皆さま、こんにちは。てくさぽBLOG メンバーの梶原です。
私は幸運なことに、海外のイベントである。IBM Insight2015に参加する機会をいただきましたので、読者の皆様に、どんなイベントだったかを前後半に分けてレポートします!
セミナー等でも紹介させていただきましたが、それらをまとめました。今年を振り返り、来期のビジネスやテクノロジーの潮流を考える上で少しでも参考になりましたら幸いです。
Insightとは?:IBMが開催する、Analytics系のビッグイベント!!
今年は、アメリカ ラスベガスにて、5日間にわたり、約1600の個別セッションや、約120のハンズオンなど膨大なセッションが開催されました。
期間 :2015年10月25日 ~ 29日
開催地 :米国ネバダ州ラスベガス
会場 :マンダレイ・ベイ・コンベンション センター
参加者数 :約14,000名
日本の参加者数:200名以上(エンドユーザ様、パートナー様等)
会場のマンダレイベイホテル
展示会場入り口
GeneralSession会場
今回のInsightにおけるキーワードは
「Insight Economy」
意味合いは「効率的、簡潔、経済的な洞察」
このキーワードを軸に、4つのトピックにまとめました。
トピック1:Watsonのビジネス展開
Watson AnalyticsのSaaS提供や、Watson連携可能なCognos Planning Analyticsなどのセッションが多数開催されました。
また、GeneralSessionにおいては、Watsonを活用したビジネス事例が多数紹介されました。
今後、Watsonは、さまざまなSaaS製品と連動していくと考えられそうです。
また、USにおいては、すでにWatsonを利用したサービスビジネスの展開が始まっています。
ただ、日本でのビジネス展開はやはり、日本語対応が必須と考えらますので、継続的な情報収集が必要です。
ちなみに、こんな事例が紹介されてました。
ホテルを対象にした宿泊客向けの問い合わせ対応システム。スマートフォンのメッセージングアプリのようなインタフェースで、『近くにあるお勧めのレストランは?』など、あいまいな質問にも的確な回答をしてくれる。
iPhoneアプリでおすすめワインを自然言語で聞ける。
トピック2:WeatherCompanyの買収
提携・買収関連の発表として、WeatherCompanyの買収が発表されました。
昨年の Insight では X(旧称:Twitter)との提携を発表しています。
ここから何が見えて来るかというと、IBMは、ハードウェア/ソフトウェアの基盤提供だけでなく、「データ」自体を基盤情報として提供するビジネスモデルをスタートしたと考えられるのです。
そう考えると、今後も、同様の発表がなされる可能性がありそうですので、要注目ですね。
ちなみに、こんな事例が紹介されてました。
赤十字社
災害支援に気象情報を活用
自転車レース
前編はここまで。次回後編はトピック3として、Spark、トピック4としてCloudについて紹介させていただきます。お楽しみに。