こんにちは、ソリューション企画部の久田です。
2025年大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
技術、デザイン、人間性の調和を通じて、未来の課題を解決するための多彩な展示が展開されています。
その中でも特に注目を集めているのが、シグネチャーパビリオン「Better Co-Being」。このパビリオンでは「共鳴」をテーマに、人と人、人と自然がつながる感覚を来場者に提供し、未来社会のビジョンを感じられる展示が行われています。この体験を支えるのが、IBM Powerの高度な技術です。「Better Co-Being」パビリオンの舞台裏を、最先端技術がしっかりと支えています。
私は実際にこの「Better Co-Being」パビリオンを訪れ、未来的なデザインや「共鳴」をテーマにした体験に大きな感動を覚えました。
このブログでは、私が体験した「Better Co-Being」の仕組みやその意義について、詳しくご紹介します。
感覚で導かれる未来型ナビゲーション
Better Co-Being
パビリオンに足を踏み入れると、来場者は「ストーン」という不思議なデバイスを手渡されます。このデバイスは専用アプリをインストールしてペアリングすることで機能し、振動や軽い引っ張り動作を通じて、自然な形で目的地へと案内してくれます。
触覚によるナビゲーションは、従来の視覚中心の誘導を超えた新しい体験です。会場内を巡る中で、この直感的な誘導はまるで未来の実験場を探索しているかのような感覚を与えてくれました。

IBM Power
この仕組みを支えているのは、地下に設置された「IBM Power」です。この高度なシステムは、Wi-Fiを通じて来場者の位置情報やストーンの状態情報をリアルタイムで処理し、一人ひとりに最適なガイダンスを提供します。その処理速度と正確性は非常に優れており、現地で体験した際には、ストーンが瞬時に反応する様子に驚きました。まるで未来の世界に足を踏み入れたような感覚でした。

「IBM Power」は、高精度で迅速なリアルタイム処理が欠かせない環境で、業界トップクラスの性能を発揮します。このシステムの特徴は、高い信頼性、高速処理能力、そして優れた可用性です。これらの特長が、この複雑な体験を安定して支える基盤となっています。
球体オブジェクトが生むフィナーレの共鳴体験
この体験のクライマックスは、最後に登場する球体型LEDの演出です。この球体は、一緒に参加したグループの行動データやその時々の気象条件を基に、単一の色へと変化します。その瞬間、参加者全員の体験がひとつに集約され、まるでその場にいる全員がつながり合っているような感覚が得られます。これは、今回の万博テーマ「共鳴」を象徴する、最高の演出でした。

この演出を実現するためには、膨大なデータをリアルタイムで処理するIBM Powerが重要な役割を果たしています。参加者それぞれの行動データや気候情報などを統合し、複雑なデータ解析を瞬時に行うことで、リアルタイムな体験を可能にしています。
実際に現地でこの技術を目の当たりにし、IBMの高度な技術力に改めて驚かされました。
ぜひ万博に訪れ、「Better Co-Being」をテーマにした未来型ナビゲーションを体験してみてください。つながりの感覚と最先端技術の融合を通じて、新しい未来の可能性を感じることができるはずです。
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