IBM AIX

概要

AIXオペレーティング・システム(OS)はオープン・スタンダードに基づく UNIXオペレーティング・システムで、様々なアプリケーションをお望みのハードウェア、つまり、IBM の UNIX OSベースのサーバーで実行できます。

AIX を IBM の仮想化製品と組み合わせると新しいレベルの柔軟性とパフォーマンスが実現され、少ないサーバーにワークロードを集約して、効率を高めエネルギー消費を節約することができます。

AIX は、現在の IT環境の需要を満たす上で不可欠な高水準のセキュリティ、統合、柔軟性、信頼性を実現します。Powerアーキテクチャー・テクノロジーに基づく IBM のサーバーで動作します。

 

AIXの変遷

オープン・スタンダード・ベースの UNIXオペレーティング・システムである AIX は、数十年間にわたる IBM の技術革新を活用しています。

AIXテクノロジーは、仮想化のための PowerVM や高可用性のための PowerHA、セキュリティとコンプライアンスのための PowerSC と緊密に統合されて最適化されている上、Db2、WAS (WebSphere Application Server)、コンパイラーや開発ツール等、幅広いミドルウェアとソフトウェア・スタックによる最適化を提供します。

AIXの変遷

 

特長

IT環境のパフォーマンス、エネルギー消費、柔軟性、可用性に関する厳しい要件を満たすために役立ちます。

市場での勢い

過去数年間で UNIX市場におけるシェアを大幅に拡大し市場を牽引する AIX は、将来に渡って最適かつ安定した環境を提供します。

優れた柔軟性

各種のベンチマークは、Powerアーキテクチャー・テクノロジー・ベースのプロセッサーを搭載した IBM のサーバーにおいて、AIX のパフォーマンスの拡張性が非常に高いことを裏付けています。

仮想化

ソフトウェアでの仮想化機能を組み込み、ハードウェアの仮想化機能を活用できます。
また、ワークロードを集約し、サーバー利用率を高めコストを削減します。

セキュリティ

安全な IT環境を提供することを目的とした機能を有し、既存のセキュリティ・インフラストラクチャーにも統合可能です。

広範なアプリケーションサポート

独立系ソフトウェア・ベンダー (ISV) は、AIX を優れた UNIXオペレーティング・システムと認識しています。

    • 3000社を超えるISVが8,000を超えるのアプリケーションを提供
    • お客様が必要なアプリケーションの多くはAIX上で稼働可能

バイナリ・レベルの互換性

新しいリリースになってもバイナリ・レベルの互換性を維持し、何の不安もなく最新のリリースにアップグレード可能です。

シンプルな移行

IBM のカスタマイズされたサービスにより、他社UNIXプラットフォームから AIX への移行は迅速かつ容易です。

ワークロード最適化

パフォーマンスを最適化しつつ運用を単純化することを目的とした機能をサポートしています。

 

製品エディション

Standard Edition

  • 従来「AIX」と呼ばれてきた内容のエディション
  • POWER7、POWER7+、POWER8、POWER9プロセッサを搭載するサーバーで稼働
  • 単一パーティション内において最大256コアおよび 1024スレッド
 

Enterprise Edition

  • Standard Editionの全機能に加え、IBM Cloud PowerVC Manager、PowerSC、IBM Tivoli Monitoring、IBM BigFix Lifecycle組み込み
  • Enterprise Edition では、これらの製品に対するオーダーやサポートを一本化
 

Enterprise Cloud Edition with AIX

  •  PowerSC, PowerVC, VM Recovery Manager for HA, Aspera HIghspeed Transfer Endpoint, Cloud App Management Baseなどを同梱
    (AIX Enterprise Editionとは同梱製品が異なる)
 

導入効果

DBサーバーの統合

  • 周辺x86 + Oracle やDWH基盤を取り込んだDB統合基盤
  • 蓄積されたデータをビジネスの成長に活用するアナリティクス基盤
  • 膨張するDBサーバーの運用負荷・維持コストを軽減
 

増え続けるサーバーの運用負荷を統合で解消

  • Power VMで仮想化のメリットは享受したままでライセンス問題を解決
  • Power Systemsのアーキテクチャーはアナリティクスに求められる大量データの高速処理に最適
  • お持ちの環境にLPAR追加で簡単にスモールスタートが可能
 

より大量のデータをより早く処理することで迅速な意思決定をサポート

  • 負荷が予測しにくいアナリティクス基盤にも適した柔軟な仮想化によるリソース配分
  • 現行のアナリティクス環境のパフォーマンスを改善し、迅速な可視化・分析による正確な意思決定のサポートを実現
  • 今あるハードウェア環境を利用して、アナリティクス基盤のスモール・スタートをサポート
 

サポート・ロードマップ

IBM AIX サポート・ロードマップ

参照:AIX support lifecycle information(IBMサイト)

 

参考情報

IBM AIX(IBMサイト)

 
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