こんにちは!技術企画本部 ソリューション企画部 西村です。
皆さんは、IBMテクノロジーをリードする専門家が集う、世界的なコミュニティ「IBM Champion」をご存知ですか?
IBM Championは、IBMの製品や技術に関する深い知識を持ち、その魅力を積極的に発信する「伝道師」をIBMが公式に認定するプログラムです。
この記事では、IBM Championの魅力と、認定されるまでの具体的なステップを、余すところなくお伝えします!
目次 |
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IBM Championとは?
— コミュニティに貢献する技術者の証
IBM Championは、IBM製品や関連技術を活用して、知識の共有やコミュニティへの貢献といった活動を精力的に行っている技術者を認定するプログラムです。対象はIBM製品を利用するお客様やビジネスパートナー様で、主に以下のような活動が評価されます。
- 技術ブログや記事執筆:
新しい技術の導入事例や学びを広く共有する。 - セミナーやワークショップでの登壇:
IBMテクノロジーをテーマに自身の知見を発表する。 - 製品へのフィードバック:
ユーザー視点から製品の改善や未来の機能について提案する。 - コミュニティ活動:
ユーザーグループ運営やオンラインフォーラムでの議論をリードする。
選考で特に重視されるのは「過去12か月間の活動実績」です。活動の範囲の広さ、成果の大きさ、そしてコミュニティへの継続的なインパクトが、認定の鍵を握ります。
IBM Championになる3つの大きなメリット
IBM Championに認定されると、技術者として大きなアドバンテージとなる、数々の特典が待っています。
メリット1:キャリアを加速させる「公式の称号」
IBMから公式に認定されたエキスパートとして、あなたの専門性を世界に証明できます。Credlyが提供するデジタルバッジは、LinkedInプロフィールや履歴書でスキルをアピールする強力な武器になります。
メリット2:VIP待遇で世界中のイベントに参加
IBMが主催するグローバルなカンファレンス(例:TechXchange)へ特別価格や招待で参加できます。限定グッズがもらえるだけでなく、普段は出会えない他のIBM ChampionやIBMの開発チームと直接交流できる、またとない機会です。
メリット3:製品開発の最前線に参画
IBMの製品開発チームと直接連携し、製品の改善や進化にあなたの声を届けられます。開発中のロードマップやベータ版製品へ先行アクセスできるため、テクノロジーの未来をいち早く体感できます。
もちろん、世界中の優れた技術者たちと専用コミュニティで繋がり、日々新たな学びやインスピレーションを得られることも、大きな魅力の一つです。
まずはここから!
「Rising Champion Program」への挑戦
「いきなりIBM Championはハードルが高いかも…」と感じる方もご安心ください。そんな方のために、登竜門として「IBM Rising Champion Program」が用意されています。
このプログラムは、小さな活動からでもスタートでき、実績を積み重ねることで段階的に評価される仕組みです。初めて挑戦する方に最適なプログラムと言えるでしょう。
- IBM Contributor: 2件の活動を記録・提出
- IBM Advocate: 合計5件の活動を記録・提出
- IBM Influencer: 合計8件の活動を記録・提出


IBM Championに興味を持ったら、まずはこのRising Championプログラムで活動を始めてみませんか?
IBM ChampionとRising Championの違い(比較表)

評価される活動の具体例
どのような活動が評価されるのでしょうか?
大切なのは、その活動が誰かの役に立ったかを客観的に示すことです。
- 技術ブログを執筆する
- 例:IBM watsonx.aiの活用法についてQiitaに投稿し、「いいね」を100件獲得した。
- カンファレンスで登壇する
- 例:社内勉強会で「IBM Cloudの最新セキュリティ対策」について発表し、50名が参加した。
- OSSへ貢献する
- 例:IBM関連ライブラリのバグ修正や機能拡張のコードを書き、GitHubで公開した。
- 製品フィードバックを提出する
- 例:利用中のIBM QRadarについて、新機能のアイデアを公式サイトに提案した。
ポイント
これらの活動は、公開ページのURLやイベントの告知サイトなど、客観的に証明できる証拠をセットで記録しておくことが重要です。
成果を最大化する!活動計画の3つのコツ
優れた活動を計画し、正しく評価してもらうためには、いくつかポイントがあります。
枠を超えた価値の共有:コミュニティへの貢献を意識する
自分の枠を超えた貢献を意識する 自分の業務範囲だけでなく、「この知識は他の誰かの役にも立つはずだ」という視点を持ちましょう。ブログやイベントでの情報発信は、コミュニティ全体に価値を提供します。
成果を見える化:インパクトを数字で伝える重要性
インパクトを「数字」で示す 活動の成果をアピールする際は、「多くの人が参加した」ではなく「50人が参加した」のように、具体的な数字で示しましょう。アクセス数、いいね数、参加者数などのデータは、あなたの貢献度を測る客観的な指標となり、説得力が格段に増します。
地道な積み重ねが未来を創る:継続する力の価値
継続は力なり。地道な活動を積み重ねる 一つひとつの活動は小さくても、継続することで大きな信頼と実績に繋がります。「毎月1本ブログを書く」「ユーザーグループの質問に定期的に回答する」といった地道な努力が、未来の大きな評価を築きます。
さあ、あなたもIBM Championへの一歩を踏み出そう!
IBM Championになるために最も大切なのは、最初の一歩を踏み出す勇気です。難しく考えすぎず、まずは楽しみながらできることから始めてみましょう。
- 目標を立てる:
まずは「Rising ChampionのContributor(2件)」を目指してみましょう。 - 最初のアクションを決める:
得意なことでOKです!ブログを1本書く、社内勉強会で話すなど。 - 成果を記録する:
活動内容と、URLや参加人数などの「インパクト」を忘れずにメモしておきましょう。
IBM Championは、単なる称号ではありません。世界中の技術者と繋がり、自らの知見でコミュニティに貢献し、キャリアを大きく飛躍させるためのパスポートです。
まずは身近な活動からで構いません。IBM Rising Champion プログラムから、世界へ繋がる道を歩み始めてみませんか?
関連情報
- IBM Champions 公式ページ(IBMサイト)
- IBM Championの活動について(IBMサイト)
お問い合わせ
エヌアイシー・パートナーズ株式会社
E-mail:voice_partners@niandc.co.jp