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2013年03月10日

Vol.4 実際どうでしょう 『PureFlexは高い製品だからこそ・・・』エバンジェリストへインタビュー

普段の製品・ソリューション紹介だけでは聞き出せない情報を「実際のところはどうなんだろう?」という素人視点で、専門家に聞いてみるシリーズです。 掲載: 2013年3月   <重山は「PureFlexってお高いんですよね」程度のドシロウトでした。今回の話で柴田さんのファンになりました。 (*´ω`*) > 今回は、第1回の新井さんからの紹介でIBMエバンジェリストの柴田さんにお会いしました。 HP→Microsoft→IBMという経歴の持ち主で、ベンダー側の売込みにならない論法を身につけていらっしゃるザ・エバンジェリストという方でした。(インタビュアー:重山) PROFILE 日本アイ・ビー・エム株式会社 柴田 直樹さん システムズ & テクノロジーエバンジェリスト (PureSystems担当) High Performance Computing(HPC)/VDI/Cloud ソリューション ITmedia オルタナティブ・ブログ;My Life As Evangelist: ※ 2013年3月時点でのプロフィールです。 MERITひろば事務局 重山 勝彦 (インタビュアー) 日本情報通信株式会社 MERITひろば事務局 入社3年目にてMERITひろばの運営、コンテンツ全般を担当。   「オンプレミス」は「固定資産」だと思えばわかりやすい —– 本日は午後にマイナビのイベント※1で壇上に上がられるのですね。そんな忙しい時にインタビューのお時間頂戴して恐縮です。(重山)   ※1 2013.02.08 マイナビニュース仮想化セミナー ~仮想化環境に最適なIT基盤とは!?~ 【Day 2】今こそ仮想化基盤を再考しよう!   柴田: 体調も喉の調子も良いので、大丈夫ですよ。ぶっつけ本番も鍛えられていますから(笑) それよりも、インタビュー用の資料などは用意していないのですが、大丈夫ですか?   —– いつも雑談の雰囲気で進めているので、流れでお願いします。   経歴を拝見しますとHPC(High Performance Computing)※の分野にいらっしゃったのですね。 しかし、HPCって良く知らないのです。「グリッドコンピューティング」という単語ならなんとなく知っています。 ※単位時間当たりの計算量が非常に多い計算処理、まとはそのコンピュータを示す。(High Performance Computer) 膨大な時間やコストがかかる大規模な実験の代用や、不確定要素の多さから実験が困難な自然科学現象の解明といった目的で行われることが多い。   柴田: あ、いいですね。いきなり自社製品の話をしてもつまらないですからね(笑) HPCの世界では世の中で普及するずっと前から コモディティ(汎用製品)を並べていく「グリッドコンピューティング」がありました。車でいうとF1(HPC)の技術が一般車(汎用マシン)に落ちてきたようなものなので、例えば、並列、分散処理、ビッグデータも昔から関わっていて、なぜいまごろ賑わっているのだろう? というのが個人的な感想としてあります。   -—- 先に知り尽くしている技術ということですね。 あ、思い出しました。グリッドコンピューティングといえばGoogleの検索ポータルを支えているのが数千台のPCサーバを繋いで処理しているというWeb記事を見たことがあります。   柴田: よくご存知ですね。たしか当時、ひとつのリージョン(地域)で数千台だったと当時は聞いていました。   —– その技術はあまり企業のITには普及していない気がします。   柴田: はい、グリッド(コンピューティング)がなぜ流行らなかったのか。(実際には金融業界では積極的に採用された技術だと思います。) それは、一言でまとめると「標準化覇権競争が発生し、まとまらなかった。」のかなと想像しています。そうでなければ、仮想化統合の流れも、もっと早くきていたはずです。ビジネスの世界では、技術が評価されて普及するだけでなく、違う力学が発生しますからね。 また、ITの世界では、言葉を定義したモノ勝ちという風潮もあります。 例えば、“クラウド“も人によって定義が異なると思いませんか?   —– はい。おっしゃるとおりです。特に“プライベートクラウド”は社内なのか、社外なのか・・・等の前提を揃えておかないと会話が咬み合わないケースがあります。   柴田: 以前、メンバーと“オンプレミス“の定義を話し合った結果「固定資産でいいんじゃない?」という事がありました。   —– 固定資産ですか。面白いですね。確かにシステム用語ではなく、会計で定義したほうが法人としては概念を理解しやすいですね。   柴田: はい。固定資産と考えると償却する、つまり“使いきろう”という意識が強くなるじゃないですか。クラウドに対するオンプレミスという言葉はそのほうが分かりやすいはずです。   「既存システムをクラウドにするだけ」というメッセージは偏っている 柴田: 今は WindowsAzureやAWS(AmazonWebService)、もちろんIBMのSmater Cloudも含めて 大手のパブリック・クラウドが全盛と言われていいますが、私はこれらの「既存システムをクラウドにするだけ。ハードウェアを持つことはもう古い」的なメッセージは少し偏っていると思っています。   —– 偏っているとはどういうことでしょうか。   柴田: この話は、昨年(2012年)の10月に開催されたイベント“ISUC仙台大会※”で参加者とディスカッション形式のセッションをした際のテーマなのです。 いわば、クラウドについての“実際どうでしょう?“版で、世の中に多く出ている「常識」「風評」「メリット」「デメリット」などの信憑性についてお話ししました。一部ですが、自社サービスも含めた否定的な内容もあったので大丈夫かなぁと思ったのですが共感をいただきうれしかったです。 ※ iSUC(アイザック)は、IBMのユーザー団体《全国IBMユーザー研究会連合会》が主催するIBMシステム・ユーザーのための研修会 URL:http://www.uken.or.jp/isuc/isuc23/ ※【白熱教室】 社内 IT システムのクラウド化 「真の考慮点」 – 世の中の常識は ウソ か ホントか !?     —– おととしのISUC大津大会はMERITひろばも出展していたのですが、昨年は参加できませんでした。一部だけでも結構ですので、その内容を教えて頂けませんか?   柴田: はい。もちろんです。 クラウド利用に関する考え方をご紹介しました。例えば、料金体系については、大手クラウド事業者のメッセージって「時間あたり◯◯で安いです」「使った分だけお支払い」という面がありますよね。 それは日本のビジネスにフィットするかな?という視点です。例えば、日本の中小企業様のITに利用可能な「流動的な運用費用」は果たしてどのくらいあるんだろう。。ということです。   —– トータルコストについては、ケースバイケースだと思いますが、「使った分だけ」という重量課金の仕組みは、最大のインフラを考慮して自社構築するよりコスト的に有効だろうというイメージがありますが。   柴田: 日本の企業のIT部門のSEは社員が中心ですが、例えば、北米では80%以上がアウトソーシングです。つまり最初から外注費という概念なんですね。そのため、ITコストの増減には慣れています。   一方、日本のIT部門の予算は、月額で流動的に使える金額幅は10万円以下がほとんどです。来月急に30万あがりますと言われても予算を確保していないので困ってしまいます。 ですから国内企業はクラウドといってもEaaS、PaaS、もさることながら VPS(バーチャル・プライベート・サーバ:ここでは仮想サーバサービスの意味)でコストを固定金額で利用するのとう方も多いということです。 日本の製造業や金融業などはかなり計画性が高い産業ですからね。それで年間運用できるのです。   —– なるほど、北米で流行っている仕組みをそのまま日本に適応するのは合わない場合があるということですね。   柴田: はい。個人的にはパブリッククラウドベンダーのメッセージは黒船的に感じます。 あ、IBMもそのようなメッセージを出しているので自社否定になっちゃいますね。間違っているという意味ではなく、そのまま鵜呑みしないで検討すべきと表現させてください。(笑)   —– はい。心得ています。(笑)   でも、警笛を鳴らせるのは、エンドユーザのお客様の視点がわかっているからこそ言えるのですよね。   PureFlexは高い製品だからこそ、納得して採用してほしい —– 今期から担当になっているPureSystems、特にH/WのPureFlexについてはどのように紹介しているのですか?   柴田: PureFlexはお客様から見て、価格だけ見ると 高い製品ですよね。   —– あれ、私がこのインタビュー中に勇気を持って「すごく高価格帯の製品ですよね?」って言おうと思っていたのに先に言われてしまいました。エバンジェリストとしては珍しいですよね。これだけの機能とサービスがある!というのが先にくると思っていました。(笑)   柴田: そうですね、エバンジェリストのイメージってスマートにテクノロジーとビジョンだけを話すと思われがちなのですが・・・(笑) 昨年、ある検証作業で、ローエンドモデルのx3300 M4(IBM System x3300 M4)を使ってパフォーマンス検証していたのです。CPUはインテル Xeon プロセッサーの2400系です。とにかく20万~30万台のサーバマシンです。これでラッシュテストをしたら凄く処理が早かったので衝撃的でした。これを知ってしまった上でPureFlex製品を紹介していくにはどうすればいいんだろうと悩みましたね。(笑) それもあって、高いからこそ、お客様にはちゃんと検討し、納得して購入してほしいという思いに至りました。つまり「高い理由と、高い出費でお客様にお届けできるPureFlexの価値」を共感頂ければ。という思いで製品の訴求をしているところなのです。 —– 柴田さんって本当に正直な方なんですね。(笑)具体的にはどのように紹介されるのですか?   柴田: お客様が求めているものは“リスクの低減”と“コストの削減”が必要なのです。 製品のパフォーマンスは最近のハードウェア十分過ぎるほどありますし、お客様も理解されています。ですから、“リスクとリスクヘッジをどのレベルまで考慮するか”をテーマに考え、お客様の反応を確かめながら紹介をしています。 例えば、昨年はとある中小規模のデータセンター事業者様にPureFlexの紹介でまわったことがあります。 ちなみに業界大手のデータセンター事業者様はこちらが売り込んだから買うというレベルではなく、自社で調達基準を決めておられます。もっとハッキリ表現するとベンダーの意見はをすべて共感してくれるなんてことはなかなか無いのかなと思っています(笑)   —– サーバの購入台数も多いですから、買い手側が強いのですね。Facebookのデータセンターはデータセンターやサーバ部品の仕様を公開してその“仕様に合わせた製品を売り込みしてこい“という感じですよね。   柴田: はい。ですから次にクラウドの中堅、中小事業者にご紹介に行くわけです。イメージとしては物理サーバ台数が3桁のレベルです。このゾーンの企業がPureFlexを採用してくれないかと考えたのです。 事業者は大手のコストメリットには太刀打ちできない分、インフラについては、すごく細かいところまで配慮されています。特に“リスク”対してはものすごく考えて、工夫されています。昨年、いくつかデータセンターでデータ消失やサービス中断などの事故がありましたが、あの事例では大手の資本があったからこそ大丈夫でした。 中堅・中小ではひとつのミスが事業継続できなくなるレベルですから。   —– そういえば、Azureサービスは、うるう年計算不具合で止まったりしていましたが、大手だから影響は大きくても即倒産にはならないですね。   データセンター事業者にどうしても消せないリスクを教えてもらいました 柴田: データセンター事業者の方々に教えていただいたのですが、対策を取り続けていてもどうしても消せないリスクの1つというのが「メンテナンス作業中にサーバのケーブルに触れてシステムエラーを起こす」ヒューマンエラーだそうです。 確かに、ラックに入っているサーバのケーブルは8ノードで40本くらいに刺さっているわけですね。こうなると設定変更や移設作業中に間違ったケーブルに触れて場合によっては抜いてしまったりすることにもなる訳です。 このリスクを減らすためにBladeを導入したと聞きました。なるほどと思った訳です。   —– その話は現場ならではですね。機能、性能、コストの比較ではなく、運用する観点で製品を採用されてきたのですね。   柴田: はい。例えば「こういったケーブルリスクも考えてPureFlexを採用を検討しています。」というメッセージはエンドユーザのお客様にお伝えしていいのではないかと思います。 それが付加価値の1つですから。それ以外にも話しきれないほどの価値はあるんですが、わかりやすい例を1つご紹介しました。 実際に、あるデータセンターでやっていることなのですが、「下位コースでは汎用的なXXXサーバを利用しています。上位コースは大手メーカー製です。」と料金プランに記載しているのですね。1.5倍程度しか差がないですから上位を選択されるお客様も増えるわけです。 —– エンドユーザから見てもリスクと対策の中身がわかるから安心ですね。   海底ケーブルの障害でデータ通信に大きなタイムロスを生むことがある 柴田: 他にもクラウド検討時に何がリスクなのか?という視点では海底ケーブルの話があります。 エンドユーザは「ディザスタリカバリ(災害対策)として、海外のサーバにもバックアップをとっています」とおっしゃるケースがありますが、3.11の震災の時に日本と海外をつなぐ海底ケーブルやルーターが故障して繋がらなくなった事実はあまり知られていません。 切れた回線は、他のルートを迂回することで継続して使えるのですが、その迂回ルートの通信には何時間も余計に時間がかかるケースもあり、ビジネス継続としては問題です。   —– 全然知りませんでした。そもそも世界のインターネットとつないでいる海底ケーブルがどうなっているのかも知りません。   震災時にどの回線に障害が発生したかは一般的には公表されていません。ケーブルのマップはWeb検索で簡単に見つけることができます。 注釈)インタビュー時にはそのデータを見せていただけましたが、掲載できません。ご了承ください。   —– いやぁ、この情報を知ってしまうと海外に2重化していれば万全とは限らないと思ってしまいます。   柴田: はい。ベンダーとしてもこのようなリスクを正直に話した上で最適な利用を提案した方がお客様の信頼を勝ち取れるのではと思っているのですが、なかなかそうはいかないようですね。(笑)   10年を見据えたシステム・・・では足りなかった 柴田: しかし、このようなリスクを真摯にお伝えすることで、お客様は「普通のサーバでいいんだっけ?、クラウド基盤はどこにしっかりと持つ必要があるんだっけ?」となりここでやっとIBMの話を聞いてくれるのです。   —– 時間はかかるかも知れませんが、リスクと向き合うという点で必要な話ですね。それにしてもエバンジェリストとしては製品のリスクを先に話すのは珍しいなぁと思ってしまいます。   柴田: もし私がエバンジェリストではなかったら、このようなリスクの話はしないで、「ハイ、機能はこうです、比較するとこうです、だからこのマシンです、クラウドはダメです IBMが一番です」という話をしていたかも知れないですよ(笑)   —– 聞いたことがある会話です。(笑)   リスクをお伝えして、興味をもってもらった後に、IBM Flex Systemsの話に進み、「今後10年のクラウド基盤として使い続けることができる製品」と紹介するわけですね。   柴田: 私の発言を調べていらっしゃいますね。 実はですね、う~ん、この10年を見据えたという表現は思い切って発言したつもりだったのですが、お客様はもっと長い期間を期待されている場合も多いのですね。とあるお客様からは「短いよ」と言われてしまいました。例えば 公益、政府系のシステム等はインフラを長期期間維持する必要がありますから。   —– 情報系のシステムなら10年あれば十分と思ってしまいます。しかし、今から10年前はどうだったかを考えてみればいいのですね。       WindowsXPは20世紀に基本設計されたが現在も主流 柴田: その通りです。 例えば、ブレードサーバー(IBM Blade Center)は「立派な10年選手」の製品ですが、現在も利用されています。ラックマウント型の基本設計をしている時にこれほどまでに仮想化が普及するとは誰も思っていなかったと思いますが、設計に余裕をもっていたからこそ、今日も問題無く利用いただいているのだなと思います。 ちょっと方向性は違いますが、クライアントPC向けのOSで言えば、WindowsXPは2000年に基本設計したOSです。つまり20世紀のOSがまだメインで使われていることになります。   —– ITの仕事についていると新しい製品や仕組みがどんどん出てきているのを日々感じていますが、利用者としては、長く使いたい、使わなければならないケースは多々あるのですね。 さてPureFlexは、ハードとソフトをベンダーがあらかじめ最適に組み合わせた製品、いわゆる「垂直統合サーバ」になると思いますが、最近はクラウド基盤のサーバとして勢いがあるように感じています。   柴田: 確かに垂直統合が他のサーバを凌駕するようなイメージをメディアが発信しているかもしれないですが、例えばPower Systems(AS/400)を選んだお客様などは必ずしも同意する訳ではありません。   また、Pure Flexは販売店がほいほいと売れる訳ではないのは、重々承知しています。そのような状況でクラウドサービスに魅了されるお客様が増えるのも良くわかります。だからこそ、選ぶ方には慎重に選んでほしいと思っています。   —– 「MERITひろば」のコンテンツ掲載の業務に携わって勉強になっているのは、ハードウェアもソフトウェアも機能で紹介する/売る時代は終わってきていて、性能が良いのは当然で、そこにお客様が共感できるストーリーがあると良いということです。なんだかワイナリーがワインを販売するのと同じですね。   「100年続くワイナリーで、全体の数%しか取れない品種を贅沢にしようし、防腐剤は一切使わずにオーガニックで醸造、空輸も一定の温度で管理して・・・」   日本人は良い物は高くても買う、コモディティは100円ショップで買う 柴田: そうそう、その通りです。   それを「ドイツワイン、辛口のシュペートレーゼ、1本50万円です。すごく美味しいです。」と言われただけでは買わないですよね。 日本人は良いものは高くても価値がわかれば買います。一方コモディティ製品は100円ショップで買います。100円ショップのグッズもちゃんと使えるじゃないですか(笑)   —– おっしゃるとおりですね。実は私はMERITひろばの運用以外で、部門システムのインフラの管理も担当しているのですが、例えば、私どもの会社(日本情報通信)がクラウドを検討すると想定した場合のポイントなどはありますか?   柴田: そうですね、企業の成長カーブとクラウドの利用度には傾向があります。 従業員規模では250名くらいまでは積極的にクラウドを採用していきます。10人、20人のベンチャーなどは全てクラウドで賄えますよね、その延長の目安が250名くらい。今度は250名から500名くらいに成長していくと、クラウド投資額が膨大になっていくので、今度はオンプレ、固定資産のITシステムに進みます。 次に1,000名規模を越えていくと、事業の変化やIT規模の柔軟に対応できるのでクラウドの利用が進んでくるのです。従業員規模はあくまで参考値とみてもらってもこの流れがわかってもらえるかと思います。   —– クラウド利用度は上がって落ちるがまた上がる(0人 ↑  205人 ↓ 500人 ↑ 1000人 ↑ )というカーブを描くのですね。 確かに弊社は全体で1,000名超であり、基本はオンプレミスが多いですが、今まさにプライベートクラウド利用の検討が進んでいます。すごい、ぴったり当たっています。   柴田: 良かったです。お客様の企業がどのポジションにあるかの目安になりますからね。 プライベートクラウドを進めていく際の副次的高価としては、IT資産の棚卸ができる点があります。普段全然やれていない企業がほとんどです。また、プライベートクラウドにしましたというお客様でも仮想化していない、またはできない事情が残ったサーバーも少なくないことが多いです。 例えばFaxサーバや移植ができない基幹システムの一部です。こういったレガシーシステムは仕組み上残さないといけない場合も出てきます。   —– 実に興味深い話です。今日はこのあと移動して、イベントで壇上に上がられる訳ですから、もっとお話したいのを我慢します。是非、第2弾をやらせてください。   柴田: 楽しかったです。第2弾、こちらこそお願いします。    

2013年01月26日

Vol.3 想定”外”のパフォーマンス、クラウド基盤担当者に聞く

普段の製品・ソリューション紹介だけでは聞き出せない情報を「実際のところはどうなんだろう?」という素人視点で、専門家に聞いてみるシリーズです。題して「実際どうでしょう」。。。どうぞ、ご覧ください。 <<実は私もインフラ担当、そのお気持ち良くわかります。 (*´ω`*) >   MERITひろばのE-learningコンテンツ(旧:学ぶメニュー※現在はご利用いただけません)のサービスとしても利用させていただいている株式会社システム・テクノロジー・アイのiStudyサーバ。そのインフラ担当者に、最新のクラウド環境構築の現場についてお伺いしました。  実は私もMERITひろばの運営だけでなく、社内システムの運用管理業務も兼務しており、ゲストの新保さんの苦労、やりがいのエピソードに共感すること が多くありました。(インタビュアー:重山)   PROFILE 株式会社システム・テクノロジー・アイ  新保 義幸 さん ・ 技術本部 インフラ統括部 部長 ・ ヘルプデスク、製品サポート業務を経験した後、当初から希望していたインフラ担当となる ・ 29万人の学習を支える企業向けクラウドサービスの基盤も担当   MERITひろば事務局 重山 勝彦 (インタビュアー) 日本情報通信株式会社。MERITひろば事務局。入社3年目にてMERITひろばの運営、コンテンツ全般を担当。 ※ 2012年12月時点のプロフィールです。   — 先週の日曜日(11月25日)に企業向け学習ソフトウェア「iStudy(アイスタディ)」のクラウドサービスをバージョンアップされたのですよね。名称は「iSudy Dynamic Cloud EE」で合っていますか? (重山) はい。そのとおりです。 (新保) — MERITひろばのE-Learningメニューでも利用させて頂いている「 iStudy Enterprise Server」は、「iES」と略していたのですが、今回は略称があるのですか? ・・・そう言われると略称が決まってないですね。Dynamic Cloudだけでは、弊社の製品名がなくなっちゃいますし(笑) 重山さん、何か考えて下さい。 — うーん、うーん・・・いやいや、私が質問する側ですから勘弁してください。(笑)   きっかけは、データセンター内にあるブレードサーバ環境の整理だった — それでは、本題に入らせていただきます。 この度は、iStudy Dynamic Cloud EEはIBM PowerLinuxを採用し、その上の仮想化にPowerVM for PowerLinuxで構築され、期待以上のパフォーマンスが出たと伺っています。しかし、最初からPowerLinux/PowerVMで決めていたわけではないと思います。このプロジェクトの経緯を教えて下さい。 当初は、データセンターのコロケーション移設が目的でした。お客様向けのサービスを稼働させているデータセンター内のサーバラックの場所が点在していたのと、一部のマシンが来年で保守期間が終わるため、それらの統合 ・整理が必要だったのです。 — なるほど、ではPowerVMの話が出てきたのは、サーバ環境の統合を検討された延長上ということですね。 はい、春頃にIBMのPowerLinuxの発表を代表の松岡が見て、よしコレを使ってみようという方針が出ました。 — 松岡社長ですね、テクノロジーや業界動向に明るい方ですよね。以前の環境もIBM製品だったのですか? そうです。保守切れになるサーバH/WはIBMのx86ブレードでした。iStudyもWebsphere上で稼働していますから。   他のVM環境は利用していたので、PowerVMに期待した — VM環境は他の選択肢もあったと思うのですが、最初からPowerVM狙いだったのですか? 通常採用決定の前に検証作業をするのですが、Linux KVMはすでに他のお客様サービスで利用しており、Oracle VMも弊社のIT研修サービスで扱っているので、パフォーマンスや使い勝手はナレッジがありました。 そこでせっかく検証するならPowerVMにしようという背景がありました。 — なるほど。技術検証も含まれたこのプロジェクトですが、どのような体制で進められたのですか? 物理的なマシンやネットワークの移設で2名、PowerVM構築で2名、iStudyのアプリケーション、サービスの開発、検証等で7、8名の体制でした。 — 完全に自社技術メンバーで進められたのですね。PowerVMの検証は具体的にはどのような作業だったのでしょうか。 Apacheのソフトウェア・ファウンデーションである「JMeter(ジェイメーター)」というクライアント・サーバシステムのパフォーマンス測定ツールを使いました。複数台のクライアントとサーバを立てて、1台のクライアントから数百のアクセス環境をつくり負荷テストを実施しました。 — ラッシュテストというやつですね。検証前の期待値と結果はいかがだったのでしょうか。 一般的なVMへの期待は「少ない資源で多くの稼働」です。始める前は、他のVMと比べても大きな差は出ないかも知れないと思っていました。   数値の読み間違い。実は、10倍のパフォーマンス性能だった — ということは、期待以上の結果が? はい。ただ、最初は間違えた計測をしていました。 パフォーマンス計測時のCPUのカウントの仕方が、KVMはスレッド単位だったので、PowerVMも同様に考えていたのですが、実はCPU Coreを10分割に調整できることに気が付かず、0.1が1コアだと思ってテストしていたのです。ラッシュテストを続けると、1コアでは足りなそうなので、2コアを割り当てました。 — 実際は2コアではなく、0.2コアだったのですね。 そうです。IBMの担当者にもずっと「2コア」で話していました。でもその性能でも実用化可能なレベルだったので、購入の手配まで進んでいました。(笑) — ずっと1/10で評価していて、OKなレベルだったということは、実際は10倍の性能がでちゃったということですよね。 まさに嬉しい誤算です。 逆ではなくて良かったです。今では笑い話になっていますが。     — IBM PowerLinuxが専用マシンでPower7 (CPU)の性能もありますし、IBM Java、Websphereと純正の組み合わせが功を奏したのだと思います。実際はIBMの担当者も驚いていましたが(笑) そういえば、松岡社長も「WebSphere の起動が一瞬で驚いた」と仰っていました。あまりにも早いので、嘘なんじゃないかと(笑) 「基盤」は後戻りできない、アプリは後で修正できる — では、検証が終わり、実際に構築、移設する段階に進んでいった訳ですが、移設や切り替え作業で大変だったことなどを教えて下さい。 今回は、コロケーション移設と同時にiStudyサーバアプリケーション自体もメジャーバージョンアップをしているので、基盤とアプリケーションを同時進行で作業 するのは大変でした。 — それは、チェックポイントも多いですし、緊張しますね。私も社内システムの運用管理の業務に携わっているので、お気持ちお察しします。「インフラは動いて当たり前」という認識ですからプレッシャーですよね。 はい、データセンターの作業は社長も立ち会っていたので、更なるプレッシャーでした。(笑) しかし、豊富な経験とそれに裏付けされた感があり、プレッシャー以上に安心感も大きかったです。 — さすが、現役エンジニア社長ですね。新しいテクノロジーの採用には自ら立ち会う訳ですね。 はい。話を戻しちゃいますが、とにかく同時進行は気を使いました。   本当は、基盤についてはじっくり検証、作業をして、その後にアプリやサービスの作業をしたいのです。基盤の環境構築は後戻りできないですからね、アプリは後からでも修正がしやすいですから。 — なるほど。では、今回のプロジェクトを通して、 エンジニアとして体得された事は何でしょうか? 冒頭にも申し上げたとおり、今まではKVM, Oracle VMを経験していたので、PowerVMの利用は興味深かったです。AIXの勉強にもなりました。また、今までは初期設定はベンダーに任せたり 、検証作業も部下に任せることが多かったのですが、今回は全部自分でも作業しましたので、スキルアップに繋がりました。 検証は時間をかけましたが、実際のデータセンターの切り替え作業は一晩でしたので、そういった意味ではあっと言う間でした。   インフラ担当は後手より先手が理想的 — 最後に、インフラ担当として、今後の展開、展望をお聞かせ下さい。 今回はPowerLinux/PowerVM上に柔軟性、拡張性の高い、大きな環境を作ったのですが、これからお客様を更に増やしていきたいですし、実際に増えた時に快適なリソース配分やサービスを提供できるように、もっと研究、検証を進めていこうと思っています。 — 素晴らしいですね。インフラを担当すると後手に回ってしまうことが、実際は多いと思うのですが、検証を進めて先手打つ・・・私も見習いたいです。 リソース配分で思い出したのですが、資源は1/3、パフォーマンスは10倍になった「iStudy Dynamic Cloud EE」は、利用者への利用料金も従来より安く、還元されたとのことですね。 — MERITひろばの環境も新環境に移設した場合は、利用料金安くなりますか? そこは、担当営業に聞いて下さい(笑) — ですよね。(笑)そうします。 本日は、移設作業直後にもかかわらず、お時間いただきありがとうございました。  こちらこそ、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

2012年11月01日

Vol.1仮想化を軸にすると、お客様メリットやPureSystemsの凄さがわかった

普段の製品・ソリューション紹介だけでは聞き出せない情報を「実際のところはどうなんだろう?」という素人視点で、専門家に聞いてみるシリーズです。題して「実際どうでしょう」。。。どうぞ、ご覧ください。 このインタビューでエバンジェリストの新井さんが用意した詳細資料をダウンロードできます。記事とあわせてどうぞ。 Linuxの仮想化技術(KVM)とIBM PureSystemsについて、その道のエキスパートをお呼びしてインタビューさせていただきました。 インタビューを通して、新井さんは誰にでも分かりやすい言葉を使いながらもマクロ(動向)とミクロ(事例やお客様の声など)を交えて詳しく解説してくださいました。MERITひろばの会員の皆様に少しでも役立つ記事になっていれば幸いです。(インタビュアー:重山)   PROFILE IBM 新井 真一郎 さん Twitter @araishin ・IBM Linux / OSS エバンジェリスト ・入社以来、金融サービスに従事しAIXに深く関わる ・その後、よりオープン性の高いLinuxのサポートセンターに移動し、エバンジェリストとして活躍   MERITひろば事務局 重山 勝彦 (インタビュアー) 日本情報通信株式会社。MERITひろば事務局。入社3年目にてMERITひろばの運営、コンテンツ全般を担当。 ※ 2012年10月時点のプロフィールです。   — いきなりですが、Linuxって「リナックス」「ライナックス」「リヌークス」と色々読み方がありますがエバンジェリストの新井さんはなんと発音されていすか?(重山) 弊社では、日本でビジネスを開始した当初から「リナックス」で統一しています。語源にもなっている開発者のリーナス・トーバルズさんのお名前の呼び方が「ライナス」さんではなく「リーナス」さんと呼ばれることも多くなったからでしょう。 (新井) — Linuxもコモディティ化して、呼び方も安定したのですね。しかし、私は日頃の業務でLinuxを触れることはないのですが、若いエンジニアから見るとLinuxに対する思いはどうなのでしょう。 今の学生はUbuntu(ウブントゥ)ベースのLinux Mintのような洗練されたユーザインタフェースのデスクトップを抵抗なく使っていますね。「Linux女子部」という女性技術者向けの活動もあります。エンジニア育成というのはどの技術でも重要ですが、仮想化技術が普及して、Linuxの上でWindows Serverを動かすのも普通になってきましたね。   Linuxの思想は「誰のものでもない」というのが基本にある — なるほどリナックスミントですか、今度見てみます。ところで、新井さんは学生時代にUNIX,社会人になってAIXに触れたそうですね。実は私は、AIXとLinuxの違いも良くわかっていないのです。ポイントを教えて頂けないでしょうか。 AIXは運用保守性を追求したOSと言えます。そのため、中長期的に安定稼働させることに注力する仕様になっています。 例えば、 ・H/W RAIDを使わずに、ディスク管理と一体化されたLVMベースの機能で簡単にディスク障害保守作業ができます。これはLinuxにはありません。 ・パッチの適応は小さい単位(ファイル単位)、コミットしなければ一世代前にすぐに戻れるので、適応後に悪影響があっても影響を最小化できるという、保守担当者にはうれしい仕組みがあります。 一方、Linuxの思想は「誰のものでもない」というのが基本にあるのです。 — 「誰のものでもない」?それはどういう意味でしょうか? はい、「皆に選択肢が与えられている」とも表現できるのです。通常のシステムは利用者や開発ベンダーのシステム要件に合わせて作られますよね。しかし、オープンであるLinuxは1社に偏らずに、またソフトだけでなく、ハードベンダーまでもが協力し、皆がその恩恵を受けられるというベンダーのエコシステムが作れる環境になっています。 例えば、 ・IntelもLinux/KVMのソース改修に開発者を投入して力を入れています。Linuxが普及することで、Intel CPUを使ったサーバの利用促進につながるという間接的なリターンを考えての活動と思います。 ・また、エンドユーザはこのベンダーのエコシステムによって、同じシステム要件でも沢山の方法が提供されているため選択肢が広がります。 — なるほど、最近 MicrosoftがWindows Azure(クラウドサービス)でLinuxも選択可能にしましたよね。 そういえば、10年前ぐらいでしょうか。Windows OSとLinuxに代表されるオープンソース系OSとのやり合いがすごかったですよね。ネガティブキャンペーンなども良く見ました。最近は見ないですね。そうです、当時は普及期だったので、ベンダー側からするとシェアの取り合いという意味で様々にプロモーション方法がありました。 近年は、Windows  or  Linux というOSレベルでの選択には意味がなくなっているのです。つまり、お客様は「OSで選ぶ」という視点ではなくなっているのです。 — Windows vs Linuxという構図や議論ではなく、別の構図になったという事でしょうか? そうなのです。あるお客様は「目的のシステムはLinuxもサポートしてるからLinuxした」とおっしゃっていました。これは、Linuxだとあれができるから・・というOSありきでシステム検討を始めるのではなく、システム要件を満たすミドルウェア、ソフトウェア、アプリケーションを考えていく上でそれがLinuxでも動くというアプローチになっただけなのです。     OS有りきではなく、結果としてLinuxを採用していた — お客様の意識が変わったという事でしょうか? 少し話が逸れるかも知れませんが、近年のお客様は、OSの違いよりも自社でシステムを作り、ノウハウを貯めていきたいという思考が強いです。意欲的ですよ。そのため今までLinuxを使った事がないお客様でも、システム要件を詰めていった結果としてLinuxを採用したというケースも多いです。 カシオ計算機様の事例は、そのケースです。 IBM BladeCenterの導入の2年後に複数の環境で仮想化を進め、その過程でLinux KVMに出会い、実装を進めました。 その際、KVM環境もお客様自身が積極的に実装しております。もちろんRedHat社の後方支援はあります。     — いわゆる内製化ですね。そうなると、SI会社もビジネス形態を変えて行かなければなりませんね。 はい、しかし一方では、Linuxやx86系のシステムの進展はすごく早いため、お客様が全てをカバーするのは無理があります。そのような幅広い知識をもちながら、お客様のシステム構築・運用を支えてくれるパートナーが求められています。 — なるほど。最近のMERITひろばのWebアクセスを解析してみるとオープンソースの情報やその上のミドルウェアのページが人気です。ノウハウを自社で・・というお客様の背景があるのですね。 そのとおりです。Linuxはあくまでも基盤なので、システム採用はその上のミドル、アプリケーションで決めるわけですからね。   領域拡張しても追加課金が発生しないのは大きなメリット — 概要としては理解できました、恐らくですが(笑)。ここからは、お客様がLinux、KVMを選択するポイントをもう少し具体的に教えてください。 当初の狙いではなく、結果として、Linux KVM採用でメリットが出たというケースをご紹介します。 国内の教育サービス事業会社様のケースです。この事業会社様は、WebShpere Application Server(以下WAS)のJVMを沢山ならべる必要があり、当初、物理サーバ上で1つのOSで複数のJavaを稼働させたところパフォーマンスが低下してしまいました。 この時にお客様が採用していたRed Hat Enterprise Linux (以下 RHEL)のバージョン5.4は、パッケージ内でKVMを標準サポートしていました。 あまり知られていないポイントですが、RHEL Version5.4以上だったらすぐにいくつでも仮想マシンが作れます。Red Hatのモジュールになっているので、KVMを利用していくつ仮想化してもそれに対する追加ライセンスは発生しないのです。最小構成のエディションでも1Guestはついています。これは、いちいち他のハイパーバイザーと箱(H/W)を用意して環境を構築しなくても「すぐに初められる」のです。RHELを使った仮想化の強みと言えます。 これによってお客様は、低コストでパフォーマンスの高い環境を得ることができました。     「PureSystemsは仮想化を前提に設計されている」 — KVMの強み理解できてきました。次はKVMとIBM PureSystemsの相性や強みを教えて下さい。PureSystemsは4月にリリースされて間もないですが最近導入採用事例がでてきました。 しかし私は、カタログレベルの知識しかなく、強みなどを人にうまく説明できるレベルではないのです。勉強不足なだけですが・・・(苦笑) そうですね、非常に良くできたシステムですが、高機能=複雑と思われることもあると思います。ここでは、本仮想化技術を中心に見た場合でご紹介しますね。私は、「PureSystemsは仮想化を前提に設計されている」と紹介しています。 例えば ・シャーシ、ブレードを14ブレードでも14OSではなく仮想化することで何倍ものアプリを可動できる ・ハードと仮想化を統合して管理する思想に基づいている ・個別に管理していたパッチ(OS /ファームウェア等)も統合管理できる などが挙げられます。特に管理業務に対するサポートは強力です。 「仮想化すると仮想化ゆえのワークロードが発生するがそれを吸収していこうという思想」がPureSystemsにはあります。 また、KVMはハイパーバイザーだけなので、管理ツールについては別途用意する必要があります。冒頭でLinuxは「皆に選択肢が与えられている」と申しましたが、 ・よく言えば「選択肢が多い」 ・悪く言えば「統合的なツールは含まれていない」 とも言えます。太鼓判構成ではこれらの管理ツールを含めた構成モデルがあります。 もちろん、PureSystemsはKVM以外もサポートしていますのでマルチハイパーバイザーでプライベートクラウドを簡単に始められます。そして、PureSystemはブラウザのクリックひとつでクラウド領域を増やせていける点も導入後の拡張容易性を支援しています。 逆に特定の仮想化ソフトひとつだけでシステム構築すると依存度が高いのでKVMも使ってみようというお客様も多いです。     お客様はスキルをためて、調べた上でSI/開発会社に提案、助言を求める — ここまでお話を伺っていて「仮想化という軸を持っていると、採用側も提案側もシナリオ一貫して共通理解が得やすい」と感じました。 そのとおりですね。仮想化技術はこれからも発展していき、クラウドサービスにしても特定のシステムにしても当たり前の選択肢になっていきます。 一方でH/W、OS,アプリはそれぞれ進化していきますので、選択肢も複雑化していきます。 冒頭は内製化の話がありましたが、クラウド環境を見てもコストメリットはありますが、外部委託にするとサービス提供者の仕組みに従わなければなりません。Linuxのカーネルバージョンひとつとっても、お客様都合で変更はできませんからね。お客様はこのように、スキルをためて、スペック等は調べた上で、SI / 開発会社に提案、助言を求めてくると思われます。 そのような状況で、スペックだけの提案をしても前に進みませんから、お客様のメリットを中心にご提案差し上げるという視点はいつでも大事です。「業務でうれしい、新しいこと」から伝えられるといいですね。 — 仮想化技術により興味がわいてきました。もっと勉強したいと思います。本日は楽しく会話させていただきながら、大変勉強になりました。お時間いただき、ありがとうございました。  こちらこそ、ありがとうございました。   関連情報 Linux at IBM(IBMサイト) Linux KVM仮想化太鼓判構成(IBMサイト)

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