IBM Apptio

煩雑なテクノロジー支出をインテリジェントに管理し、データに基づいた的確な意思決定を。
IBM Apptioは、お客様のデジタルトランスフォーメーションを加速させます。

目次

はじめに

デジタルトランスフォーメーションが加速する現代において、テクノロジーはビジネス成長の最も重要なドライバーとなりました。

クラウド、SaaS、AI、アジャイル開発など、新たなテクノロジーへの投資はかつてない規模で拡大しています。しかしその一方で、多くの企業が共通の課題に直面しています。

「急増するクラウドコストをどうすれば制御できるのか?」 「IT予算は、本当にビジネスの成長に貢献しているのだろうか?」 「私たちの投資は、戦略的な目標と本当に一致しているのだろうか?」

これらの問いに、明確なデータに基づいて答えることは容易ではありません。

IBM Apptioは、このようなテクノロジー投資に関する複雑な課題を解決するために生まれました。IBM Apptioは、テクノロジーの「コスト(費用)」を、ビジネスの「価値(バリュー)」へと転換するお手伝いをします。

概要

企業のテクノロジー投資を、戦略から実行、最適化まで一気通貫で支援

IBM Apptioは、TBMフレームワークに準拠し、「IT財務管理 (ITFM)」「クラウド財務管理 (FinOps)」「戦略的ポートフォリオ管理 (SPM)」の3つの領域でソリューションを提供します。組織に散在する財務、インフラ、開発のデータを統合し、テクノロジー投資の全体像を可視化することで、ビジネス価値の向上を実現します。

Apptioが解決する課題領域

  1. ITファイナンス管理 (ITFM):IBM Apptio
    1. 対象:CIO, CDO, IT企画部門
    2. 概要:ITコストをビジネスの視点で可視化・分析し、投資の最適化と価値の証明を支援します。
  2. クラウドファイナンス管理 (FinOps):IBM Cloudability & Kubecost
    1. 対象:インフラ担当リーダー, クラウドエンジニア, FinOps部門
    2. 概要:複雑なマルチクラウドやコンテナ環境のコストを正確に把握し、継続的なコスト削減を推進します。
  3. 戦略的ポートフォリオ管理 (SPM):IBM Targetprocess
    1. 対象:PMO, デジタル推進リーダー
    2. 概要:ビジネス戦略と開発リソースを連携させ、アジャイルな投資計画と実行をサポートします。
テクノロジー・ビジネス・マネジメント(TBM)に準拠し、3つの領域にてソリューションを提供
概要イメージ

詳細

Apptio Cloudability | クラウド活用を加速させるFinOpsソリューション

➀ ITファイナンス管理 (ITFM) | IT投資の価値を最大化する

  • こんな課題ありませんか?
    • IT予算の策定や予実管理に膨大な工数がかかっている。
    • 経営層にIT投資のビジネス貢献度を説明しきれない。
    • アプリケーションごとの総所有コスト(TCO)が分からず、合理化が進まない。
  • IBM Apptioが提供する解決策
    • ITコストの完全な透明化:
      財務データ、人件費、契約情報などを自動で収集・統合 。TBMタクソノミーに基づき、「何に、いくら使われているか」を財務・IT・ビジネスの複数視点で可視化します。
    • ビジネス価値の証明:
      ITコストを事業部門やサービス、アプリケーションに正確に配賦 。利用部門へのショーバック/チャージバックを実現し、コスト意識の向上とIT部門の価値証明に貢献します。
    • データに基づくポートフォリオ最適化:
      アプリケーションごとのTCOやユニットコストを算出し、投資対効果の低いシステムの特定や合理化を支援します。

➁クラウドファイナンス管理 (FinOps) | クラウドコストを最適化し、イノベーションを加速

  • こんな課題ありませんか?
    • AWS、Azure、GCPなどマルチクラウドの請求が複雑で、コストの内訳がわからない。
    • Kubernetesの利用が広がるにつれ、コストがブラックボックス化している。
    • 長期契約(RI/SP)による割引を最大限に活用できているか不安。
  • IBM Cloudability & Kubecostが提供する解決策
    • マルチクラウド&コンテナの可視化:
      主要パブリッククラウドやコンテナ環境のコストと利用状況を一元管理 。チームや環境、サービスといったビジネスに必要な軸でコストを正確に把握できます。
    • 継続的なコスト削減:
      AIがリソースの無駄を自動で検出し、ライトサイジングやアイドルリソースの停止など、具体的な削減案を提示します。また、最適なコミットメント購入計画を推奨し、割引率を最大化します。
    • FinOps文化の醸成:
      Gartner® Magic Quadrant™のリーダーとして評価されたソリューションで、FinOpsの「現状把握(Inform)」「最適化(Optimize)」「運用(Operate)」のライフサイクル全般を支援します。

➂戦略的ポートフォリオ管理➂(SPM) | ビジネスの俊敏性を高めるアジャイルプランニング

  • こんな課題ありませんか?
    • 経営戦略と現場の開発チームの優先順位がずれている。
    • プロジェクトの進捗は分かるが、それが事業目標にどう貢献しているか見えない。
    • リソース(人員)の割り当てが場当たり的になり、重要なプロジェクトが遅延している。
  • IBM Targetprocessが提供する解決策:
    • 戦略と実行の連携:
      OKRなどの目標と日々の開発タスクを紐づけ、すべての業務が戦略的目標に向かうようにします。
    • アジャイルな投資計画:
      価値の高い施策にリソースを集中できるよう、ポートフォリオ全体の予算管理や要員計画を支援します。市場の変化に合わせ、迅速に投資の優先順位を見直すことが可能です。
    • リアルタイムな進捗追跡:
      Jiraなど既存の開発ツールと連携し、現場のプロセスを妨げることなく、プロジェクトやプロダクト開発の進捗をリアルタイムに可視化します。

特長・メリット

なぜApptioが選ばれるのか?

特長

  1. 業界標準「TBM」という共通言語
    1. TBM Councilの創設メンバーとして、ITコスト分類のグローバルスタンダードである「TBM Taxonomy」を製品に実装 。IT・財務・事業部門が同じデータと言語で対話できる基盤を構築し、組織間の連携を劇的に改善します。
  2. 包括的かつ自動化されたデータ基盤
    1. ERP、クラウド請求、CMDB、開発ツールなど、社内に散在する70以上のデータソースと連携し、必要な情報を自動で収集・整理します。機械学習によるデータマッピングで、手作業による集計・分析から解放されます。
  3. 信頼と実績
    1. 全世界で19,000人以上のメンバーがTBMを実践し、Fortune 100企業の92社が採用しています。Gartner®などの第三者機関からもリーダーとして高く評価されています。

導入によるメリット

  • コスト削減と投資対効果の最大化
    • IT総予算の3〜5%のコスト削減、または戦略的領域への再配分を実現。クラウドコストを30%以上削減した事例も。
  • ビジネスアジリティの向上
    • これまで数週間かかっていた計画・予算策定プロセスを75%短縮 。市場の変化に即応できる、データに基づいた迅速な意思決定が可能になります。
  • IT部門の戦略的価値の向上
    • IT部門が単なるコストセンターから、ビジネス価値を創造する戦略的パートナーへと変革することを支援します。

お問い合わせ

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Apptioがどのようにお客様の課題を解決できるか、ぜひ一度ご相談ください。

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