集中して大変だったそうです。かといって中間サーバを導入するのも困難でした。IBM Endpoint Managerは中間サーバが不要ですので、コスト的にも良かったそうです。 — すごいですね。その他にも強みを教えて下さい。 廣田:この中間サーバが不要という仕組みは旧来の「サーバ集中型」ではなく「分散型」だからこそできるのですが、この仕組みによりユーザが社内ネットワークにつないだ時に最適なリレーポイントを介し、さらに即時に差分情報だけを取得して管理できるのです。 — インターネットの仕組みのようですね。それが結局早くて、強いということですね。 廣田:はい、他にもOSのセキュリティパッチだけでなく、アプリケーションのパッチまでも管理対象としているのも特長です。近年はOSそのものよりも、Java等のミドルウェアからAdobeなどのソフトウェアも管理しなければセキュリティは担保できません。 テーマパークの安全にはあの製品が — C&SIブランドの製品としては、他にもサービス・マネジメントの「IBM SmarterCloud Control Desk(略称:ISCCD)」や企業資産管理の「Maximo」などもありますよね。本日は時間が足りないので、またの機会にお願いしたいのですが、ISCCDの紹介は「MERITひろば」をご参照いただくとして、Maximo について、事例やエピソードがありましたらお願いします。 参照:IBM SmarterCloud Control Desk 廣田:たとえば、テーマパークで動いている乗り物の定期メンテナンスにはMaximoが使われていたりします。乗り物の安全は大事ですからね。 また、Maximoの話をすると「うちはプラントではないから関係ないよ」とおっしゃるお客様もいますが、動くものがあれば、必ず定期保守があると思います。Maximoなら機械のセンサーからの情報をもらって、バンドルされているCognos BIがレポートを出してくれます。機械の予防保全ができるのです。 — 先日のインタビュー(Vol.12 今更聞けない「進撃のHadoop」の基礎と豆知識) でもSPSSが品質保全管理に役だっているという話も出ました。 それにしても廣田さんの製品知識と守備範囲は広いですね。エンドポイント管理において個人スマートフォンの企業利用、つまりBYODについてお伺いするのを忘れていました。 最後にお願いします。先ほどからひとことお願いばかりですみません。(笑) 廣田:あと2時間くらいお話しましょうか?(笑) モバイルデバイス管理(MDM)は近年対応している企業様も増えておりますが、例えばMDMの基本機能として、デバイスを紛失した時に遠隔操作でデータを消去する「リモートワイプ」がありますが、データを全て消してしまうソリューションもあるのです。 — つまり、会社のデータを消すには個人のスマホのデータも全て消去されるということですね。それは困りますね。まぁ、紛失する方が悪いとはわかっていますが。 廣田:ですが、IBM Endpoint Manager (for Mobile Devices)は大丈夫です。特定のデータだけ、特定のアプリだけを消去するなどの設定が可能なのです。他にも沢山の機能がありますが、組み合わせてお客様にあった仕組みをご利用いただけます。 — 本日は沢山の話をありがとうございました。今度、そのテーマパークに行った時は、Maximoが安全に一役買っているんだなぁと感謝しようと思います。 廣田:そういえば、導入の際にスタッフがスーツ姿で現地に行って、すごく目立ったと言っていました。(笑)重山さんはプライベートでは仕事から離れて、楽しんで下さい。 — ありがとうございます。そのようにさせていただきます。   この記事に関連した製品 1. Fiberlink(MaaS360) 2. IBM SmarterCloud Control Desk 3. IBM Endpoint Manager for Mobile Devices

2014年02月

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Vol.13 IT業界で25年継承される設計思想とは? その2

前回のインタビューはこちら     ・大学生もわかる「ビジネス用マシン」の基本とは ・仮想化環境においても変わらない IBM i の価値 他 — 安井さんそれでは、引き続きお願いします。ここまでは設計思想について用意いただいたスライド2ページだけで1時間以上お時間を頂戴してしまいましたが、凄く楽しかったです。 IBM i は「長く使える」という声を良く聞く一方で、こう言ったらなんですが、最近のサーバーとしては「古いシステム・・・」「価格もそれなり・・・」というイメージもあります。この「でもお高いのでしょう?」という質問はいつもインタビューにあえて入れているのですが、これらの点について伺ってもよろしいでしょうか。(インタビューアー:重山)  古いのではなく、アプリケーション資産継承がうまくできているモデル 安井:はい、我々も製品に対する冷静な観察だけでなく、ネガティブなものも含めてどのようなイメージを持たれているか、という点にも注意を払っています。 IBM iに対する、逆風とでも言うべきイメージをあえていうなら次の2点だと思います。 1)古いシステムである 2)初期コストが高い 古くから存在するシステムである事は間違いありませんが、古いままのシステムではない事を、納得いただくよう努力しています。すなわち前回説明させていただいた4つの点は不変のものとして、それを土台に新しい機能を常に取り入れるようにしています。これを可能にしているのは、テクノロジーにとらわれない、仮想的なマシンであるところのTIMIです。柔軟な機能強化を可能にしています。 — 古いのではなく、25年前の設計思想がしっかりしていて現在も受け継がれているということですね。その設計のおかげで最新プラットフォームに対応しながらも、アプリケーション資産継承ができると。   安井:はいそうです。2点目の初期コストについては、他のサーバーと比較するのは難しいし、ともすると高いように見えてしまうのも事実です。例えばIBM iにはデータベースやシステム管理機能を含むなど、OS機能に大きな違いがあります。同等機能を前提とした比較になっているのか、という点にも注意を払わねばなりません。 しかし、いまのコンピュータシステムで一番高いのは「人件費」だというデータがあります。 — 「人件費」についてはトータルコストでもよく言われることなのですが、ビジネスの現場では、わかりづらい費用項目でもあると思っています。   DB管理者が居なくても運用できるシステムとして評価されている 安井:はい。IBM iにおける人件費の特徴について、具体的にご説明します。 このスライドを見てください。   出典:「IBM i for Midsize Businesses – Minimizing Costs and Risks for Midsize Business : International Technology Group October 2012 http://www-01.ibm.com/common/ssi/cgi-bin/ssialias?infotype=SA&subtype=WH&htmlfid=POL03137USEN 調査会社のデータですが、IBM iを含む3つのシステムにかかる要員数です。さらに人件費を年収ベースで表記しています。   —  えーっと、IBM iはどの業界でも要員数は1.0を下回っているのですね。あれ?IBM i の列には「DB管理者」 の年収が空欄になっていますが、これは・・・ 安井:そうです、DB管理者はいなくて大丈夫だったということを表しています。 —  これはすごいですね。工数が少ないとかは他の製品説明資料でも拝見しますが、そもそも他のシステム運用では必要とされる要員が不要というのは驚きです。理屈ではなくて実際に運用されているユーザからのデータを元にしているでしょうから、本当にすごいです。 運用コストにDB管理者を入れないで良いということは、他の業務に専念できますね。 こういった資料は導入検討のお客様も試算しやすいですね。この人件費分を利用年数で乗算した数字が比較している他製品との価格差に収まれば、確実に“買い”なわけですよね。 安井:実際のシステム検討では、そこまでシンプルではないとは思いますが、「人件費」が安くすむという点はIBM iの強みなのは間違いありません。   —  アプリケーション資産の継承、DB管理の容易さ、この2点だけでも運用コストが低減されるのは容易に想像できました。ありがとうございます。 パート1では、25年来続く設計思想、そしてパート2のここまでは導入検討におけるIBM iの強みを知りました。次に、今後のロードマップについて教えて頂けないでしょうか。   IBM i 宣言に見るPowerの将来とは? 安井:はい。それでは「IBM i と Powerの将来」についてお話します。 AS/400誕生から20周年を迎えたタイミングでもあるわけですが、2008年に「IBM i宣言」というものが公表されました。 これは、将来においてもこのシステムに対して継続的な投資をしていく事を、メーカーとしてお客様やビジネス・パートナー様に対してお約束するものです。 具体的な例として、プロセッサーテクノロジーにおいては、次世代サーバCPUの「POWER8」をこの夏に発表したところです。 —  将来にわたる投資宣言ということは、ユーザも安心して採用できますね。 安井:はい。次に直近として「2015 年に向けた IBM i 投資動向」についてご紹介します。 ポイントは以下4点です。 1. ソリューションの品揃え拡大 2. より簡素なシステム管理 3. 万一の際にも回復力のあるシステム 4. クラウド・コンピューティング   JAVAやPHP,さらにはRubyも稼動する まず、1つ目は業界標準テクノロジーの実装、つまりオープン化によって、より多くの種類のアプリケーションプログラムを稼働させていきましょうという点です。システムである以上は、アプリケーションの品揃えは重要です。ご存知のとおり、IBM iはRPGやCOBOLだけのシステムではなく、JAVAやPHP,さらにはRubyも稼動するようになります。すなわちPHPで記述されたオープンソース・アプリケーションも稼動するようになるわけです。 2つ目の「より簡素なシステム管理」は読んで字のとおりです。昨今は単一のハードウェア上で同時に様々な、そして複数のOSを稼動させる事が多くなってきています。IBM iは管理の容易なシステムと言われていますが、IBM iを含めて複雑化するシステム全体を、容易に管理できるようにします。ユーザーインターフェースをブラウザーに統一する、というのもその一つです。 3つ目の「万一の際にも回復力のあるシステム」ですが、複数サーバーを統合するという事は、裏を返すとリスクの集中とも言えます。一台一台のサーバーがダウンした時の影響は、より大きくなっていく傾向があります。システムそのものに冗長性を持たせる事も重要ですし、外部ストレージ製品が持つデータ・コピー機能を活かしたアベイラビリティ対策にも力を入れています。また、ダウンしてしまう際には必ずログを吐き出してくれれば、対策を講ずる事で次回の同様なトラフルを防ぐ事ができます。 —  ログを出さないで落ちるシステムの調査なんて原因特定できませんよね、基本的なことなのかも知れませんが重要だと思います。 安井:はい、基本的な技術をとことん実装できるのもIBMが統一して開発しているIBM iの強さの根源です。 最後に、4つ目は、クラウド・コンピューティングをサポートするための機能強化です。例えば、サービス・プロバイダが複数のエンド・ユーザー会社(第三者)にサービスを提供する際に、いくつかの必要となる機能があります。アプリケーションを停止させずに、サーバーをまたいでその環境を移動できる「Live Partition Mobility」の実装もその一つです。 —  ありがとうございます。実は、インタビュー前にこのスライドも拝見したのですが、体系的には理解できていませんでした。これで“ハラオチ“しました。 パート1の際に安井さんが仰っていた、「どうして、その技術が実装されたのか?いろんな機能が増えても、その視点で理解できれば、お客様にも説明、納得できる」という言葉のとおりです。 私は、昔の実際のAS/400を知らず、実際にIBM iを運用したことがないとう点で私も学生と同じレベルですから、今日はすごく内容の濃い講義を受けることができた気分です。 安井:大学院で社会人向けの講義もしておりますので、良かったら入学してください。 普段はあまり配っていないのですが、これが大学の名刺です。(笑顔で受け渡す) —  あ、ありがとうございます。そ、そうですね。勉強にも興味ありますが、今日のインタビューを広く、沢山の方に見ていただけるようにMERITひろばの運営に注力します。(笑)長時間本当にありがとうございました。今後もよろしくお願いします。 安井:こちらこそ、ありがとうございました。

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