こんにちは、てくさぽブログメンバーの高村です。
2026年2月12日・13日に、愛徳会主催(日本IBM共催)のイベント「watsonx Tech Challenge 2025」がIBM箱崎にて開催され、昨年に引き続き弊社は6名で参加しました。
本記事では、イベントの様子をレポートいたします。
イベントの概要
このイベントは、IBM watsonx を活用してビジネスを具現化できる技術者を育成することを目的としたハッカソン/アイディアソンです。
今年は「地域課題の解決(人口減少・少子高齢化・労働力不足)」「環境問題対策」「わくわく社会の実現」「顧客が直面する課題」の4つをテーマに、watsonxのAIエージェントでどう解決できるかをチームで検討し、ソリューションを発表します。
私たちのチームは、IBMのAIエージェント製品であるwatsonx Orchestrateを活用した解決策を検討し、モックを作成し発表しました。

イベント当日までの準備
昨年はテーマやペルソナの絞り込みに時間を要した反省から、今年はスケジュールを組んで早期決定を目指していました。しかし議論を重ねるにつれ、「課題が小さすぎないか」「このソリューションでは売れないのではないか」「この業界には刺さらないのではないか」と意見が白熱。紆余曲折の末、イベント前々日にテーマ・ペルソナ・解決策の方向性を確定し、食品製造業における食品ロス削減と業務効率化を主題に据えることで合意しました。
なかなか方向性が定まらないことに焦りもありましたが、課題設定に際して国内の食品ロスの現状や事業側の事情を資料で下調べしたことで、普段は意識しない問題まで理解が深まり、良い学びとなりました。また各メンバーが調査結果を持ち寄って意見交換を重ね、整合性のあるロジックで方向性を定められたと思います。
イベント当日
1日目
始めに発表順の抽選があり、今年はIBM様の次で2番手となりました。続いて各チームの部屋が割り振られ、発表準備へ。私たちは、食品製造業における食品ロス削減と業務効率化をテーマに、watsonx Orchestrateを活用し、AIによる需要予測に基づいて在庫を最適化し、生産数の決定から生産管理システムとの連携、発注までを一気通貫で実行するAIエージェントを提案することにしました。

2日目
発表は午後からとなり、午前中は各チームとも準備に集中します。私たちは新たな挑戦としてスキット(寸劇)形式での発表を選択し、発表シナリオと台本の作成、モック制作に分かれて作業しました。モック制作では IBM Bob を活用し、チャットでソリューション概要を伝え、Bobにエージェントの定義ファイルを生成してもらいました。watsonx Orchestrate環境に定義ファイルをインポートし、ソリューションの動きが分かるモックを約1時間半で形にでき、IBM Bobの生産性の高さに驚かされました。
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発表前のお昼ご飯の時間です。
なんと今回も愛徳会様が人形町今半の美味しいお弁当をご用意くださいました。 |
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午後1時、いよいよ本番。
まずは資料で課題背景とソリューション概要を説明し、続いて営業担当と食品製造業の生産管理担当者に扮した2名によるスキット(寸劇)を実施しました。私の概要説明が長引いて発表時間を超過する場面もありましたが、寸劇担当の2人がやり切ってくれたおかげで、無事に発表を締めくくることができました。

そして審査発表‥‥‥
残念ながら入賞することはできませんでした。入賞チームは熊の出没対策や救急搬送のたらい回し解消など、ハッとさせられる切り口のテーマがあり、着眼点の鋭さに感心しました。
下記に最優秀賞および優秀賞を受賞したチームのテーマをご紹介いたします。
最優秀賞
「救急搬送支援システム ASCEPIUS-AI] チーム:大分のコードブルー
優秀賞
「旅行プラン作成&共有アプリ ココイクゾ」 チーム:名古屋プランパス
「熊との共生ーAIが作る未来」 チーム:クマったなぁSOLPAC
さいごに
今回は入賞こそ逃しましたが、チームで調査とディスカッションを重ね、初のスキット形式で発表できたことは大きな収穫でした。悔しさはあるものの、晴れやかな気持ちも大きいです。各メンバーの感想をご紹介します。
「技術部門メンバーと若手営業の組み合わせメンバーが集まって意見を出し合い、活気あるディスカッションができた」
「昨年の反省を生かし、モックを作成し、発表はスキットで実施しすることができてよかった」
「エンドユーザー様に製品をどのように届けるかを考えるきっかけとなり、今後のパートナー様へのご提案に対する理解も深まった」
「モックの作成にIBM Bobを活用したため、発表にも取り入れればよかった」
「ディスカッションに多くの時間を費やしたので、突っ込まれても返答できる自信がついた」
「テーマを決定するまでにかなり苦戦した。他チームの発表を聞いて、人の命に関わるようなテーマが刺さりやすいように感じた」
この経験を糧に、今後の業務に生かしていきたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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