はじめに
前回は本検証の概要のご説明とBluemixのアカウントを作成しました。(前回はこちら)
今回はデータソースDBサービスのdashDBを作成しテストデータをLoadします。
dashDBはDB2 BLUによるインメモリー・アナリティクスとPureData for Analytics(Netezza)由来のイン・データベース・アナリティクスを融合し、クラウドサービスとして利用することを可能にしたアナリティクス・サービスです。
今回は下記の枠内の箇所です。
dashDBサービスを作成
Bluemixにログイン後、左上のメニューアイコンを選択し「ダッシュボード」を選択します。
任意のスペース名を入力し「作成」を選択します。
※上記が表示されない場合は左にある「スペースの作成」を選択します。
(スペースが作成された状態の画面)
※スペースはその名のとおりBluemix上の使用領域のようなイメージで、このスペース上にアプリやサービスを構築していきます。
左上のメニューアイコンを選択し、「カタログ」を選択します。
(ホーム画面よりメニューを選択した画面)
左側メニューの「サービス」カテゴリ中にある「データおよび分析」にチェックを入れ「dashDB」を選択します。
「Entry」プランになっていることを確認します。
※金額が表示されていますが、トライアル期間内は無料で使用可能です。
「スペース」欄で先ほど作成したスペース名を選択します。
プランが「Entry」となっていることを再度確認し「作成」を選択します。
数分後、dashDBサービスが追加、開始されます。
「LAUNCH」を選択します。
たったこれだけのステップでDBの作成が完了です!
例えばオンプレでサーバーを用意してそこにOracleを導入となると1~3日程度掛かる場合がほとんどだと思います。これは確かに「スピーディー」です!!
dashDBにテストデータをLOAD
「Load」 > 「Load from Desktop」を選択します。
Loadファイルをセットし必要であれば設定を変更します。
下記に記載の手順でCSVファイルを取得し、画面と同じ設定を行ってください。
今回は「developerworks」に掲載のファイルを使用します。
- 上記を開いて、ファイル →「名前を付けて保存」を選択しお使いのPC内に「tokyo.2013.csv」の名称で保存
- IEを使用する場合は、表示 → エンコード →Unicode(UTF-8)を選択し、文字コードをUTF-8に設定
設定完了後「LoadFile」を選択します。
以下の画面と同じ設定となっていることを確認してください。
Loadファイルのプレビューを確認し「NEXT」を選択します。
今回はLoadと同時に新規のテーブルを作成するのでテーブル名、カラム名を指定します。
※別途作成したテーブルに対してLoadすることも、もちろん可能です。
数分後Load完了画面が表示されるので、エラーが発生していないか確認します。
以下の例では8736件すべてのレコードが正常にLoadされました。
(参考)「View the log this load」を選択すると実行ログが表示されます。
※テクノロジーのベースとなっている「db2」のコマンドが使用されているようです。
SQL27966W
/mnt/blumeta0/db2/copy” overrides the COPY NO parameter specified in the Load.
SQL3109N
/opt/ibm/dsserver/work/upload_jlMfI1Rdux1443667564010.csv_144366792701.
SQL3500W
02:52:07.855929″.
SQL3519W
SQL3520W
SQL3515W
02:52:07.908505″.
SQL3500W
02:52:07.909588″.
SQL3110N
the input file.
SQL3519W
SQL3520W
SQL3515W
02:52:08.160457″.
SQL3500W
02:52:08.161942″.
SQL3213I
SQL3515W
02:52:08.931728″.
メニューから「Run SQL」を選択するとSQLの実行環境が起動します。
テストとして、「select count(*) from tokyo」を入力し「RUN」を選択します。
画面下部に実行Logと結果が表示されることを確認します。
8736件のレコードがテーブルに入っていることが確認できました。
次回はついにレポーティングサービスのEmbeddable Reporting Service (CognosBIのレポート機能と同等)を作成します。
このERSを使用するとグラフィカルなレポートを簡単に作成することが可能です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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Analytics担当 伊藤
nicp_support@NIandC.co.jp