2018年01月

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【特集ブログ】IBM Watsonが支援する「働き方改革」第2弾:メール編 ~時間と場所を超えて個人とチームの力を最大化~

カモシーこと、日本IBM 鴨志田です。
前回(IBM Watsonが支援する「働き方改革」第1弾:”会議編”)は、身近な「働き方改革」として、会議の効率化に焦点を当ててご紹介いたしました。今回は、「電子メール コミュニケーション手段」にメスを入れてみたいと思います。と言いますのも、前回も引用いたしましたが、2/3 を超える方から「電子メールの数をもっと減らすべき」という声があがっていますので、この多くの方の声にお応えしない訳にはいかないと思っております。

出典:ガートナー ジャパン「日本における社内コミュニケーションに関する調査」

そこで、電子メールの問題点は何かを改めて考えてみました。下表をご参照ください。

項番 電子メールの問題点 良い点としてとらえると
1. すぐに読んでもらえるかわからない
返事がいつくるかわからない
やり取りの証拠として残る
2. 宛先に入れた人にしか伝わらない 必要な人に一度に伝達できる
3. 各人が情報ややるべきことを管理する必要がある 後からでも確認ができる
4. 転送されてしまう危険性がある 手軽に転送できる

これらは「電子メールのパラドックス」と言われます。パラドックスとは、逆説や矛盾という意味です。本来、生産性を向上させるツールであったものが、反対に生産性を損ねる要因になってしまうことを表しています。生産性とメールの量の関係をグラフにすると以下のようになり、メールの量が膨大になると生産性が落ち込むことが読み取れます。

ではその「電子メールのパラドックスにならない方法」をご案内していきましょう。

1. 「返事がいつくるかわからない」への対応

「相手に読んでもらいたい」「返事が欲しい」というメールもそうでないメールもあると思います。本当にすぐにでも返事が欲しいような用件は、電子メールではなく、対面や電話で確認したほうが良いかもしれません。しかし、相手が捕まらない場合はひとまずメールを送っておくという手段はコミュニケーションを取る上での一手になります。そのような場合はこうしませんか? IBM の電子メール「IBM Verse」では、送信したメールにメモを付けたり、フォローするタイミングを設定したりすることができます。下図のように、メール送信の際に 1 クリックし日時設定とメモを書き込みます。すると「対応待ち」に格納されます。これによりこの用件は一旦忘れることができるのです。頭のなかで「これをやらなければ! あれを対処しなければ!」と考えていると作業や仕事に集中できず生産性を落としかねません。頭を空っぽにして別の仕事に集中していきましょう。

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2.「レレレメール」にならないための対応

今度は送信側ではなく、受信側での場合を考えてみましょう。受信したメールに返信を出すことはよくあります。さらにその返信を待つということもあるでしょう。メールソフトによりますが、送受信が続くと「Re:Re:Re:」といつまでも Reply の Re: がつながっていく「レレレメール」になっていくことがあります。また、ちょっとした用件のメールに何分も何時間も掛けてやり取りした経験はありませんか? このような場合は、「在席確認とチャット機能」が役に立ちます。IBM Verse には在席確認とチャット機能が利用できるようになっています。

人を選んで在席状況を確認してチャットをすることもできますし、受信したメールに在席マークが表示されますので、そこからチャットで話しかけてサッと用件を済ましてしまうことも可能です。これにより、例えば 5 時間かかっていたやり取りが 50 秒で終わる、そして次の仕事に取り掛かるということもできるのです。

3.「情報の管理」への対応

「宛先に入れた人にしか伝わらない」「私その情報もらっていない」・・・とならないように、とりあえずcc に全員入れておく。このようなことありますよね。結果、不要なメールが増えてしまう、また反対にメールを受け取った人はその情報をフォルダ分けなどで整理しておく必要がある。いかにも非効率です。情報は共有しましょう、そして共有しておく場所を決めておき、必要なメンバーが把握/参加でき、経緯や最新情報/結果をいつでも見ることができるようにしておきましょう。これによって、類似情報が社内に点在したり、並行して複数の人が同じ作業をしたりする無駄を省くことができます。そして、最初の情報発信源がメールだった場合、IBM Verse では 1 クリックで情報共有の場に導いてくれるようになっています。

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4.「転送の危険性」への対応

「送ったメールが誰かに転送されてしまう」これは致し方ないかもしれません。ですが少なくともメールに添付したファイルを勝手に転送されてしまわないように、場合によっては、ダウンロードすらできないように対処したいという利用シーンもあると思います。ファイルにパスワードを付ければ良いのでしょうか? もしくは、添付ファイルがある場合は自動的にファイルを暗号化できれば良いのでしょうか? 残念ながらそれでは不十分です。結局、受信者はファイルをダウンロードして、パスワードで復号できてしまいます。そんな信用ならない人にはファイルを送らなければ良い、ごもっともですが、すぐに共有したいということもあるでしょう。

このような場合は、「IBM VerseBox」 を組み合わせて利用することをお勧めいたします。

IBM Verse でのメール作成時にファイル添付を示すクリップのアイコンがありますが、隣接して Box の “b” アイコンが表示されます。これをクリックすると、クラウド型コンテンツ(ファイル)管理である Box  にアクセスします。Box からファイルを選択するとファイルを添付するのではなく、リンク情報だけを付けるようになります。これにより、万が一このメールが転送されてもファイル格納元の Box へのアクセス権がなければアクセスできませんし、Box のアクセス権限で、「プレビューアー」を設定しておくと、ファイルをプレビューすることはできますが、手元にダウンロードすることはできないようになります。手軽にセキュリティ高く、迅速・円滑な情報共有ができることと思います。

最後に・・・

このように電子メールの数そのものを減らすことは難しいかもしれませんが、電子メールの良いところは活かしながら、問題点をそれぞれの方法で対処していく、これにより、個人やチームの生産性を向上していくというのはいかがでしょうか?
ご紹介しました IBM のソリューション(IBM VerseBox)は、きっと皆様のメール処理の生産性向上のお役に立てるでしょう。是非ご検討なさってください。

 

★予告★ 次回は、”もう少し Box に触れながら「資料の検索、共有や準備」にメスを入れます。ご期待ください!

 

 

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2018年04月27日

[参加してきた]Think2018

皆さんこんにちは。てくさぽBLOG メンバーの 佐藤です。 IBM のグローバルイベントである「IBM Think 2018」(以下 Think )に参加するため、ラスベガスに行ってきました。 Think は 3/18-22の 5日間開催で、IBM の最新の情報や事例などのセッションが 2,700 以上(!)もあり、注力イベントになります。 セキュリティ、Watson 、ブロックチェーンといった最新テクノロジーや量子コンピュータIBM Qといった製品に至るまで幅広い範囲をカバーしています。 本記事ではハードウェアを中心の内容をお届けします。 1.伝統と革新のメインフレームIBM Z IBM Z 関連でいくつか発表・言及がありました。 IBM Zというとメインフレームで枯れたハードウェアで老朽化にともない粛々とリプレースを繰り返す…そんなイメージがあるかと思います。 セキュリティに関しては、z14から、すべてのデータをOSレベルで100%暗号化を実現しています。 しかし、メインフレームであれば基本的にはローカルネットワーク上にあるはずで、そこまで強固な暗号化がそもそも必要なのか?という疑問が出るかと思います。 IBMからのメッセージは、データ活用、クラウド化、ブロックチェーンといったキーワードでした。 すなわちIBM Zのデータをもっと活用してより新しいサービスを提供しよう! 新しいサービスには、Watson等の他のシステムとの連携が必要になり、様々なシステムとつながることになり、よりいっそう脅威にさらされやすくなることを意味しています。 IBM Zは他のシステムとの連携で攻めに転じつつ、100%暗号化で守りも万全という攻守がそろったシステムとなります。 写真はz14、クリアパネルで中が見えるようになっていた特別な展示モデルです。 正確に言うと拡張ボードの筐体、中央のバックプレーンに対して前後で拡張ボードが刺さるという効率的なデザイン。 昔を知る人間からすると、NEC PC‐9800シリーズのCバスを彷彿とさせる構造。 2.OpenPower OpenPower系ですが、IBM Powerとは別に展示がありました。 日本で未発売の1U Power9モデルやラックスペース社のモデル、Googleの社内使用の特別モデル 珍しいところでは、ロシア製の2Uで4ソケット、メモリが最大8TB搭載可能なPower8マシンもありました。 OpenPowerも盛り上がりを見せています。 ラックスペース社の実機。 普段はクラウド提供のため、実機がみられることはほぼないと思います。 PCIeをフレキシブルケーブル延長して横向きGPUを搭載するという凄い仕様 写真右のジャバラは何かと思ったら、引き出し構造になっており2.5インチのDiskスロットが横向きに並んでいる構造です。 おかげでスペース効率はかなりよさそうです。 3.IBM Q IBMは量子ゲート方式の量子コンピュータを世界で唯一サービス提供しています。 ハードだけでなくソフトまで提供しているのはIBMのみで、今回新たに早期アクセス版の発表もあり 日本からは日立金属、本田技術研究所、長瀬産業、慶應義塾大学が参加します。 50Qbitの試作機の展示がありました。 といってもそのほとんどは冷却装置になります。 量子コンピュータにおける量子もつれ状態(重ね合わせ)の状態を維持するには、絶対零度近くまで冷やす必要があるためです。 また、電磁波といったノイズも影響を受けるため、実際動かすときはさらにカバーが付きます。 4.最後に 全体的な印象としては、例年開催しているIBMの複数のイベントをThinkに集約するという初めての試みもあったため非常に盛況でした。 会場はとても広かったのですが、それでも参加者が4万人ということもあり、基調講演といった特別なセッションがおわると人の流れがすごかったです。 基本すべて英語で行われますが、だんだん耳も慣れてきますので、習うより慣れろとはまさにこのことでした。 来年はサンフランシスコで行われますので興味のある方は参加をおすすめします。 Think2019のために、予定はあけておいてね!との事。 この記事に関する、ご質問は下記までご連絡ください。 エヌアイシー・パートナーズ株式会社 技術支援本部 E-Mail:nicp_support@NIandC.co.jp

2018年03月30日

いまさら聞けない25GbpsEther

こんにちは。てくさぽBLOGメンバーの佐藤です。 ハイパーコンバージドや、次世代移動通信「5G」等、今後さらなるネットワークの高速化の需要が高まることが予想されます。 現在10Gbpsを採用されるケースが多いかと思いますが、2018年以降普及しそうなNVMeOF等を踏まえると10GbpsEtherですらボトルネックになることが想定されます。 今回は、10Gbpsの次の世代、今から覚えておいて損はない25GbpsEtherの紹介をしたいと思います。 RJ45の終焉 以前、10GbpsEtherは何を選べばよいの?で10GBase-Tについて触れました。 有線LANといえばRJ45アダプタというのは一般の人にも広くなじみがあるのではないでしょうか? 気になるのは後継にあたる25/40GBase-Tだとおもいます。 25/50GBase-Tでは?と思われますが、技術的に実現できないという事で、25/40GBase-Tで規格化されました。 25/40GBase-Tについては、2016年にIEEE 802.3bqで標準化されましたが実際の製品は2018年3月現在、残念ながら存在しません。 技術的な課題から製品の登場は2020年以降と言われています。 また、スイッチとなるとさらにそのあとにリリースとなりますので、現時点では普及するのが全く見えない規格といえます。 今現在、10Gbpsを超える規格については、RJ45は選択できません。 40/100Gbpsを振り返る ご存じの方は、40/100GbpsEtherが先にあるのに、なぜ今になって遅い25/50Gbpsなのだ?違和感を覚えるかもしれません。 そこで、40/100GbpsEtherを振り返ってみましょう。 40/100GbpsEtherは10GbpsEtherの技術をなるべく流用しようとのコンセプトの元作られています。 簡単に言うと、40GbpsEtherは内部的には10GbpsEtherが4つ束ねられています。 100GbpsEtherは大きく分けて2つの規格があるのですが、一つは10GbpsEtherを10本束ねる方式 もう一つは25Gbpsを4つ束ねる方式を標準化しました。 40/100GbpsEtherの問題点とは? さて、当初40/100GbpsEtherは規格化も製品化も比較的スムーズに進んだのですが、課題の低コスト化が解決できずに普及がなかなか進んでいません。 問題は何か?これらの規格は見た目のケーブルは1本ですが、内部的には4ないし10のケーブルが束ねられています。 実際、ネットワークスイッチやNICカード内の配線が過去の4倍もしくは10倍必要で、特にネットワークスイッチは内部配線が大変なことになります。 当然、10Gbpsを10本束ねるタイプの100GbpsEtherについてはかなりコストが高止まりすることになりました。 25/50GbpsEtherとは? そんな問題点を解決する策は1つしかありません。 技術的にはハードルが高いですが、1本あたりの転送速度を25Gbpsする必要があります。 100Gbpsであれば10Gbps×10ではなく、25Gbps×4の100Gbps方式をとるということです。 25GbpsEtherの期待値が高いことがこれでお分かりになると思います。 規格一覧表 文章で説明してきましたが、かなりややこしいと思いますので、一覧にまとめます。 イーサネット クロックレート レーン数 データレート 1GbE 1.25GHz 1 1Gbps 10GbE 10.31GHz 1 10Gbps 25GbE 25.78GHz 1 25Gbps 40GbE 10.31GHz 4 40Gbps 50GbE 25.78GHz 2 50Gbps 100GbE 10.31GHz 10 100Gbps 100GbE 25.78GHz 4 100Gbps ケーブル種類 ケーブルについては、メタル、光と豊富にありますので、戸惑いますが、自由に組み合わせることができます。 現在主流のSFP/QSFP系のみ紹介します。 選び方は、低コストは短距離、高コストは長距離となります。 1.DAC(DirectAttachCopper) ・最も安い ・最大長~5m 画像はmellanoxから、直販価格は、25Gbps SFP28 3m $59 2.AOC(ActiveOpticalCable) ・DACに次いで安い ・最大長~100m 画像はmellanoxから、直販価格は、25Gbps SFP28 20m $220 3.Optical Transceiver ・高コスト(Transceiver+Cableが必要) ・最大長 SR~100m LR~10km 画像はmellanoxから、直販価格は一つ当たり、25Gbps SFP28 LC-LC SR $155 画像はmellanoxから、LRが25Gbpsはまだ出てなかったので参考で100Gbpsになります。 直販価格は、一つ当たり100Gbps QSFP28 LC-LC LR4 $4315(!) まとめ 10GbpsEtherの時もそうでしたが、10Gbpsを超える速度の世界は種類が非常に多く悩ましいと思います。 現状を踏まえると ・RJ-45タイプは製品が出ていないので選択肢から外れる。 ・25Gbpsより上の速度はマルチレーンになり、同じ100Gbpsでも10Gbps×10と25Gbps×4では互換性がない。 ・RDMA/RoCE,NVMeOFといった技術を使うことにより、規格上の帯域だけでなく実効転送速度も期待できる。 となります。 現状RJ45のケーブルを敷設しているユーザーはケーブルの敷設のやり直しが必要になります。 単純にネットワークの高速化だけではコストが高すぎるとなるケースもあるかもしません。 25Gbpsですと帯域的にもファイバチャネルの置き換えも可能になりますので、SANネットワークの置き換えも併せてご提案というのが良いシナリオになるかと思います。 IBM Storage製品ではV7000/V50x0シリーズが25GbpsEtherに対応しておりますので、ご提案検討に含めていただけると幸いです。 この記事に関する、ご質問は下記までご連絡ください。 エヌアイシー・パートナーズ株式会社 技術支援本部 E-Mail:nicp_support@NIandC.co.jp

2018年03月30日

ご存知でしたか?VMware on IBM Cloud の優位性

皆さま、こんにちは。てくさぽBLOG メンバーの 岡田です。 前回ブログ”VMware on IBM Cloudでクラウド化の提案してみませんか”の第2弾として、前回ブログにも記載しましたVMware on IBM Cloudの優位性について詳細をご紹介します。 VMware on IBM Cloudの優位性を理解いただくことで他クラウドとの比較検討の際の参考にしていただければと思います。 日本を含む世界中40拠点以上のデータセンターで利用可能 各国にあるIBM CloudデータセンターでVMware on IBM Cloudを利用できるので利用要件に合わせて最適な場所を選択できます。日本も含まれているので、仮想サーバーを日本国内に置く必要がある要件の場合でも利用できます。 また、利用環境であるベアメタルサーバーは全世界で10年以上の提供実績がありますので、安心して利用できますね。 各データセンター間の高速回線を無償で利用可能 これはIBM Cloudそのものの特長ですが、なぜVMware on IBM Cloud環境でメリットがあるのでしょうか。 異なるデータセンター間での仮想サーバー同士の連携や遠隔地保管、災害対策構成などを取る場合、必ずデータセンター間で通信が発生します。このときデータセンター間の通信が無料のため通信料金を気にしないで利用できるので、コスト面で大きなメリットになりますね。 VMwareの管理者権限を保有可能 VMware on IBM Cloud でデプロイされた環境は、オンプレミス環境と同様にハードウェア、ソフトウェアの管理者権限がありますので、これまでの運用要件やスキルを活用しながらVMware環境をフルコントロールしたい場合に最適です。つまり場所がオンプレミスからクラウドに移っただけで他は何も変更を意識せずに運用することができるのですね。 逆に、クラウド移行を機に運用を任せたい場合はIBMのマネージドサービスを利用することも可能です。 要件や規模に応じた複数のデプロイメント方式を提供 VMware on IBM Cloudは以下の3種類の構成形態から選ぶことができます。それぞれのハードウェアスペックも1種類ということはなく、複数パターンから選択することができます。どの方式もVMwareライセンスの持ち込み(BYOL)または月額課金の購入が可能です。 ・VMware on IBM Cloud(アラカルト型) - IBM Cloudベア・メタル・サーバーの豊富なラインナップから選択できます。 - この方式は手動で構築が必要ですので、オンプレでのvSphere環境構築に近いですね。 ・VMware vCenter Server on IBM Cloud(VCS) - 共有ディスク構成でのNFS接続が提供されますが、vSANも選択できます。 - vCenter、vSphere Enterprise Plus、NSX Base、vSAN を利用可能。 ・VMware Cloud Foundation on IBM Cloud(VCF) - VMware認定vSAN Readyノード構成のハードウェアです。 - vCenter、vSphere Enterprise Plus、NSX、vSAN、SDDC Manager、Active Directory を利用可能。vSANを利用したハイパーコンバージドをイメージすると分かりやすいと思います。 また、ベアメタルサーバーには最新のGPU を追加可能なので、VDI(Virtual Desktop Infrastructure)環境を構築することも可能です。 補完ソリューションが充実 災害対策、バックアップ、セキュリティ、ネットワークなどの要件を実現するために、以下のようなソリューションを追加することが可能です。VMware製品だけで要件を満たせない場合に追加できるので、実現できる構成の幅が広がりますね。 クラウドへの移行が容易 先月から日本のデータセンターでHybrid Cloud Extension(以下、HCX)が利用可能になりました。HCXは、既存のオンプレミスVMware環境のIPアドレスやルーティングなどネットワーク設定を変更することなく、IBM Cloudとの間で、簡単にマイグレーションを可能にします。 HCXには以下の特長がありますが、一番のメリットは既存オンプレミス側のvSphereバージョンが5.1以降でよいことです。クラウドに移行するためにオンプレミス側のvSphere環境をバージョンアップする必要があるとハードルが一気に高くなるのですが、バージョンアップせずに済めば移行にかかる工数も抑えることができますね。 最後に いかがでしたでしょうか。VMware on IBM Cloudの優位性について理解いただけたかと思います。 特に注目いただきたいのは、3つの提供方式の中から選択できるVCSとVCFです。これまでオンプレミスでvSphere環境を構築するには日単位の工数がかかっていましたが、VCSまたはVCFを選択すると、たった数時間で、VMwareソフトウェアが導入済みの状態で展開されますので、構築やテストの工数を大幅に削減できると思いますので、ご検討の際にはぜひVCS or VCFをお勧めします。 最後にまとめると、オンプレミスvSphere環境の移行先にIBM Cloudを選ぶ最大の理由は”そのまま移行”できることです。現在のスキルや運用手順を移行後も活用できるVMware on IBM Cloudを是非ご検討ください。 (参考情報) 【資料】ビジネスのためのクラウド IBMCloud のご紹介 *弊社パートナー様向けサイトのためユーザー登録/ログインが必要です。 ※この記事は2018年3月27日時点の情報を元に作成しています。 この記事に関する、ご質問は下記までご連絡ください。 エヌアイシー・パートナーズ株式会社 技術支援本部 E-Mail:nicp_support@NIandC.co.jp

2018年03月30日

【速報】IBM のパートナー様向け旗艦イベント “PartnerWorld at Think 2018” (3/20~22)に参加してきました!

皆さんこんにちは。エヌアイシー・パートナーズ 取締役 企画本部長 平沢 です。 先週、IBM 初の試みとなる全ブランドが集結する世界最大規模のイベント"Think2018"がラスベガスにて開催されましたが、今回は、その中の PartnerWorld at Think の模様をいち早く、ご紹介していきます。 ラスベガス MGM Grand ホテルで盛大に開催! PartnerWorld at Think は 3月20日の Beacon Award 表彰式から 22日のクロージング・セッションまで 3日間に渡り、ラスベガスの MGM Grand ホテルで開催されました。 MGM Grand ホテルでの Beacon Award 表彰式風景 IBM Global Business Partners を率いる John Teltsch ゼネラルマネージャーが「今年は簡素化を一層推進し、パートナー様にとって付き合い易い IBM になる年とする」と宣言し、基調講演が始まりました。今回の際立ったトピックスは以下の2つでした。 ● パートナー様トランスフォーメーション事例 ● スペシャルゲスト Earvin "Magic" Johnson 氏の講演 パートナー様トランスフォーメーション事例 先ず「パートナー様トランスフォーメーション事例」です。Watson Build Challenge の欧州チャンピオンにして世界チャンピオンを勝ち取ったイタリアの blueit 社です。blueit 社は Watson Build Challenge への参加をきっかけにトランスフォーメーション(変革) を目指しました。"Precision Farming as a Service" (ドローンが撮影した畑の写真から病害虫の状況を Watson が特定し、必要な区画に適切な対策をガイドする AI) を開発し、栄冠を勝ち取りました。今後はワイン用のぶどうに固有の病気を予防 (Preventive Maintenance) する AI を開発するそうです。革新(Innovation) はプロジェクトではなくプロセス(終わりの無い継続する活動)であるという言葉が心に残りました。 スペシャルゲスト Earvin "Magic" Johnson 氏の講演 次は基調講演のスペシャルゲスト Earvin "Magic" Johnson 氏の講演です。NBA のレジェンドにして現在は実業家。15歳の時に Triple Double (得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックの内の 3つを 1試合の中で 2桁回数) を達成し "Magic" の称号を得ました。「僕は十分大きいからステージから降りて話すよ」と言って、聴衆の間を巡りながらの講演です。 "Magic" Johnson 氏のモットーは Winning Attitude (勝ちへのこだわり、勝てるように変わる)。自身の経験談として、「激しく早く動き回るゲームから球をじっくり持って攻めるバスケットボールに変わった時期があり、自分自身とチームがそれに合わせて Adjust することで常勝チームを維持した」、「今の IBM と一緒だね!」という言葉は説得力があります。 "Magic" Johnson 氏は 7人兄弟姉妹の大家族だったため、父親は ゼネラルモータースの給料に加えゴミ回収の仕事を家計の足しにしていたそうです。厳冬のミシガン州で父親の手伝いをした時、こぼれたゴミをきちんと片付けなかった "Magic" Johnson 氏に父親が言った「半分しかしない人間は半人前の人間にしかなれない」という言葉が "Magic" Johnson 氏を Perfectionist (完璧主義者)にしたそうです。そして年2回、自分自身を「1人の男性」、「夫」、「父親」、「ビジネスマン」として SWOT 分析しているそうです。 ビジネスとして "Magic" Johnson 氏とスターバックス ハワード・シュルツ CEO との共同事業の事例を話してくれました。マイノリティ(アフリカやヒスパニック系住民)が多く住む都心の密集地にはスターバックスが全くありませんでした。"Magic" Johnson 氏はハワード・シュルツ氏と 50/50 で出店する説得に成功。唯一の条件は、並べるスウィーツと店内音楽をマイノリティ向けに変えることでした。Overdeliver(期待以上のことを提供) することがとても重要で、この Adjustment(調整 = スウィーツと音楽の変更)で 105店舗を展開しているそうです。 締めくくりは聴衆との質疑応答です。「リーダーシップとは」という問いに「部下や同僚を引き上げること」、「あの時こうしていればと思うことは」という問いには「過去を振り返って後悔することはない。常に前向きに新しいことに向かう」と明快に答えていました。その後は質問者と一緒に並び、ビッグスマイルのツーショット写真です。 6フィート 9インチ(206センチメートル!)の身体は大迫力で普通のアメリカ人男性が子供に見えます。ビジネスのことは分からなかったのでメンターを付けて一から学んだという謙虚で賢い人格が会場を満たしていました。 日本から参加されたパートナー様向け"Japan Forum" 3日間に渡るセッションをまとめる形で日本から参加されたパートナー様向けに Japan Forum が開催されました。日本アイ・ビー・エム株式会社 ジョージ・カチャドリアン (取締役専務執行役員 チーフ・オペレーティング・オフィサー、ストラテジー・チャネルズ&オペレーションズ担当)から "We are OPEN to business." (ビジネスを第一義とし、全ての可能性を追求すると筆者は理解) を Japan GBP (Global Business Partner)のスローガンとしているというお話しで開会しました。 Watson Build Challenge 日本チャンピオンの情報技術開発株式会社 ソリューション・コンサルタント部 工藤弘隆様と宮崎温子様が「コグニティブビジネスへの取り組み - Create New Generation Zoo by Smart Zoo」をお話しされました。前半は宮崎様が英語でのプレゼンを短縮版で披露され、聴衆を魅了しました。素晴らしいの一言です!後半は情報技術開発株式会社様の Watson への取り組みを工藤様がご説明くださいました。 今回 Japan Forum の目玉は、アメリカのパートナー様 Stan Wysocki (スタン・ワイソッキ), VP, Mark III Systems 社による "Transformation (変革) or Transit(遷移)" という講演でした。Mark III Systems 社はテキサス州の創立 20数年のインフラビジネスを得意としてきた会社でしたが、オープンソースを活用したソリューションカンパニーに、最近はアウトカム(お客様の目的を達成し結果を出す)カンパニーに進化してきたそうです。重要なのは Stay Relevant - お客様のビジネスに関わり続けること。IBM のイベントではありましたが、「IBM が変われと言うから変わるものではない」、「自社はこれまでお客様に販売、提供してきたモノに自信と責任がある」とぶれない考えを披露してくれました。よって、新しいことを始めることは過去を捨てるのでなく、その上に積み上げる(Additive = move up stack)という考え方で進んでいるそうです。 重要なのは "Stay Relevant" ~ お客様のビジネスに関わり続ける  ~ こと 事例として、昨年 11月に不動産登記の女性経営者からシステムパフォーマンス不具合を相談する電話があったそうです。Stan Wysocki 氏から不具合は全く問題なく解決できること、しかしそんなことができる IT 会社は近隣に何社もあることを説明。それより、その女性が経営する会社が直面する課題について話して欲しいと水を向けると、競合会社の脅威があることを話してくれたそうです。詳しく話を聴くと彼女から「これこそ正に私が話したかったこと」。経営課題に取り組みつつ、システムの課題も解決しました。完全な信用を取り付けていたため、価格交渉は一切無かったそうです。 このような Outcome Conversation (お客様の目的を達成し結果を出すことを話し合う) が最重要との指摘です。Talk to clients what needs to be done! (お客様とは成されるべきコトを話そう!) です。会社を進化させる中でオープンソースに取り組む際、新しい技術に貪欲で尽きない興味を持つエンジニアを採用してきたそうです。そして、エンジニアが「もっと試してみたい」と言う時は言うに任せ、Empowerment しているそうです。実際に会社を進化させてきた経営者のお話しに聴衆全員が聞き入りました。 来年 2019年は 2月12日から15日にサンフランシスコで開催されます。 今直ぐ手帳に予定を書き込み、是非ご一緒に参りましょう。 この記事に関する、ご質問やご意見がございましたらコチラにてご連絡ください。

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